Sulphur (ソーファー/硫黄) ②  

Sulphurの患者は、目眩を伴う問題が、かなりある。外気中に出たり、長い間立っていると、目眩が起きる。朝起きがけに、頭が鈍く、立ち上がると目眩がする。

鈍い感じがして疲れ、寝ても休まらず「目が回る」。バランスをとるのにしばらく時間がかかる。睡眠後、集中するのに時間がかかる。ここに、眠りからの悪化rや、立つ事からの悪化が見られる。

頭は、多くの症状を備えている。

Sulphurの患者は、周期的にむかつくような頭痛が起きやすい;鬱血性の頭痛、吐き気や嘔吐を伴い、昏睡状態を伴う大きな鬱血の感覚。週に1回または2週間に1回、ひどい頭痛が起こり、特徴的な7日間の悪化が見られる。

働き盛りの男性の日曜日に来る頭痛のほとんどは、Sulphurで治る。これは解る。日曜日は唯一仕事をしない日で、朝は遅くまで寝ていて、頭全体を含む頭痛と共に起き、ダルさと鬱血を伴う。多忙さと活動のため、平日は頭痛が起こらない。

また、7~10日ごとに周期的な頭痛があり、吐き気や胆汁の嘔吐を伴う人もいる。また、2~3日続く頭痛がある;うっ血性の頭痛。嘔吐を伴わない吐き気を伴う頭痛や、胆汁の嘔吐を伴う頭痛がある。頭痛は前かがみになると悪化するが、一般的には暖かい部屋で改善する;光で悪化するため、目を閉じて暗い部屋に入りたがる;振動や、食後に悪化する。

頭全体が敏感で、目が赤くなり、しばしば涙が出て、吐き気や嘔吐を伴う。頭頂内部のひどい熱に常に悩まされている人で、時々起きる頭痛がある。頭の頂が熱くて、燃えるようなので、冷湿布を頭頂に当てたがる。このような熱が伴う頭痛は、冷やすと改善することが多いが、それ以外では、暖かい部屋で頭は楽になる。

頭がバカになったような感じがして、時々考えられなくなる。動く度に悪化し、飲食後に悪化し、冷たい飲み物を胃に入れると悪化し、温かい飲み物を飲むと良くなる。頭痛がある時は、顔が腫れあがる;真っ赤な顔になる。赤ら顔で、汚れた顔、或いは浅黒い顔、顔の静脈うっ滞のある人における頭痛;目が充血し、皮膚が充血している;顔が膨れて静脈が見える。Sulphurは、朝、頭痛やめまい、赤ら顔で起きる人に役立つ;朝、顔がとても膨らんでいる感じがして、赤ら顔で、目が赤いので、その日中のいつか頭痛が起こるとわかっている、と言う人に有効だ。

頭痛が起こる前に、目の前がチカチカしたり、色がチラチラしたりする。きらめき、星、ノコギリの歯、ジグザグなどが見えるのは、頭痛の前兆である。私が知っているSulphurの頭痛の中には、目の前に奇妙な外観を呈するものがあった;斜めに配置された菱形の図形で、上側に鋸歯があり、体は斑点で埋め尽くされている。この図形は、見るものの片側に見えることもあれば、反対側に見えることもあるが、両目で同時に同じようにはっきりと見えるのである。

このノコギリの歯は光の点滅で、図形の基盤は、虹色全色になるまで、どんどん暗くなっていく。胃が不調だと、必ずこのような特異なビジョンが見える。朝食後に来ることもあれば、昼食後に来ることもある。また、夕方空腹時にも現れ、食べるのが遅くなる。これらのジグザグ形は、胃の中の空腹感と一緒に来ることが非常に多い。

Natrum muriaticumとPsorinumのどちらも、同様に、頭痛前に、ジグザグや点滅の形が現れる、という状態がある。それらは頭痛を予告するものである。これらのジグザグ、点滅、火花、星、不規則な形が周期的に目の前に現れ、1時間ほど続くこともある。頭の中では多くのズキズキした痛みが起きる。朝の頭痛、正午の頭痛。また、前述のように夕食後に始まる頭痛が夜まで続き、睡眠の妨げになる。

頭皮。外側の頭には何とも言えない痒みがある;継続する痒みがあり、ベッドで温まると痒くなる。寝床の暖かさで悪化するが、寒さでも悪化する。 かゆみを伴う発疹;痒みを伴う発疹、鱗状の湿った発疹、乾燥した発疹;小水疱、吹き出物、膿疱、腫れ物;一般的に頭皮に発疹が見られる。髪の毛に多くのフケがあり、髪の毛が抜ける。 泉門の閉鎖が遅い。

「頭頂部に湿気を帯びた不快な発疹ができ、膿で一杯で、蜂蜜のようなかさぶたになって乾く。頭部白癬。」
「湿気を帯びた不快な発疹は、厚い膿と黄色いカサブタを伴い、出血と火傷を伴う。」
髪の毛が乾燥して抜け落ちる、など。

昔は瘰癧と呼ばれていたが、現在では乾癬と認識されているような症状が多い。あらゆる 「風邪」が目に定着する傾向がある。目からの粘液や膿が出る。まぶたの潰瘍や肥厚、まぶたの外側や内側への巻き込み、まつ毛の抜け;赤く動揺した状態。

「Sulphurの患者の目の不調」と言えば、あらゆる種類の目の病訴を網羅していることになる。

Sulphurは広範囲の目の症状があります。目の症状、顔や頭皮の発疹を伴い、皮膚のかゆみを伴い、特に寝床で温まるとそれが起きる。洗うことで悪化するカタル性の眼症状。

入浴によって目の症状が悪化するだけでなく、患者自身が入浴によって悪化し、入浴自体を嫌がり、寝床の暖かさで悪化する痒みがあり、慢性的な病的な頭痛があり、頭頂に熱を持っている場合、このような症状が併発していると、目の症状はどうあっても、Sulphurで治すことができる。

Sulphur.は、白内障や虹彩炎、炎症性疾患や不透明感、そして下記のあらゆる症状を治している。

「視覚の幻覚」(頭痛と共に起きる)
「目の前がチカチカする」(上記説明)
「小さな黒い斑点;暗い点や斑点;黒いハエが目から遠くないところに浮かんでいるように見える;ガスの火やランプの光が、光輪に包まれているように見える。」など。

目の前には、このような独特のイメージがたくさんあるが、すべてSulphur の体質を持っている。

「目が燃えるように熱くなり、痛みを伴う痛みがある。」

すべての「風邪」は目に定着する。つまり、目の症状がある場合はそれが増強され、目の症状がない場合は、すべての「風邪」からこれらの症状がもたらされる。

耳はカタルに悩まされる。カタル状態がSulphurの非常に強い特徴であることは、一般的な症状で学んだ。体のどの粘膜も逃れることができず、すべてカタル性の分泌物があり、大量の、時には膿性の、時には血性の分泌物がある。目や耳も例外ではない。

カタル状態は、耳が聞こえなくなるまで続く。粘膜と鼓膜の肥厚。聴覚が失われるまで、耳の中であらゆる種類の奇妙な音がする。構造的な変化で耳が聞こえなくなった後で、たとえ耳が聞こえなくなった時の治療法がなくても、患者を治すことができる。

耳が聞こえないのが治るかどうかを知りたい、という患者には、絶対に言えないことがある。病訴の多くは中耳にあり、それを検査することができないので、どの程度の構造的変化が起きているのかわからない。患者が十分に治癒した場合には、それを確かめることができると言える。構造的変化がそれほど大きくなければ、患者が治った後には消えてしまう。

内部の器官が破壊され、中耳が乾燥して、萎縮したカタルになった場合、その中耳を回復させることはほとんど期待できない。中耳は破壊され、感覚に必要な部分は萎縮してしまっているため、もはや感覚は認識できない。患者には、治る見込みがあるかどうかを話すしかない。

臓器を治すという考えを、頭の中に入れてはいけない。その考えをできるだけ頭に入れないようにし、臓器の病気を突き止めろと言われても、患者自身が病気なのだから、何も言わないのがよい。

なるべく病気の患者のことを考えて、病名や臓器の病理の状態のことは考えないように。だから、患者に「先生、私の耳を治してくれませんか」言われたら、

“まず、あなたを治すこと。最初に最も重要なことは、あなたを治すことです。」と答えなさい。

患者を治すことで、その後、耳や聴力に何ができるかが見えてくる。このようにして、あなたの心を適切な形に保ち、あなたと患者との関係を正しく保つことができるのだ。もしあなたがずっと耳の話をしていたら、患者は自分の耳のことで、自分の人生のことを心配するだろう。

「いつになったら耳に何かしてくれるのですか。いつになったら耳が聞こえるようになるのですか。」

まず、患者全体を治療するという理解から始めよう。まず、患者のことを思い、それを理解しよう。ホメオパシーの専門家がいないので、耳の疾患のために患者が専門医に行くという考えはやめたほうがいい。

治療すべきは全体の病である。患者自身の体質から切り離して考えられる、耳のトラブルというものはない。Sulphurは「特に食事や鼻をかむ時、頻繁に耳が詰まる」「耳の中で音がする。」

様々な種類の炎症。Sulphurの患者の耳からの分泌物。

私はSulphurが耳のレメディであるとは言っていない。局所的な症状ではレメディーにたどり着けなかったのに、患者に合わせてレメディーを選択すれば、こうした「局部の疾患」の患者を治せることが多い。

Sulphurを耳だけとか、子宮脱だけで考えもしないが、患者はSulphurを必要としている。Sulphurを与えると、患者の体質が整い、臓器が秩序あるものになるのを見て、驚くことだろう。

体のあちこちにある痛みに合わせて、医師が処方すると、失敗することがある。医者は、患者の痛みに似たある種の痛みを見つけるために、徹底的に治療薬を探す。些細な痛みを気にすることなく、患者自身を治療すべきである。

したければ、残してもいいが、その患者のためのレメディーを手に入れるのだ。その痛みがレメディーに含まれていればよいが、そうでない場合も気にしてはならない。小さな症状を気にしてはいけない。患者を治療する上で、最も重要なキーポイントさえ、省いてしまうかもしれない。

時には、その痛みだけが患者さんの治したい症状であることもあるが、それが古い症状であれば、最後に治るのはその痛みだ。このような状況では、患者はその痛みがいつ治るのかを知りたくて、あなたの人生を悩ませることになるが、もし、あなたにその問題についての知識があれば、最初にその痛みが和らがることは期待しないだろう。

患者さんを抱きしめるために、こう言わなければならないことがある。

「その症状が先に治らず、とるに足らない、このような小さな症状が先に治る。」と。

その患者を生涯に渡って保持することができるのは、あなたが真実を語ったからであり、あなたが知っていることを、その人に示したからに他ならない。そのような仕事は、正直に獲得した仕事である。

鼻のカタル性疾患は、Sulphurでは非常に厄介だ。

「古いカタルのような鼻の前の臭い」と、Sulphurの鼻は非常に厄介であり、このカタルの状態は非常に厄介で、臭いで気持ち悪くなる。自分がカタルの臭いがすると思い、他の人もその臭いがわかると思う。この古いカタルの臭いや、不潔なものの臭いで、彼は吐き気をもよおす。常にくしゃみをして、鼻が詰まっている。鼻風邪の項には「鼻から水が滴るような流血」とある。

鼻汁はすべて刺激的で燃えるよう。

これはSulphurでの状態だ。「風邪」をひくたびに、鼻水が出てくる。風呂にも入れず、熱中症にもならず、寒い場所にも入れず、無理をしてもこの「鼻風邪」になる。

天候の変化が新たな発作を引き起こす。春に腫れ物や春の洗浄剤としてSulphurを大量に摂取する習慣のある老人の多くが、一年中、鼻風邪やSulphurの様々な病訴に悩まされていることを観察している。

もし、このような老齢のSulphurを服用している者を探し出すことができれば、ホメオパシー医にとって興味深い、Sulphurの非常に良い像を手に入れることができるだろう。また、鼻血が出たり、鼻の中に乾燥した潰瘍やかさぶたができたりする。

Sulphurの顔の一般的な側面については十分に説明したが、特に覚えておかなければならないのは、静脈のうっ血、汚れた外観、赤い斑点、病的な外観、偽の多量性の外観である。それは、青白い顔から赤い顔へと変化する顔であり、青白い顔は乱れやすく、興奮すると顔が赤くなり、暖かい部屋にいると顔が赤くなり、少しの刺激でも顔が赤くなり、特に朝になると顔が赤くなる。顔の上に噴出物ができる。

特に顔の右側に、周期的に激しい神経痛が起こる。長く続いて飽き飽きする右側の神経痛。マラリアが発生する気候地域に住んでいる人の持続的な神経痛で、BelladonnaやNux vomicaなどの短時間作用型の治療薬を与えた場合、短期間だけ苦痛を軽減する。症例全体を検討した結果、Sulphurの患者であることが判明した場合、Sulphurは神経痛を永続的に治す。

Sulphurは顔の丹毒性炎症を治す。 Sulphurでは、丹毒は顔の右側と右耳のあたりから始まり、右の耳はかなり腫れ、ゆっくりと広がり、動きが鈍く、異常に紫色になる。 患者の全体像が、不快で不潔な患者で、洗っても洗っても、皮膚はしわくちゃでしなびていて、干した牛肉のようだ。

Sulphurは、小水疱や巨大な出血を伴って急激に発症する症例にはあまり適していないが、最初は顔に斑点状のくすんだ赤い斑点が現れ、少し離れたところに別の斑点、さらに別の斑点があり、これらがすべて一緒になっているような症例には適しており、1週間ほどでドロドロした丹毒状態になり、静脈が膨張しているように見え、意識不明の状態になる。

このような場合、Sulphurがどのように作用するかを見れば、驚くことだろう。Sulphurは、それを発展させるための活力がないかのようにゆっくりと、丹毒性の炎症を起す。一方、それがArsenicum、Apis、Rhus toxであれば、急速に広がっていく。ArsenicumとApisは火のように燃え、Rhusは水疱が紅斑の上にできる。

Sulphurでは、顔全体が湿った鱗状のかゆみを伴う湿疹で覆われることがある。乳痂は頭皮と耳を含み、湿気があり、厚い黄色の痂皮が積み重なり、かゆみを多く伴い、ベッドで暖まると悪化する。子供は布団をかけないで寝たがる。覆われている部分に痒みがある場合、その部分が温まると痒みが増す。これらの発疹は、眼病、眼や鼻のカタル性疾患と関連している。

Sulphurの患者は、唇に厚い付着物があり、かさぶたのような唇、ひび割れた唇、唇と口角にひび割れがある。唾液が口からにじみ出て、赤い筋ができる。顔の下部に痒みと灼熱を伴う発疹ができる。口の周りにヘルペス性の発疹ができる。これらはすべて燃えるようで、唾液から表皮剥離が起きる。顎の下あたりに腺の腫れがある。顎下腺の腫れと化膿 耳下腺の腫れ。頸部の腺は肥大している。

Sulphur体質では、歯が緩み、歯茎が歯から離れ、出血が起きたり、燃えるようだったりする。

虫歯になる。口の中や舌の状態が全般的に不健康である。変な味がし、舌が汚い。口の中に潰瘍ができ、潰瘍の中で燃焼する。アフタでは、燃えるような痛みや刺すような痛みがある。口の中に白い斑点がある。

Sulphurは、授乳中の乳児の口内炎や、授乳中の母親に発生する口内炎に非常に有効なレメディである。また、頬の内側の表面を食い尽くすような、根深い段階的な潰瘍にも効果がある。舌の上や、不健康な歯が押し付ける口の中の側面に、独特の小さな結節ができる。

この結節が舌の端に沿ってできると、痛みのために会話もできず、呑み込むこともできない。舌を動かさずに取り込める食べ物で過ごさねばならない。時には舌全体に及ぶこともあり、良性であっても癌と呼ばれることがある。

Sulphurは、症状が一致する場合、慢性的な喉の痛みに素晴らしい薬である。

老齢のSulphurの患者は、これまで述べてきたように、一般的なカタル状態に苦しんでおり、喉の症状もそのようなものである。潰瘍化にまで至るカタルの状態がある。扁桃腺は肥大し、数週間から数ヶ月にわたって紫色の様相を呈し、喉は全体的に痛んで、痛みに敏感な状態である:だが、急性の喉の痛みもある。炎症には特に有効。

紫がかったくすんだ色は、特に老齢のSulphurの患者は、これまで述べてきたように、一般的なカタル状態に苦しんでおり、喉の症状もそのようなものである。潰瘍化にまで至るカタルの状態がある。扁桃腺は肥大し、数週間から数ヶ月にわたって紫色の様相を呈し、喉は全体的に痛んで、痛みに敏感な状態である:だが、急性の喉の痛みもある。炎症には特に有効。

紫がかったくすんだ色は、特にSulphurの色だ。喉の焼けるような痛み、刺すような痛み、今表皮が剥離した、ヒリヒリする、炎症、嚥下困難などがしばしば見られる。ジフテリアを治している。

食欲、欲求、嫌悪感については、一般的な項目で十分に説明した。Sulphurの患者は一般的に消化不良の患者であり、ほとんど何も消化できない患者だ;普通の食事のようなものは何も消化できない。

食前に空腹感が消え、胃が敏感。

Sulphur の患者は長い間食事をしないでいられず、気が遠くなり、弱くなる。少ししか食べていないのに、肉を食べた後や、健康な胃腸だったら消化できる食べ物を食べた後に、胃にかなりの重苦しさがある。

そして、彼は痛みで苦しむ。彼は胃の痛みを焼けるような痛みとか、大きな痛みと表現する。胃の中に病的な感覚があり、胃の中がヒリヒリして、表皮剥離したように感じる。彼はこの感覚を次のように表現する。

「食後の胃の痛み」
「食後に胃に重さを感じる」などだ。

Sulphurの胃は弱く、消化に時間がかかる。胃が不調のため、酸や胆汁性の嘔吐がある。胃からの酸の湧出により、口の中に酸っぱい味がする。

肝臓は、非常に厄介な臓器だ。

肥大と硬結があり、多くの痛み、圧迫感、苦悩がある。肝臓のうっ血に伴い、胃にも通常の症状が現れたり、すでに症状がある場合は悪化する。黄疸が出て、肝臓が腫れたり膨らんだりする感覚があり、肝臓に鈍い痛みがある。

胆石ができやすく、周期的に胆管部に引き裂くような痛みがあり、それに伴って顔色が悪くなる。

Sulphurの肝臓の患者は、慢性的に黄ばんだ肌になりやすく、増えたり減ったりする。この患者が風邪をひくと、それは肝臓に定着する。風邪をひくたびに、入浴するたびに、天気が変わるたびに、肝臓の症状が悪化し、それが悪化すると他の問題が減る。胆汁性嘔吐の発作や、その人が言うところの「胆汁性頭痛」の発作の際に、その症状が現れる。

時にはヤニのように黒い便、ある時は緑色で太い便、そして白い便が出ることもある。これらの便は、肝臓の肥大化に伴って交互に変化し、胆石ができやすくなる。

Sulphurの患者は、腹部の大きな膨らみ、腹部の回転、腹部の痛みに悩まされる。

腹部の内臓が下に垂れ下がり、落ちているように思えるため、立っていられない。慢性的な下痢に伴い、生々しさ、痛々しさ、膨らみ、焼け付くような感じがあり、これが腹部の結節に向かって、より深刻な問題になっていく。腸間膜腺は結節でろ過される。腹部の発疹に伴って毎晩痒みがあり、痒みはベッドで温まると悪化する。帯状疱疹は側面から出てきて、体を取り囲むような形になる。

また、この人は鼓腸症の患者でもある。多くの腹鳴、多くの膨満感、多くのゴロゴロとした腹鳴がある。疝痛の発作があるが、鼓腸はしない、ガスは弱い。疝痛のひどい発作、切り裂くような痛み、引き裂くような痛みは、どのような姿勢でも緩和され、腹部全体が焼けつくように痛み、腸が痛む。

腸管全体のカタル。吐いたものは酸っぱくて口の中を汚し、肛門から通るものは酸っぱくて部位が生々しくなる。液体の便は通過中に火傷し、湿った鼓動を通過する際にも多くの火傷をする。よく便意を催すが、便座に座っている間は、液体や水分が少ししか出てこず、その液体は火のように燃え、肛門は生々しくなる。

便は、薄い便、黄色、水っぽい便、粘液状の便、緑色の便、血の混じった便、排泄物の多い便などがある。便は不快臭があり、しばしば気分が悪くなり、部屋中に浸透する臭いがして、「便の臭いが、まるで自分が汚したかのように、その人の周りについてくる」。

下痢は特に午前中に起こり、通常は午前中に限られる。朝、ベッドから飛び起き、起き上がってベッドから移動するとすぐに便意を感じ、大急ぎで行かないと便が出なくなり、便器にたどり着くまで我慢するのが大変である。

午前中が典型的な時間帯であるが、午前0時以降、午前0時から正午までの間に起こる下痢が、Sulphurの下痢である可能性がある。午後に発症する習慣のある下痢をSulphurで治すことは、ほとんど期待できない。Sulphurは夕方の下痢を悪化させることがあるが、それは例外で、Sulphurに期待できるのは朝の下痢である。

Sulphurは、コレラや、コレラの時期に起こる下痢で、朝に下痢が始まるような場合には、素晴らしいレメディーである。また、赤痢で、血の混じった粘液状の便が出て、常に力んでいるような場合にも大きな効果を発揮する。Mercuriusに見られるように、便を出し終えることができないような感覚のために、便の前に長く座っていなければならない。このような典型的なMercuriusの状態は、ぬるぬるした便で、最後まで終わらないような感覚がある。

Sulphurは、Mercuriusが上手くいかなかった後にこの状態を治すことが多い。Mercuriusを間違って投与した場合、SulphurはMercuriusの自然に後続する。赤痢では、このテネスムスが最も激しい性質のもので、血便で、尿意を強く伴う。

Mercurius corrosivusが最も早く効く。テネスムスがそれほど激しくなく、尿意を催すことがあまりないか、または全くない場合は、Mercurius solubilis がより自然なレメディーである。これらの薬は、赤痢においてはSulphurに非常に近いが、Sulphurよりも一般的に適応される。Sulphurの患者には、もちろんSulphurが赤痢のレメディーとして適している。

この人は外痔核と内痔核に悩まされる。痛くて生々しく、焼け付くような痛みがあり、出血と水便とともに出てヒリヒリする。

泌尿器系の症状と膀胱や男性性器の症状が組み合わさって、Sulphurでは非常に重要なグループとなる。

膀胱のカタル状態があり、常に尿意を催し、排尿時は燃えるようでヒリヒリする。排尿時に尿が尿道を傷つけ、その痛みは排尿後も長く続く。前立腺肥大症を患っている衰弱したの人、年老いた発明家、座りっぱなしの生活をしている年老いた哲学者などに適する。排尿時や排尿後に尿道が熱くなり、淋病に似た尿道の分泌物が出るが、実際には慢性的なカタル状態である。

尿に粘液が混じり、時には膿が出る。淋病の古い症例や老齢の患者で、通常の淋病治療薬や、特にその排出物に適した治療薬では緩和されない場合、また、患者自身がSulphurの患者である場合。

このような患者は淋病を患っており、新しい外観や分泌物自体に適合したレメディーで治療されてきたが、尿道のカタル状態が続き、尿道が燃えるようで、尿管の腫れ、赤み、腫れ、プツプツとした状態を呈し、リネンを汚すのに十分な程度の一滴しか集まらず、これが毎週、時には何年も続いている;ポテンシー化したSulphurを十分長く作用させれば、この分泌物は治るだろう。

Sulphur は、糖尿病の初期段階で、尿中に糖分を含む患者を治癒しました。Sulphur は睡眠中の不随意の排尿を治す。風邪をひいたときに起こるトラブルを治すことができる。ある患者のすべての “風邪 “が膀胱に定着する。これはDulcamaraのようなもので、Dulcamaraが効かなくなったり、初期の段階で適していた場合は、Sulphurがそれによく続く。尿の連続的なヒリヒリする痛みと頻繁な尿意;排尿後長い間、尿道が焼けるような、チクチクするような、痛みがある。

性器に多くの発疹がある。

性器のかゆみ、ベッドで温まると悪化する;性器に大量の汗をかく;性器が冷える。男性の場合、インポテンツ:性欲はかなり強いが、適切な勃起が得られない;或いは挿入前に精液が出てしまうか、挿入後すぐに精液が出てしまうる。亀頭と包皮の周囲に炎症状態がある。包皮の下にヘルペスのような発疹ができ、かゆみと熱感がある。この患者は、性器のかゆみを伴う発疹に悩まされている。

包皮が狭くなり,引き上げることができない。 炎症性包茎;包皮の肥厚または制約。炎症性包茎は,包茎が何らかのトラブルに依存しており,それ自体が治癒可能である場合には,レメディーによって治癒することができる。先天性の包茎はレメディーでは治らない。性器は患者にとっても診察する医師にとっても、非常に不快臭のあるものである。患者は非常に不潔である可能性が高く、入浴しないため、性器には自然な不潔さが蓄積される。排便時に前立腺液が排出される。

女性生殖器では不妊症がある。月経不順があり、わずかな乱れで月経が抑制されます。月経に関連した出血、子宮出血、長引く子宮出血がある。

中絶において、Belladonnaを選ぶかもしれない。それは、女性が中絶している間には適しており、現在の状態を克服するかもしれない。あるいは、初期の状態に適したApisやSabinaを選択し、出血を一時的に遅らせるか、止めるか、あるいは胎児の排出を早めることができる;しかし、出血は再び始まり、その再発で苦しみが長引く。このような症例の多くにおいては、患者にSulphurを投与するまで何もできない。

症状が覆われている場合は、Sulphurが非常に有効である。Belladonnaが投与された時は、Sulphurで後続しなければならないことがよくある。Sabinaは、流産の際に最も激しい出血を起こすが、これにはSulphurが必要であると言われている。このような出血性疾患では、長期にわたる反復的な出血、慢性的な状態、最初の、あるいは最も刺激的な時期ではなく、最も早く噴出した時期でもない場合、非常に頻繁に指示される2つのレメディーは、Sulphur と Psorinumである。

普通のレメディーにもかかわらず、また、骨盤に関連する症状のグループに合わせて選択されたレメディーにもかかわらず、出血が再発してしまう。多くの場合、出血時には骨盤の症状が目立ち、他の症状はすべて覆われている;しかし、次にその女性に会ったときには、他の症状が出るほど静かになっていて、数日後にはさらに多くの症状が出てくる。

これは麻疹とは違う。麻疹や猩紅熱、水疱瘡が終わるまでは、慢性の状態を調べる必要はない:これはマヤズムである。しかし、出血は彼女の体質の一部であり、マヤズムではない;したがって、出血が激しく、レメディーを必要とする場合は、おそらくBelladonna やAconiteのような短時間に作用するレメディーが最も適しているだろう;しかし、体質に目を向けると、AconiteやBelladonnaの後に何らかのレメディーが必要になる可能性が高く、一般的にはSulphurがそれにあたる;急性期のレメディーは、その激しい作用に適したものであり、その後に補完する薬が続く。

Sulphurを必要とする女性は、気候変動期にありがちなほてりに悩まされており、LachesisやSepiaと競い合う。SulphurとSepiaは、少女や高齢者でさえ、非常に激しい月経困難症に適している。

Sulphurを必要とする女性で、月経が始まってから長く続いている最も激しいケース。痛みの種類、子宮の敏感さ、出血の様子、つまり骨盤の症状だけでレメディーを選択すると、失敗してしまう。骨盤の症状が一般論に当てはまらなくても、患者自身を治療しなければならない。一般面が一致していれば、Sulphurは骨盤の症状に合わせることができなくても、月経困難症を治すことができるのである。どのような場合でも、一般面が常に先行し、支配する。

Sulphurは膣内に激しい灼熱感がある。外陰部の面倒なかゆみ。性器からひどい不快臭。性器の周り、太ももの内側、腹部から大量の泡のような汗が出る。

この人は臭いが吐き気を催すほど攻撃的であり、この一般的な状態は真実であり、それは気のせいではない。臭気に対する過敏性を覚えておくといい。大量の、不快な、灼熱の、粘り気のある月経。白っぽい場合もあれば、黄色の場合もある;不快で、刺激的で、その部位や表皮剥離部にかゆみを引き起こす。

妊娠中、または妊娠初期にのみ、多くの吐き気がある。Sulphurを必要とする女性においては、それが吐き気を止め、長引く痛みはほとんどなく、容易に陣痛を迎えることができるだろう。このような場合、唯一の痛みは、胎児の頭の圧迫によるものである。陣痛は苦しいものであるが、適切なレメディーを用いれば、比較的楽になる。Sulphurは、分娩中かなり大変な苦しみを味わっている女性、つまり陣痛が長引く女性に適する。厄介な後陣痛。乳腺の腫れにも適している。

次に、膿性の悪露や悪露の抑制を伴う敗血症の状態がある。3日目に寒気がして、悪露が抑制され、その女性は高熱を出し、頭から足まで汗で覆われているようなケースがある。布団の中に手を入れると、体から蒸気が上がってくるのを感じ、手を離したくなるほどの熱さである。意識が朦朧としており、腹部全体が敏感になっている。

みなさんは今、悪露の抑制の意味を知っている;産褥熱を手にしている。Aconite, Bryonia, Belladonna, Opium,などを探し回る代わりに、Sulphurをよく調べなさい。それらで、ほとんどの場合失敗するが、Sulphurはまさにそのような状態に合い、多くの産褥熱を治している。

これらを使うとほとんどの場合は失敗しますが、硫黄はまさにそのような状態にピッタリで、

乳熱や乳腺の不調だけで、寒さも急性のものであれば、短時間に作用するレメディーがよく効くし、 Aconiteも役に立つが、敗血症の場合には、Sulphurが根元まで行く。ゲップをしたり、胃に空腹感があったり、夜になると沈んだり疲れたりして悪化し、全身に湯気が立ち上るような感覚やほてりが次々と起こる時には、Sulphurを与えなければならない。

一方、このようなケースで、熱い汗やその他の一般的な特徴を伴って、次から次へと連続して硬直が起こり、それらが終わらない場合、Sulphurと同様にケースに深く入り込む Lycopodiumなしでは、そのケースから抜け出すことはできない。全身に小さな寒気と小さな震えが連続して起こり、脈拍が体温との適切な関係を失っている場合は、 Pyrogenを投与しなければならない。体が紫色に見え、全身に冷や汗をかき、反復または間欠的な悪寒があり、悪寒の間だけ喉が渇き、悪寒の間に顔が赤くなる場合は、Ferrumを投与しなければならない、他のレメディではこのような症状は出ないからである。

体の片側が熱く、反対側が冷たい状態で、その女性が涙ぐんでいたり、恐怖で震えていたり、神経の興奮や落ち着きがないと感じていたら、同じく敗血症の状態を持つPulsatillaを与えると、敗血症の状態を克服するのに十分である。

Sulphurは、外科的な発熱が、このような熱の点滅と蒸し汗の形をとる場合に適している。このような根深い敗血症の状態では、最初から最後までどこかでSulphurが必要になるだろう。敗血症の初期段階では、Bryonia の症状がいくつか見られるかもしれないが、Bryonia はそのようなケースには対応できない。敗血症の状態では、最初の24時間で先手を打ちたいものであることを忘れてはならない。

すぐにSulphurに行きなさい。さて、もうひとつ、Sulphurを与えるのを間違えて、その症例に効かないとわかったとしても、Sulphurは常にその症例を単純化し、良い結果をもたらし、決して台無しにしない。始めるための良い基盤を与えてくれる。精神や神経の症状が残っていても、すぐに対応しなければならない激しい敗血症の状態を克服したことになり、多くの場合、残っている症状は単純だ。Sulphurは、症状が完全には明らかでない場合に、まず始めるべき一般的な治療薬です。

このレメディーは、呼吸が苦しく、少しの運動でも息切れし、大量の汗をかき、疲れ果て、喘息のような呼吸をし、胸の中で多くのガラガラ音がする。

風邪をひくたびに、胸や鼻に症状が出る。いずれの場合も、カタル状態が長く続き、終わらないようで、常にカタル状態のままだ。

「風邪をひくと必ず喘息になる」という場合はDulcamaraが必要だが、その発作の後遺症が残っていることが多く、医師は深く作用するレメディーを与えなければならない。Dulcamaraができるだけのことをした後、Sulphurが補完的なレメディーとして登場する。Calcarea carb.はDulcamaraと似たような関係にある。

鼻や胸内や肺は、多くの問題を引き起こす場所である。患者は肺炎を患っており、浸潤期に及んでいる。Bryoniaが脅威的な特徴を克服した後、この進行した段階で症例を取ったが、今、患者は回復すべき時に回復しない;全身に汗をかき、疲れており、「何かおかしい、負荷がかかっている」という奇妙で特異な意識があり、「呼吸が苦しく、熱のほてりと交互に起きるが、熱はあまりない。と言っているのをよく耳にする。

さらに検査してみると、肝炎になっていることがわかり、Phosphorus、Lycopodium、Sulphurなどのレメディーが必要になるが、Sulphurはその中でも特に優れている。

Bryoniaが初期の症状に十分であったか、或いはAconiteがそれを解消した時や、これらのレメディーでは解消しきれないほどの症状が出た時、肝炎になる。もしこれが これが狭い範囲に留まっていると、かなり慢性的な経過をたどるが、Sulphurがそれを解消する。しかし、二重肺炎であったり、肝炎が肺のかなりの部分に及んでいたりして、与えられたレメディーが十分でなく、ケースが致命的な問題に向かって進んでいる場合、午前1時か2時、或いは3時に突然、弱まり始め、鼻がつまって、唇が引きつり、ヒポクラテスのような顔つきになり、冷や汗をかき、体のあちこちが弱りすぎて動けな胃;頭だけが落ち着きなく少し動く。

すぐに呼ばれて、Arsenicumを投与しなければ、この人は死んでしまうだろう。あなたはArsenicumを投与し、よくやったと思うが、Arsenicumには炎症の結果を取り除く力はない。だが、肝炎になった肺を治すことはできないが、生命力を刺激する作用はある。それは患者を温め、良くなりそうな気になるが、注意してほしいのは、Arsenicumに続く適切なレメディーを与えなければ、24時間後には死んでしまうだろう。

このようなケースでは、レメディーをあまり長く待ってはいけない。患者が元気になり、反応が最高潮に達したらすぐに、解毒剤であり、Arsenicumに自然に後続するSulphurを与えなさい。そうすれば、患者は24時間以内に「よくなっている」と言うだろう。

あなたが今存在しているように、それはまさにその通りにするだろう。また、Arsenicumに続く薬はPhosphorusであることがはっきりとわかる場合もある。このような患者がArsenicumの下で元気になり、熱が出て、焼け付くような喉の渇きを伴い、氷のような冷たい水が十分に得られない場合は、Phosphorusで後続しなければなりません、その場合、Sulphurが他の場合にすることをPhosphorusがする。

あなたは、自分のケースをそのような状態にさせないので、自分の実践でこのようなケースを見ることはないだろう;このような症例は、そのような状態で適切に処方されたときに生きていくだけの力を持っていれば、最初から症例の性質全体を破壊してしまうほどの力を持っている。

しかし、外周部の肝炎だけで、起き上がって歩き回れるほど元気だった、あの患者に戻ってみよう。咳も長引いていて、発作から半年か1年経った今、彼はこう言う。
「先生、私は胸部疾患の発作を起こしてから、一度もまともになったことがありません。
医者は肺炎と言っていました。」と。

その患者は、錆びた痰や、肺炎に属するその他の小さなことについても話すことができる;
それが、あなたが知るべきことだ。あの発作以来、慢性的な咳が続いており、今は寒気がしている。

線維性の浸潤があり、結核の状態ではないが、自然が治せなかった肝炎が残っているのだ。これを放置すると、カタルシス、喘息、慢性気管支炎、様々な種類の疾患に陥り、最終的にはこれらが原因で死に至る。Sulphurは、そのすべての症状に適合することが非常に多く、特に病気の時、適切に洗浄されなかった肺を、洗浄する能力があります。

Sulphurはr気管支炎を治す。症状が一致すれば、喘息性の気管支炎も治す。Sulphurは、全身をかきむしるような非常に激しい咳をし、頭が飛びそうになる;咳をすると頭が痛む。その後、血痰が出て、肺から出血する。このような症例では、結核がまだあまり腰を下ろしていない場合や、結核の堆積が始まったばかりの場合には、すべての症例において、肺炎の恐れがある。

弱く打ちのめされたような体質の人、肺結核遺伝の衰弱した人は、胃に何もない空腹感があり、頭のてっぺんが熱く、寝床の暖かさから不安になる。

このような症例は、体にたくさんの発疹が出ていれば良い;だが、実際には皮膚には発疹がない;安心できない;すべては体内で進行しており、徐々に衰退していく。

このような場合、Sulphurはその患者を発火状態から目覚めさせ、健康に戻るだろうし、それができないほどひどい場合は、何年もの苦しみから解放されるだろう。肺結核の進行した状態でそれを探してごらん。このような状態での投与については、十分に説明されている。化膿を促進し、結節があるところには必ず小さな肺炎をもたす;これらを化膿させる傾向がある。その機能を遂行できないすべての細胞は、Sulphurによって剥がれ落ちる。

Sulphurの背中に関する顕著な点は、座った状態から立ち上がる時、背中に痛みがあり、曲げて歩かざるを得ず、動いた後に、ゆっくりとしかまっすぐになれないことだ。痛みは主に腰仙部にあります。

四肢は発疹で覆われている。手足の甲と指の間に発疹ができ、手の平にできることもある;
小水疱および鱗屑状の発疹はかゆい。膿疱、腫れ物、小さな膿瘍、不規則な紅斑が四肢のあちこちにでき、皮膚が汚れて見える。

寝床の暖かさによる皮膚のかゆみ。

関節の肥大。リューマチ疾患;関節のひどい硬直;膝のくぼみの締め付け;腱の締め付け、リューマチ性および痛風性の特徴。脚と足の裏の痙攣。ベッドの中で足の裏が熱くなり、足の裏を冷やすために布団から出すと、足の裏が痙攣して熱くなり、かゆくなる。

時には足の裏が冷たくなり、また燃えるようになり、これらの状態が交互に繰り返されるのがわかるだろう。手足の冷たさを伴う身体の不調があるが、寝床に入ると、燃えるように暑くなるので、布団をはががさねばならない。その被害者となり、ほとんど常に悩まされる角質は、ベ寝床の暖かさの中では、燃えるようで、チクチクする。

Sulphurの患者の皮膚は潰瘍や化膿しやすく、皮膚下に破片があると潰瘍になり、傷の治りが遅く、化膿する。Hepar.のように、ちょっとしたピンの刺し傷でも化膿する。

Sulphurの発疹は数え切れないほどある。様々な種類があるが、全てにいくつかの特徴がある。例えば、燃えるような、刺すような痛み、かゆみ、ベッドの暖かさによる悪化などだ。

肌は荒れていて不健康だ。顔には先が黒いニキビ、痤瘡、吹き出物、膿疱が、たくさんある。Sulphurは、体のあらゆる部分に腫れ物や膿瘍、扁平上皮の発疹、小水疱の発疹などでいっぱいだ。

これらはすべてSulphurに含まれており、燃えるようで、刺すような痛みがある。

Sulphur (ソーファー/硫黄) ①

Sulphurは、どこから手をつけていいかわからないほど、充実したレメディーだ。

人のあらゆる病気の類似点が含まれているようで、初心者がSulphurのプルービングを読むと、すべての病気のイメージが含まれているようなので、他のレメディは必要ないと、自然に思うかもしれない。

しかし、それが人のすべての病気を、治すわけではないことがわかっており、他のレメディーと同じように、無差別に使用するのはよくない。マテリア・メディカについてあまり知らない医師ほど、Sulphurを頻繁に処方するようだが、優れた処方者でも、そうである;そのため、医師がSulphurを処方する頻度から、医師の無知と知識の境界線を引くことができない。

Sulphurの患者は、やせているか、太っていて、飢えており、肩がこっている、消化不良の人だが、多くの場合は、太って丸々としていて、栄養状態の良い人に与えることになる。

しかし、典型的なのは、角ばった、痩せ型の猫背の患者であり、特に、長い間の消化不良、悪い同化作用、貧弱な栄養状態から、このような状態になった場合である。Sulphurの状態は、長い間家に閉じこもっていて、食事を胃に合わせることによって起きる事もある。

部屋に閉じこもって、勉強したり、瞑想したり、哲学的な探求をしたり、運動をしないで、座りっぱなしの生活をしている人は、しばらくすると、簡素な食べ物しか食べられないことに気付き、体を養うのに十分でない食べ物だけとり、最終的には哲学マニアになってしまう。

また、顔にSulphurの症状が見られる患者もいる;汚れ、しなびて、赤い顔の人だ。皮膚は大気の影響を受けやすいようである。寒い日も湿った日も、外気に触れると顔が赤くなる。

繊細で薄い皮膚で、ちょっとしたことで顔を赤らめ、どんなに洗っても、いつも赤くて汚い顔をしている。子供の場合、母親が頻繁に顔を洗っても、いつもその場しのぎで洗ったかのような顔をしている。

ヘリングはSulphurの患者を「ぼろを着た哲学者」と呼んだ。

Sulphurの学者は、発明家であり、古ぼけた服とボロボロの帽子で、昼夜を問わず働き、長髪で汚い顔をしている。硫黄は、このような無秩序な状態、整頓されていない状態、不潔な状態、「どうなってもいい」という状態、自分勝手な状態を生み出すようだ。

彼は偽哲学者となり、この状態が続けば続くほど、世界が彼を、地球上で最も偉大な人物と考えていないことを知って、がっかりする。老齢の発明家は、いくらやっても失敗する。

このような症例で起こる病訴は、たとえ急性の病訴であっても、Sulphurになる。このような患者を受け持つと、何週間も同じシャツを着ていることに気づくだろう。もし彼に付き添う妻がいなければ、彼はシャツが落ちるまで着続けるだろう。

Sulphurの患者は、清潔にすることにあまり関心がない。彼は汚れているが、きれいな襟や袖口、きれいなシャツを着る必要性を感じていないのである。Sulphurは清潔な人にはほとんど適応しないが、不潔さを気にしない人にはよく適応する。

町の診療所に勤めている時、Sulphur投与後、自分のことを気にし始め、清潔なシャツを着ていることに気づくことが何度もあり、この人は以前、同じ古いシャツを着ていた。また、Sulphurの患者で、特に小さな子供たちは、あっという間に服を汚してしまうことには驚かされる。

子供は、非常に驚くほど不潔な傾向がある。その小さい子がSulphurの患者だと、不潔なことについての話を母親はする。子供は鼻や目などからカタル状の分泌物を出し、鼻から出た分泌物を口に入れることがよくある。さて、それは、Sulphurの患者は不快な臭いを嫌うことが、特徴である。不潔な臭いには過敏であるが、不潔な物自体は、食べたり、飲み込んだりする。自分の体や息の臭さでさえ、吐き気を催す。

便はとても不快な臭いで、一日中彼に付きまとう。彼は自分がそれが匂えると思っている。悪臭に敏感なため、彼は何よりも腸をきれいにする。これは誇張された嗅覚だ。彼はいつも不快な臭いを想像して探している。彼は一般的には、強い想像力があり、記憶の中にしかないものを嗅ぐ。

Sulphurの患者は、全体を通して不潔である。彼は不潔な臭気の犠牲者である。不潔な息で、強烈な悪臭の便が出る;性器は不潔な臭いがし、服を着ているにもかかわらず、部屋の中でもその臭いがし、自分自身がその臭いがする。 分泌物は、常に多かれ少なかれ悪臭がし、強く不快な臭さがする。常に洗っているにもかかわらず、脇の下からは刺激的な臭いがし、時には、体全体が腋窩から出るような悪臭を放つ。

身体のあらゆる部分から出るSulphurの分泌物は、不快であるだけでなく、皮を剥く。Sulphurの患者は、あらゆる粘膜のカタルに悩まされ、カタルの排出物はいたるところで皮膚を剥ぐ。鼻風邪では、分泌物で唇や鼻の皮が剥けることが多い。

時には、鼻に残った鼻水は火のように痛く、それが子供の唇に触れると、燃えるように痛く、刺激的である;Sulphuricum acidの状態とほぼ同じで、触れた部分が赤くなる。

月経は大量で、性器の皮膚が剥ける。薄い便が、肛門の周りで、燃えるように痛く、皮膚が剥けたようになる。女性の場合、尿が一滴でも性器に残っていると、燃えてひりひりする;多くの場合、拭くだけでは不十分で、洗い流さないと痛みが和らがない。

子供の場合は、肛門と臀部の間が表皮剥離を起こしているのが見つかる;便によってその裂け目全体が赤く、皮膚が剥け、炎症を起こしている。この傾向から、一つの基調が出来上がり、当たるとも遠からず、「いかなる体液も、通過する部分を燃やす」は、体液が刺激性で、ヒリヒリした痛みを引き起こすと言っているのと同様である。これはSulphurのどこにでも当てはまる。

Sulphurの患者は、あらゆる種類の発疹が起きる。

小水疱、膿疱、癤、鱗状の発疹があり、いずれも強い痒みを伴い、中には分泌物や化膿を伴うものもある。皮膚は発疹がなくても、痒みが強く、暖かい寝床からや、ウールの服を着ることから痒くなる。

Sulphurの患者は、絹や綿以外のものを着られないことが多い。痒いところを掻くことができないと、部屋の暖かさで絶望に追い込まれる。掻いた後は、痒みが緩和されるが、燃えるような痛みがある。掻いた後、または寝床の暖かさに入った後、大きな白い湿疹が体中に出てきて、さらに痒くなり、そのため、皮が剥げるまでか、燃えるように痛くなるまで掻き続けることになり、その後か痒みがおさまる。

この過程は継続し続ける:夜寝ている間、恐ろしいほどの痒みが起き、朝起きるとまた始まり、発疹は痒く、ジクジクする。オデキの群れや小さなオデキのような発疹が出てくるので、とびひにも有効。

このレメディは膿瘍に有効だ。あらゆる種類の化膿性の腔、小さな膿瘍や大きな膿瘍を形成する;皮膚下や、細胞組織、内臓の膿瘍を形成する。Sulphurにおいては、化膿の傾向が顕著である。腺が炎症を起こし、その炎症が化膿へと進む。

Sulphurの病訴が起きる所はどこにでも、燃焼性が見つかる。

あらゆる部分が燃える;うっ血しているところが燃える;皮膚が燃える、または皮膚に熱感がある;あちこち部分的に燃える;腺、胃、肺が燃える;腸、直腸が燃える;痔が燃えヒリヒリする;排尿時に燃える、または膀胱に熱感がある。あちこちに熱感がありますが、Sulphurの特に典型的なものを、患者が説明する時、「足の裏や、手のひらや、頭のてっぺんが燃える」と言う。

足の裏の燃焼感は、患者が寝床で温まった後に、気づくことが非常に多い。Sulphurの患者は、夜寝床に入ると足の裏が非常に熱くなり、燃えるようで、足を衣服から出して、足を布団の外に出して寝る。Sulphurの患者の足の裏と手のひらを調べると、皮膚は厚く、寝床で温まると燃焼する。

多くの病訴は、寝床で温まることによって起こる。Sulphurの患者は、暑さにも寒さにも耐えられないが、外気を強く欲している。均一な温度を欲っする;激しい温度の変化は、苦手である。

呼吸に関しては、苦しい時には、ドアや窓を開けたがる。しかし、しょっちゅう体はわざわざ覆うのだが、暖かい服で、皮膚のかゆくなったり、燃えるよう痛くなってしまう。

時間の悪化については、晩に起きる病訴が特徴である。

頭痛は夕食後に始まり、夜になるとひどくなる;痛みのために眠りにつくことができない。夜痛みが起き、夜喉が渇く;夜苦しくなり、寝床で温まると皮膚の症状が出てくる。

「断続的で周期的に起きる神経痛は、24時間ごとに悪化し、一般的には午前12時または午後12時に発生する」

真昼もSulphurの病訴が悪化する時間帯だ。正午に寒気がし、正午には熱が上がり、正午には精神的な症状が増し、正午には頭痛がひどくなる。週に一度の病訴、7日間の悪化は、Sulphurのもう一つの特異な状態である。

Sulphurの患者によく見られる下痢は、昔から「Sulphurの下痢」として知られているが、他の多くのレメディーにも、早朝に下痢をするという同じような症状がある。

Sulphurの下痢は、深夜から朝にかけての時間帯に属するが、起きようかと思い始める時間帯の方が、よく見られる。

下痢のため、寝床から飛び出す。

一般的には薄い水状;噴出はあまりなく、量もあまり多くなく、時にはかなり少なく、黄色い便が出ることもある。この朝の便の後、多くの場合、翌朝までそれ以上の問題は起こらない。

朝、寝起きに便意を催すという症状が、年がら年中続いている人が多いようだ。腸の痛み、つかえ感、不安感、焼け付くような痛みに悩まされる。通過する便は燃えるようで、便が触れる部分はどこでも、痛く、表皮を剥ぎ、かなり擦りむく。

Sulphurの患者はとても喉が渇いている。

いつも水を飲んでいる。大量の水を欲しがる。

また、空腹感や食べ物への欲求を口にするが、食卓につくと食べ物を嫌がり、目をそむけ、食欲がない。

ほとんど何も食べず、非常に簡単で軽いものしか口にしない。刺激物やアルコールを欲しがり、牛乳や肉を嫌う;後者は気分が悪くなるので、嫌いだ。

随分前、ある人は、これらのことから「よく飲み、ほとんど食べない」というキーノートを考案した。

これはSulphurの場合そうだが、他の多くのレメディーでも同じことが言える。キーノートの使用に関しては、すべての症状とその関連性をまとめるのがよいと、諸君に印象づけたい。1つの小さな症状、あるいは2つ、3つの小さな症状に、大きく依存することはできないだろう。症例全体の症状を考慮した上で、キーノートや特徴、その他すべてのものが、レメディーを丸みを帯びた完全なものにし、患者全体のように見える時、初めてそれが適したものとなる。

午前11時に空虚さが生じる。24時間の中で空腹を感じる時間があるとすれば、それは11時である。夕食が待てないようだ。

Sulphurの患者について、こういう事もある:いつもの食事時間になると、非常に空腹になり、食事が遅れると、弱って、吐き気をもよおす。12時頃に食事をする習慣のある人は、午前11時に、空っぽの空腹感を感じる。1時や1時半に食事をする習慣のある人は、12時頃にその感じが起きる。空っぽの感覚は、多くの人の場合、食事の定刻の約1時間前に起きる。

強いSulphurのグループを凝縮するとこうなる;午前11時に胃の中が空っぽの空腹感になり、足の裏が燃えるようになり、頭のてっぺんが暑くなる。

この3つは、Sulphurの必須条件とされてきたが、Sulphurの始まりには、ほとんど見られない。

Sulphurには、発疹の他に、皮膚の不健康な状態がある。

皮膚はよくならない。小さな傷は化膿し続ける;皮膚の下にできた膿瘍は、瘻孔のある小さな排出腔となり、これらは漏れて、長い間分泌される。

Sulphurは、炎症部分に浸潤を作り出し、そのため、そこが硬くなり、この硬さが何年も続く。炎症が肺のような重要な器官に起きた場合、この浸潤は常に耐えられるものではない;肺炎の後に、肝炎と呼ばれる浸潤を残す。

Sulphurは、全身の炎症部位に同じ傾向を作り出すため、肝変の治療によく使われる。

Sulphurは、有機組織における乾癬の状態のため、疾患が長引いた後に、患者が反応しない場合、非常に有用なレメディである。急性疾患の終わりあたりになると、患者は弱り、疲労困憊になる。炎症状態は、化膿や浸潤となる;患者は衰弱し、かなり疲労困憊し、寝汗をかく。

腸チフスなどの急性疾患の後に回復しない。回復が遅く、有機組織も疲弊しており、急性疾患の後、調子が戻らない。このような状態では、Sulphurがしばしば非常に有用になる。老齢の酒飲みは衰弱し、アルコールへの激しい渇望がある;酒をやめることができない。強くて刺激的なものを欲しがり、何も食べたくなく、冷たい水やアルコール飲料を欲しがる。非常に疲れるまで飲み続け、病訴が現れる。Sulphurは、しばらくの間、この酒への渇望を取り除き、元気にしてくれる。

組織は弱くなっているようで、わずかな圧力でも痛みを感じ、炎症や化膿を起こす事もある。Sulphurの患者は、血行が悪いため、床ずれができやすい。また、圧迫による硬化も強い特徴だ。

Sulphurは、圧迫により魚の目や、豆ができる。これらの症状は簡単に現れる。靴が皮膚のどこかを圧迫すると、大きな魚の目や外反母趾ができる。歯が舌や頬腔の他の部分と接触すると、小結節が形成され、これらの小さな小結節は時間の経過とともに潰瘍化し始める。

燃えるような、刺すような痛みを伴いながら、ゆっくりと進行する。癌になることもある。長い間延期されて、その後、悪性の状態になることもある。癌は体内のある状態の派生物であり、その状態は連続した状態から来ているかもしれない。1つの連続した状態ではなく、悪性状態が、良性状態に後続しているのかもしれない。Sulphurは、症状が一致した場合、これらの状態を取り除く。

Sulphurでは、静脈の乱れが顕著に見られる。静脈のレメディーであり、静脈の問題が多い。静脈が弛緩しているように見え、循環が停滞している。天候や衣服などのちょっとした刺激で、顔があちこち火照る。

顔が腫れる。Sulphurは静脈瘤がある;最も顕著なのは痔の静脈で、肥大して燃えるような、刺すような痛みがある。四肢の静脈瘤。静脈が潰瘍化し、破裂して出血することもある。寒いところから暖かいところに出ると、静脈が肥大し、手足が膨らみ、全身が膨らんだような感覚に陥る。

Sulphurの患者はやせ細り、特に腹部の膨張を伴う四肢のやせが特徴的である。腹部は肥大しており、ゴロゴロとした痛みや灼熱感があり、腹部の肥大に伴って他のすべての部分が痩せていく。首、背中胸郭、四肢の筋肉が衰え、腹部の筋肉も衰えますが、腹部自体の膨らみが大きい。このような状態はマラスムスに見られる。

Calcareaでも同じような状態になる;Calcareaを必要とする女性においては、腹部の大きな肥大、膨張、硬さと、体の他の部分の収縮が見られる。

Sulphurの下では、女性の更年期に見られるような、顔や頭への火照りがある。Sulphurの火照りは、一般的には胸部と言われる心臓部のどこかで始まり、まるで、体の中で熱の暖かさが、顔に向かって上がってくるような感じがする。顔は赤く、熱く、紅潮し、最終的に熱は汗で終わる。

汗と赤ら顔を伴う熱の火照り;頭は暑い。時には、熱い蒸気が体の中に入ってきて、だんだん上がってくるような感じを患者が表現し、汗をかくこともある。時には、小さな震えに続いて、閃光のような暑さと、顔に赤い斑点を感じ、激しく扇ぐ;扇ぎきれず、ドアや窓を開けたがる女性を見かけることもある。

SulphurやLachesis などがそれにあたる。火照りが胸や心臓のあたりで始まる場合は、Sulphurのようだが、背中や胃のあたりで始まる場合は、むしろPhosphorusのようである。

他の一般的な悪化の中において、Sulphurには、立つことによる悪化がある。すべての病訴は、長時間立っていると悪化する。Sulphurの患者にとって、立っていることは最も困難な姿勢であり、精神の混乱、めまい、胃や腹部の症状、女性の場合は静脈の肥大感や膨満感、骨盤の引きずりなどが、立っていることで悪化するのである。患者は座っているか、立ち上がっている場合は、動き続けなければならない。歩行はかなり可能であるが、静かに立っていると悪化する。

睡眠後の悪化は、Sulphurの多くの病訴に当てはまるが、特に精神と感覚の病訴に当てはまる。Sulphurの病訴の多くは、食後に悪化する。

Sulphurの患者は、入浴によって悪化する。風呂を恐れる。自分からは入浴しないし、その状態からして、彼は 「偉大なる不洗者 」に属する。風呂に入ると必ず風邪をひく。

子供たちの病訴。汚い顔、汚い肌の小さないたずらっ子で、毎晩せん妄の発作を起こしたり、頭の痛みに悩まされたり、脳に悪い問題を抱えていたり、水頭症の恐れがあったり、髄膜炎にかかったことがあったりする子は、Sulphurが必要である。

Sulphurは、レメディーが十分な深さに達していないため、症例全体に到達できなかった場合に、体質的な状態をクリアにします。乳児がきちんと成長しない場合や、骨が成長しない場合、泉門の閉鎖が遅れている場合には、Calcarea carbonicaがそのレメディーとなり、そのような成長の遅い場合には、Sulphurは次に来る重要なものである。

Sulphurの患者は、それほど神経質ではないと思われがちだが、興奮しやすく、音にすぐに驚き、大砲の音を聞いたか、「お化け」を見たかのように、寝ていてもすぐに目が覚めてしまう。

Sulphurの患者は、睡眠時に多くの問題を抱えている。夜前半は非常に眠く、午前3時まで眠ることもあるが、それ以降は落ち着かない状態で眠っているか、まったく眠らないかのどちらかである。昼の日光を恐れ、また寝床につきたがり、寝ると目が覚めず、朝方まで寝ていたくなる。その時が最も良い休息であり、最も熟睡できる時である。恐ろしい夢や悪夢に悩まされることも多い。

症状が一致すれば、Sulphurは丹毒の治療薬となる。名前としての丹毒には、治療薬はないが、患者が丹毒を患っていて、その症状がSulphurの症状と一致する場合は、Sulphurで治すことができる。

この違いを頭に入れておけば、ホメオパシーの意味がわかると思う。病気の名前ではなく、患者自身を治療するのだ。

Sulphurの患者は、有機組織を通じて、あちこちで血の波が押し寄せ、頭が膨らみ、前述の瞬間的な熱に悩まされる。熱性の症状が顕著であり、急性疾患に使用することができる。

これは、Aconiteの自然な補完関係の一つであり、Aconiteが急性の悪化に適しており、それを除去する場合、Sulphurが患者の体質に対応することが非常に多い。

Sulphurは、衰弱した体質や同化作用に欠陥のある、非常に厄介な「瘰癧」の病訴に適している。下肢に深く沈んだぼろぼろの潰瘍があり、不定形の潰瘍、肉芽ができない潰瘍が起きる。それらは、燃えるように痛く、滲み出てくるわずかな湿気が、周囲の部分を燃焼する。出血しやすく、燃焼の多い静脈瘤の潰瘍によく使われる。

痛風の老齢者の症例において、Sulphurは有用なレメディーである。これは深部に作用するレメディーであり、その傾向は、中心から円周に向かって外に向かうため、ほとんどの場合、これは痛風を四肢に留めるだろう。

LycopodiumやCalcareaと同様に、有機的な変化があまり見られない老齢者の痛風の状態に、適切に投与すると、関節や四肢に、リウマチ状態を維持するだろう。

SulphurはSiliceaと同様に、重要な器官、特に肺の構造的疾患がある場合に与えると、危険な薬となる。

Sulphurは、症状によって示される場合、古い瘻管を治癒し、古い膿瘍を正常な状態にして、健康な膿が続くようにすることが多い。症状が一致している場合は、非常に遅く、何もしていない膿瘍を開き、硬く膿みかけている腺の炎症を抑える。

しかし、肺結核の進行した症例に投与するには、危険な薬であり、投与する場合には、最高ポテンシーで処方すべきではない。非常に痛がる症状があり、Sulphurを投与しなければならないと思う場合は、30ポテンシーか200ポテンシーにしなさい。

症状からSulphurが示されているように見えても、進行した段階で起こる寝汗を止めようとしてはいけない;実際には、示されていないのだ。いかなる場合でも危険なレメディーは、たとえ症状が似ていても、示されていると考えてはいけない。
梅毒の老齢者の症例で、乾癬の状態が最も高い場合には、Sulphurが必要になることがある。梅毒の症状が強く出ている場合に、Sulphurが示されることはほとんどないが、水銀によって症状が抑えられていて、病気が単に保留されているだけの場合、Sulphurは水銀を解毒し、症状が進行して、元の状態が見られるようになる。

アロパシーによる大きな被害は、有機組織にあるすべてのものを隠そうとしていることに起因する;彼らは、人類におけるすべてを恥じているかのように振る舞う;一方、ホメオパシーは、人類におけるすべてを明らかにし、覆い隠している薬を解毒し、押さえつける病気を解放しようとする。

梅毒の発疹を見せたくない、軽率な行為の証拠を見せたくないという理由から、多くの患者がホメオパシーを受けようとしないのは事実であり、ホメオパシーはそれを現そうとする。適切なホメオパシーの治療を受ければ、有機組織の状態が明らかになる。Sulphurは、病訴を表面化させ、目に見えるようにする。これは一般的な解毒剤である。

風邪による、或いは薬による発疹の抑制、さらには硫黄による発疹の抑制によく用いられる薬である。これは、これまで説明してきたこれらの事柄を発展させる素晴らしい薬であり、したがって、発疹の抑制や薬物による抑制に有用なレメディーのリストには必ずSulphurが含まれている。

急性の発疹が抑制されている場合でも、Sulphurは貴重なレメディーとなる。抑制された淋病では、Sulphurはしばしば、排出を開始し、消えてしまった状態を再構築するためのレメディーだ。抑制された症状が戻らなければ、治療は不可能である。

Sulphurは、その歴史の最初から、つまりハーネマンの時代からのレメディーであり、ハーネマンの推奨により、処方すべき症状が少ない時、つまり乾癬による症状が潜在している場合に、考慮されるものであった。この状態では、非常に多くの恩恵を受けて与えられてきたので、定番で処方する医師は、その事実を学んできた。

一見(表面的には)よく示されたレメディーが患者を保持できず、よりよいレメディーを探しても症状が見つからない場合、Sulphurが有機組織を深く握り、レメディーがよりよく作用するのは事実である。

この事は経験からもよくわかる。よく示されていると思われるレメディーを与えても、それがその症例を掴んでいないことがあり、次に最もよく示されているレメディーを与え、さらに次のレメディーを与えても、同じ結果になることがある。

なぜなのかと思われるだろうが、症例が明らかにSulphurを必要としていないにもかかわらず、Sulphurを投与することで、基礎的な症状(乾癬が基礎疾患であることが多い)に密接に適合し、レメディーがよりよく作用することがわかる。

これはハーネマンの時代から、老人全てによって確認されてきた観察結果である。

このようなことが必要になるのは、症状が乏しい場合に限られる。多くの検討を経て、最善と思われる方法、つまり、観察及び、全人種の体質の基礎となる条件を知った上で、ある程度正当化できる方法に頼らなければならない。

症状の少ないこれらの症例の根底には、潜在的な状態があり、それは乾癬、梅毒、淋病のいずれかであることがわかっている。もし梅毒だとわかっていれば、梅毒に似たレメディーの中からトップのものを選ぶだろう。

淋病であることがわかっていれば、淋病のように見えるレメディーの部類のトップを選択する。Sulphurは、根底にある乾癬に似たレメディーのリストの先頭にある。従って、根底にある体質が乾癬であることが分かっていて、それが隠された症例であれば、Sulphurは潜在的な原因を開き、積極的な治癒には作用しないとしても、症状をよりよく表すことは事実である。また、Sulphurが乾癬に対するように、Mercuriusは梅毒に対して、Thujaは淋病に対する。

ペンシルバニア州の石炭地域では、鉱山で働く人や鉱山の周辺に住む人々が、Sulphurを必要とすることが多い。石炭は硫黄だけでできているわけではなく、他にも多くの成分が含まれていることは知られており、石炭を扱う人はSulphurを必要とすることが多い。カオリンや陶磁器の製造に使われる様々な製品を常に粉砕している人や、石材関係の労働者は特にCalcareaとSiliceaを必要とするが、炭鉱で働いている人はSulphurを必要とすることがよくある。その患者はSulphurの患者のように見える;彼らの外観はそのようで、たとえ症状が一部に限定され、他のレメディを要求しても、そのレメディからよい作用が得られないが、 Sulphurの一服で、どんどんよくなる。

それは、石炭に多くの硫黄が含まれているためだと信じている人もいる。我々は、このような事を、できるだけ理論化しがちだが、低いポテンシーを高いポテンシーで解毒する習慣には陥りたくない。最後の手段として、その方法を使うだけだ。

レメディを示す症状がない場合、初めてそれを試してみる時であり、正確な人は制限を設けるため、そのような人によってなされた場合のみ、正当と認められる。その人はレメディの与え方を知っている。そのような人は、症状が語りかける限り、それぞれの症例における症状によって導かれる。

精神面は、その人の真実が外に出て、本当の内面の性質を前面に表すもので、Sulphur は、愛情の価値を低下させ、顕著な自分勝手な状態へと駆り立てる。他の人の望みや要求を考慮にいれず、自分のことだけ考える。考えるのは全て、自分の利益の事だけである。この自己中心さがSulphurの患者を貫く。感謝の気持ちは全くない。

哲学狂もまた、顕著な特徴である。偏執狂で、変な抽象的な事や、オカルト的な事、知識を超える物にはまる;形のない様々な事を研究する;変わった特別な事に思いふける。

初めの原因に関し、ある事から別の事へ連続して移しているのを、Sulphurが治している。 原因は何なのかと、あれこれ考え込んでばかりおり、最終的には、物事を神学へ起し、そして「誰が神を創ったのか」と尋ねていた患者を治している。

その女性は部屋の隅に座って、ピンの数を数え、「誰が神を創ったのか」とという解決できない問題に思いを馳せる。

炎症状態においては、炎症部分が紫色に見え、静脈充血がSulphurにおいて見られる。
麻疹が紫色で現れると、Sulphurが要求されることが非常に多い。Sulphuは、素晴らしい麻疹のレメディの一つである。

お決まり通り処方する人は、この疾患にはPulsatillaやSulphurでかなりうまく行き、時にはAconiteとEuphrasiaを必要とする時もある。特に皮膚が浅黒く、麻疹が出ない場合は、Sulphurがその症例を修正するだろう。この紫色は、丹毒や喉の痛み、前腕、脚、顔など、そこら中に見られるだろう。

予防接種で酷くなった場合は、Sulphurで治る事がよくある。これに関してはThujaやMalandrinumと競い合う。

手工芸品を見ると、必ず誰が作ったかを聞かずにはいられない女性がいた。その創作者を探し出すまで、決して満足せず、そして、その人の父親は誰なのかも知りたがる;患者は座って、あの人は誰なんだろう、アイルランド人なのだろうか、など思いを巡らせる。

それがSulphurの特徴である。それを見つける希望も全くなく、答えを得る可能性も全くい
類の理論である。それは、基盤があり、追求でき、連続した理論があり、真実に関する理論がある哲学ではなく、基盤のない擦り切れた、狂信的な哲学である。

Sulphurは、整然としたやり方に従う事を嫌い、現実的な仕事を嫌い、系統だった業務を嫌う。 Sulphurの患者は、いわゆる発明の天才である。頭にアイデアが浮かんだら、それを除外できない。偶然何かになるまで、それを追いかけ、そのようにして発明することが多い。

Sulphurの患者は、このようである。この人は、大抵無知で、自分は偉大な人物だと想像する:彼は、教育を見下し、文士やその業績を軽蔑し、自分は教育を超越している事を、どうして皆わかってくれないのだろうか、と不思議に思う。

また、この患者は、宗教的に落ち込んでおり、理性をわきまえた宗教について考えず、自分自身について馬鹿げた考えについて、考え込む。患者は絶え間なく祈り続け、いつも自分の部屋に閉じこもり、希望もなく、うめく。自分は、恩恵を受けられる日を、自分の罪で逃してしまったと思っている。

Sulphurが必要な患者は、思考が鈍く混乱している状態であることが多く、思考を集めることができず、集中力が欠けている。座って一つのことをずっと考え込み、何かに気を集中させようとしている。朝起きると、思考が鈍く、頭が充満し、目眩がする。外気中で、目眩がする。外気中で、頭が一杯で鈍く、鼻風邪をひき、そのため気が混乱する。

テキストには、広範囲に渡って、使用されてきた、という表現がある。

「馬鹿げた喜びとプライド;自分は美しい物を持っている、と思っている;ボロ布さえ美しく見える」。

狂った人や、ある考えを除いては狂っていない人に、そのような状態がある。

Sulphurの患者は仕事を嫌う。座って何もせず、奥さんに洗濯させ、自分の世話をさせるため「働かせて、妻の爪を剥ぎおとす」;そして、それが妻にとっていいと思っている。

Sulphurの患者から、品がある状態がなくなってしまったように見える。Sulphurは、潔癖な物全てに対して、真反対である。 Arsenicumは典型的潔癖症であり、この2つのレメディは、極端に相反している。Arsenicumは、自分の服は素敵で清潔で、全てハンガーにきちんとかけてあり、絵は全部壁にきちんとかけてあり、全部素敵できれいにしておきたい; そのため、Arsenicumの患者は、その素敵さと潔癖さ、清潔さのため、「黄金の握りが付いた杖」と呼ばれて来た。その全て真反対なのが、Sulphurの患者である。

「仕事も、楽しみも、話す事も、動く事も、何もかもが嫌;心身共に怠惰」
「生きる事に飽き飽きし、死を切望する」
「気だる過ぎて、起き上がれず、不幸せすぎて、生きられない」
「(子供は)洗われる事を酷く恐る」

そう、シャワーを浴びるとなると、その子は大泣きするだろう。Sulphurの患者は、水を恐れ、入浴して風邪をひく。

関係についてだが、Lycopodiumの直前にSulphurを与えてはいけない。Sulphur、Calcarea、Lycopodiumという順番で回るグループに属している。

SulphurはLycopodiumの後だと、うまく行く。SulphurとArsenicumもまた関係がある。 しばらくの間、Sulphurで症例を扱い、その後しばらくの間Arsenicumが必要で、それからSulphurに戻る事が非常に頻繁にある。Sulphurは、ほとんどの急性のレメディの後にうまく続く。

*Sulphur (ソーファー/硫黄) ②に続く


Argentum Metallicum(アージメット/銀)

金属の銀についての研究を取り上げよう。

このレメディが非常に深い作用を持つレメディであることは、不思議ではない。なぜなら、それは、歴史を通して、象徴的に、そして医学的に使われてきたからである。

それは、全史上、貴重な物質である。抗精神病薬であり、その症状から 抗淋病であると私は考えている。それは生命の中に入り込む。特に神経、神経鞘に作用する。神経に沿った病訴がある。

全身の軟骨が影響を受ける。銀は、軟骨の肥大化、関節の軟骨部分の肥大化、耳の軟骨、鼻の軟骨の肥大化を作り出す。

軟骨の成長や腫瘍、浸潤を作り出す。神経物質に作用し、深い有機的なレメディーである。

それは普通の治療薬以上のもので、人間のすべてに影響を与える。特に、メッセージを伝える神経繊維に。非常に深い方法で脳に影響を与え、変化をもたらし、徐々に柔らかくしていく。

人間への一般的な作用における、奇妙な特徴は、主に知的能力を奪っていることだ。

それは、その人の愛情をほとんど邪魔せず、自発的なシステムに、わずかで漠然とした変化を与えるだけだ。

しかし、人の記憶、知的な部分は、ますます障害を受け、無能になる。大きな苦しみの中で、そして、それは苦しみに満ちており、それは理性力に影響を与える。

ほとんどの頭痛や背中の痛み、そして全身に生じる、引き裂かれるような痛みの中で、記憶力や理性力を妨害する。

思考能力を妨害する。そして、知脳労働をする習慣のある人に起きる。

ビジネスマン、学生、読書家、そして思想家。推論家は、もはや推論ができなくなり、少しでも頭を使おうとすると、目眩が起こるという段階に来ている。

倦怠感がある。すべての症状は、睡眠後に悪化する。一日の疲れが取れるどころか、朝起きると、思考疲労と衰弱に襲われるため、ほとんど動くことができず、翌日、頭を使ったり、体を使うおうと、自分を奮い立たせるのに大変苦労する。

それ以上、頭を使う仕事をすると、頭痛が起きる。頭痛は主に前頭部に起こるが、後頭部にも起こる。

もう一つの不思議な特徴は、下肢を中心とした神経に沿って、引き裂かれるような痛みに満ちていることだ。

神経がズタズタに引き裂かれるような痛み(休息時)

寒くて湿った天気や嵐のような天気で、リウマチが起きる。腫れはあまりないが、明らかに軟骨に痛みがあり、神経に沿って痛みが起きる。

寒くて湿った天気や嵐のような天気は、リウマチを引き起こす。腫れはあまりないが、明らかに軟骨に痛みがあり、神経に沿って痛みが起きる。

そしてこれらの痛みは、じっとしていられないほど激しい。したがって、寒さや湿気、冷えから来るリウマチの状態は、関節や神経に起きるため、歩き続ける。

多くの症状は、特に歩くことから良くなる。疲れきっているのに、痛みがひどくて歩くのも億劫になってしまう。このような痛みは、何度もコーヒーを大量に飲むことで緩和されるが、これは病気を抑制し、あらゆる種類の困難を患者に残し、そのため、患者は衰弱してしまう恐れがあり、やがてほとんど無駄になる。

「精神面の弱さ。身体的な衰弱。」

引き裂くような、ズタズタに裂けるような痛み。関節や関節の軟骨に影響がある。骨に沿って引き裂かれるような痛みがあり、まだ若いのに、年老いて衰弱した体質になる。

「40歳の人が、80歳のように見える。」

これらの痛みは全て、動きで改善する。

ここでもまた、浸潤だらけである。炎症を起こした軟骨が浸潤し、硬い節になる。軟骨組織が大量にあるので、関節の周りの軟骨が厚くなっている。

耳と鼻では軟骨が厚くなる。上皮腫に属する浸潤である。白血病や上皮腫には、素晴らしい緩和剤となる。上皮腫が治った事がある。

子宮頸部の上皮腫を治したという記録がある。

至る所に潰瘍ができる。だが、軟骨組織に始まり、細胞組織を突き破ってできた潰瘍は、大量に分泌液が排出される。潰瘍はその根元から浸潤し、硬くなる。

もう一つの特徴は、精巣両方に影響を与えるが、右側の精巣に優勢な作用があることである。左の卵巣と右の精巣だ。

一方の性別では体の片側に症状が出て、他の性別では反対側に症状が出る、というように特異な事が起きる。

あらゆる種類の腫瘍、卵巣の肥大、組織への浸潤を治している。寒がりのレメディ。暖かくしていたがり、痛みは熱で改善される。

その頭痛は、熱によって改善され、圧迫や包帯によっても改善される。熱で改善している。頭痛の時に頭を包むと、この症状が治ったことが何度もある。

さて、この薬においては、体熱が不足している人として、患者を分類する。暖かくしていたがるだ。痩せやすく、どんどん痩せていき、ますます神経質になり、ますます敏感になっていくようだ。

ありとあらゆる気まぐれ。銀を必要とする女性は、神経質な状態(Argentum nitricumと比較)で、奇妙で説明のつかないことをすることが非常に多く、友人の同情をすべて排除してしまい、患者はヒステリーと呼ばれる。

神経の深く根付いた問題。周囲の環境に、ますます敏感になっていく。

さて、Argentum met.の精神状態は、ちょうど混乱によって、喚起されるようなものであり、ちょうど感情によって喚起されるようなものであり、ちょうど恐怖、怒り、怯え、心の乱れによってバランスを失うようなものである。

なぜなら、この患者は周囲の環境に敏感で、苛立ちで心を乱してしまうからだ。痛みがあると、患者は錯乱状態になるが、それは微熱の時に見られるような不随意の錯乱ではなく、荒々しく、怒りに満ちた状態になる。

精神面で興奮が始まり、怒り、無意味なことを早口で話す状態になる。時には、会話中に、異常に興奮した段階があり、思考の特徴については、すべてが混ざり合っている。

終始、酔っているかのような表情で、一つの話題から別の話題へと飛び、ペチャクチャしゃべっている。一瞬、頭の働きが、非常に激しく、大変活発に見えるが、話していたことをすべて忘れてしまっている。

社会では話をするのが苦手。

なぜなら、この人は無能だからだ。彼は精神的に疲れていて、自分が話していることを忘れてしまう。議論の糸が切れる;そして、話していると文句を言われるので、話すのが嫌になる。 無理に答えさせられると、目眩がしたり、体中が変になったり、神経が震えたりする。

そして、疲れた時には電気ショックのような衝撃に襲われる。それは突然やって来るが、その最も好ましいタイミングは、彼が眠りにつきたいと思っている時だ。彼は、これで一日の悩みから解放されて休めると思うが、眠りについた途端、頭から足まで衝撃を受けて目が覚め、次の衝撃を受け、また更に次の衝撃を受け、時には一晩中、頭から足までがピクピク痙攣する。

手足が痙攣し、下肢がピクピクと動き、ベッドから出て歩くか、歩こうとする。この事は、Argentum nitricumのプルービングに現れているが、Argentum met.にも属しており、Argentum met.は、長い間治してきている。ハーネマンのレメディの研究では、眠りに落ちる時のショックの重要性を説いている。手足のショック。しかし、それは全身がピクピク痙攣するような、電気ショックである。

健康について不安がある。患者は、自分が弱くなっているため、確実に悪化していっていると思う。ますます落ち着かなくなっていて、歩けない。精神面でも身体面でも練習すると、必ず苦しくなる。沈思したり、暖かい部屋に入るとすぐに、目眩がするが、それは頭や感覚器うちのいくつかに属する例外である;彼は通常、寒さに敏感である。家の中で、部屋が閉まっていると目眩が起きる。

このレメディーの驚くべき特徴は、かなり多くの問題がない時間帯に、痛みや寒気が起きることである。正午に卵巣に痛みが生じる。酔っぱらったような目眩や立ちくらみ。

頭痛は前頭部と後頭部に起きる。片側の脳の疾患。片側の頭痛。脳の奥深くにあるような、脳の半分が侵されているような、脳の奥深くにあるような、脳の半分が侵されているような、激しい神経痛が片側ずつ頭に起こる。ほとんどの場合、右側の片側だけの頭痛が起きている。

太陽光を浴びることで、体力を消耗してしまって、衰弱した患者たち。頭皮、耳、体のあちこちに、かゆみを感じる場所がある。

霜焼けのような痒みと灼熱感。足の指、耳の中に、Agaricusのような痒みと灼熱感があり、その部分を掻いてしまい、皮膚が剥がれるまで、滲み出るまで掻いても緩和されない。

耳の中の表皮が剥離し、常に耳の中をボリボリと掻き続ける。ピリピリとした痛み、かゆみ、燃えるような痛みのために、掻きむしる。

別の変わった特徴は、目に関することだ。銀は眼球よりまぶたに影響を与える。視力に影響を与え、視界が暗くなったり、視力を失ったりする;だが、まぶたに侵入し、軟骨のように硬くなるまでまぶたが厚くする。

粘膜が侵入し硬くなり、目蓋が開けられなくなる。発作的に閉じてしまい、無理に引き離すしかない。肥厚し浸潤した眼瞼炎。

大量の分泌物。さて、これをカタル性の部位とすると、レメディ全体を通して、受動的なカタル性の分泌物が見つかるだろう。場合によっては、厚くて黄色いが、同時に粘膜の受動的な状態がある。しかし、Argentum met.の特徴である主要な分泌物は、灰色で、べとつき、粘り気のある粘液です。

肺や気道、気管や喉頭から、灰色の粘液を吐き出す。膣からは灰色の粘液、尿道からは灰色の粘液、目からは灰色の粘液が出る。わずかな例として、黄色の分泌物が出ることもある。喉頭やまぶたのように潰瘍ができると、その潰瘍から濃厚な黄色の分泌物が出る;だが、潰瘍のできた粘膜表面からは、尿道を除いて一般に灰色の分泌物が出る。

慢性淋病の老齢者の症例を治している。レメディの一般的な特徴がわかれば、それぞれの部位に移ったても、何が起こるかがわかる。もし、レメディの一般的な特徴がわからなければ、何が期待できるのかわからない。もし、そのレメディと全く反対のものがある部位に行ったら、それは特殊なものであり、一般的なものとは一致しないことがわかる。

しかし、まず始めに、一般的なこと、予想されること、レメディーの性質に属することを特定しなければならない。そうすることで、その反対を見たときに、反対として、特殊なものとして、そして例外として認識することができる。ここにArgentumの痒みの特徴の一つがある。

「耳から血が出るまで掻く」

さて、この痒みは外耳全体を含み、耳の中にまで及んでいるので、耳が赤くなり、腫れて血が出るまで掻く。

その耳の軟骨は、ゴツゴツとした結節状で、浸透している。鼻の軟骨も浸透している。Argentum met.は、手術で鼻の内側の一部を取り除いて、患者が呼吸しやすくなるようにする、そのような症例の多くを治している。

「鼻の骨の肥大化、鼻腔内の粘膜や細胞組織を大きくしたり、作り出したりする」

Argentum met.は、そのような症例によく示される。このレメディは、非常にはっきりした作用がある。浸潤した部分が肥厚して硬くなり、関節に血清ができる。体内のあちこちで、軟骨が壊死している場合に、知っておくべき最も重要なレメディの1つである。

しかし、私が先に説明したような、このレメディが持っている、神経や精神面の症状も、共に出てこなければならない。患者は病弱で、青ざめていて、疲れているように見える。衰弱した患者である。Argentum met.の患者は、何年も前にホメオパシーの医師に診てもらうべきだった病人だが、手を加えることができるし、手を加えすぎなければ今でも治る。

「喉に痛みを伴う緊張と引き込みがある。喉の表皮がなく感じられ、息を吐く時に痛みを感じる。これが喉頭にまで及ぶ。呼吸による痛み。咳をすると喉頭が表皮がないように感じられる。大量の灰色の粘液が、簡単に吐き出される。右側の口峡に張りがある」

Argentum met.には下腹部の問題がある。腹部に打撲感や痛みがある。これらが、粘膜のカタル性炎症から、腹部の全組織のうっ血に進行すると、下痢になったり、最も根強い便秘になったり、腸間膜腺の結核になったり、やせ細ったり、弱ったり、震えたりする。

体のあちこちに麻痺したような感覚。泌尿器系の問題に関連して、腹部全体に痛みを伴ううずきがある。先に述べたような結核、癌疾患、浸潤など、組織を作る力が弱い。

砂のように乾いた便。消化されていない便;ひどい不快臭。尿路の粘膜や尿路全体のカタル性炎症。アルブミン尿を治す;尿中に糖分を含む糖尿病を治す;また、腎臓の衰弱した多くの状態を治す。弱く、衰弱した体質。乳清のような尿が大量に出る。多量の尿が出る。子供が寝ている間に放尿する。衰弱した神経質な体質の人が、寝ている間に放尿する。

男性と女性の生殖器に、非常に大きな影響を与える。男性の場合は、特に精巣と粘膜に影響を与える。睾丸に浸潤して硬くなる。テキストを読もう;

「右の睾丸が潰れたような痛み」

「服で、歩行時の痛みが増す」

浸潤を伴う炎症。慢性睾丸炎。淋病の後、副睾丸から始まった癌疾患だと思われる、非常に疑わしい睾丸を治している。炎症、ひどい硬さ、痛み、腫れ、灼熱、刺すような痛み。

ここでもう一つの症状が、重要な意味を持つ;

「黄緑がかった淋病で、最初から無症状で、8ヶ月経過している」

その臨床症状は確認されている。

淋病の自然な特徴として、初期の帯下は黄色または黄緑で、濃く、その後だんだん薄くなり、白っぽい濃さ、または薄くなり、白っぽく輝くようになるまで薄くなっていく。黄色い帯下が続く場合は、Argentum met.がそのレメディである。

一般的に痛みがなくなると、帯下はすぐに軽くなるが、Argentum met.の場合、痛みがなくなると、帯下は受動的になり、尿道は痛みに対する感受性を失い、粘膜はかなりの範囲でその感覚を失う。しかし、緑がかった、あるいは黄色がかった濃い分泌物が残る。さて、このような受動的な濃い分泌物で、老齢者の長年の症例の場合、そのレメディを見つけるのに非常に苦労する。

これらの古い頑固な症例は、まだ黄色く、厚く残る。普通のレメディでは効かず、特殊なクラスのレメディが必要だ。Argentum met., Alumina, Alumen, Sulphurである。 初期にはあまり考えられないレメディだが、患者の一般的な体質が、症状の特徴を形づくる。

女性では、卵巣の問題、浸潤、硬さ、嚢胞性の問題、嚢胞性卵巣があるが、それらは、このレメディで治る。卵巣腫瘍、非常に大きく硬い硬化した卵巣、特に左の卵巣。右の睾丸、左の卵巣。左卵巣と背中の痛み。左卵巣の痛みを伴う前垂れ。座っている時に、腰のくびれが痛む。治ったのは主に左卵巣だったが、両側の病訴を治す。

このレメディに見られるもう1つの大きな特徴は、脱力感、全身の筋肉の弛緩である;震える;さて、その考えを応用して、このレメディの特徴を骨盤内臓器で観察すると、子宮を支えている筋肉、広靭帯などが弛緩状態にあり、子宮が垂れ下がっていることがわかる。つまり、脱出症があるのだ。

脱出症;ホメオパシーのレメディには、強壮作用を作り出す事ができるという素晴らしい力があり、それによって脱出した子宮を正常な位置に戻し、女性が一般的に言う引きずり込まれるような感覚、つまり内側の部分が押し出されるような感覚を取り除くということを知って驚くことだろう。

これらはすべて、脱出症に伴う感覚である。Argentumはその薬の一つだ。実際には、骨盤系全体が膨張して、体重が増加する;組織が浸潤して硬くなる。子宮頸部はうっ血し、硬くなる。潰瘍ができる。

かなり大きく肥大し、うっ血する。燃えるような痛みや、刺すような痛みがあり、大量の腐敗した黄緑色で、血の混じった分泌物がある、子宮頸部の上皮腫では、緩和薬となって来た。月経痛の傾向があり、大量の月経の出血があるものを治している。症状が一致している場合や、一般的な状態である場合、出血の際にあるであろう緩みはすぐに克服されるだろう。子宮潰瘍;化膿した膿の分泌物。

「耐え難い悪臭を放つ、血の混じった水が出ることがある」

体重が増加する薬;浸潤した組織が硬くなりやすい。子宮頸部

「子宮頸部は非常に腫れ、スポンジ状の塊を呈し、深く腐食しており、様々な方向に潰瘍ができる」

子宮けいれんの場合に与えられた所にはこう書かれている。

「3日もしないうちに悪臭が完全になくなった」

レメディがそのように作用すると、実際に成長が止まる。実際、14〜16ヶ月で亡くなるかもしれない癌の状態が、2〜3年長く生きられ、患者は快適に過ごすことができる。

示されたレメディは、潰瘍を止め、破壊を抑え、患者を何年も快適に、友人と一緒に過ごさせてくれる。癌疾患では、生命の状態は非常に低い。秩序の状態は、一般的に修復不可能である。

では、喉頭の状態に来た。これは、素晴らしい喉頭の薬である。歌手や話し手に見られるような、声の使い過ぎによる炎症を伴う声の損失。喉頭を酷使せざるを得ない人。声帯が麻痺したように弱くなる。このレメディ全体を、少しでも長めに頑張ると悪化ー労作より悪化する麻痺傾向という特徴が貫く。

肺でもそうで、体のあらゆる部分でそうなる。そして、声が出なくなる。さて、その浸潤力について、私たちが知っているすべてのことを当てはめてみよう。

喉頭の結核がある。歌手やスピーチをする人たちは、体調を崩したり、神経質になったり、消化不良になったり、悪い遺伝で、喉頭の結核にかかると、声が出なくなる。潰瘍がそれに後続する。そして、この問題は最終的に肺にまで及ぶ。やせ細り、寝汗をかく。

「声の喪失」。一般的に痛みを伴う特徴がある

繰り返しになるが、風邪は喉頭に定着する。

「大声で話すことができない;喉頭が常にくすぐったく、咳が出る」

喉頭の上部に表皮剥離した痛みがある。笑うと咳が悪化する。笑うと喉頭がくすぐったくなり、大量の灰色の粘液をかき出すだろう。

気管である肺に炎症が起きている場合、笑うと咳が出て、灰色の粘液をかき出すだろう。

「気管の分岐部の上に、表皮剥離した部分がある;声を使う時、話す時、笑う時、歌う時」

胸の真ん中に、表皮剥離した感じがする。

「声の荒れと嗄れ。喉頭の肺結核」

枯れた若者;25歳にも満たない若者が50歳に見える。多くの心配事を抱えていたかのように、多くのしわがある。

乾いた咳をして、少し灰色の粘液を出す。しかし、体力は幾分あり、かなり元気である。結核遺伝。咳は深い咳で、笑ったり、話したり、暖かい部屋にいると悪化する。笑うと咳が出て、喉頭に粘液が溜まる。

このレメディは、恐ろしい結核や、乾いたじれったい咳を脇に追いやるだろう。ちょっとした乾いたコンコンと言う咳は、特にこのレメディに当てはまる。Bry.に見られるような激しい痙攣性の震えるような咳は出ないようだ。

咳をすると喉頭に痛みを感じる。

「咳は、痰の出やすさを伴う」

通常、粘液を出すために咳をするのではなく、ちょっとした刺激を和らげるために咳をするが、粘液があれば大抵は簡単に出る。多くのレメディに見られるように、粘液を吐き出すのはそれほど難しくない。

「喉頭の粘液を吐き出しやすい」

喉頭の力で掻き出すだけである。昼間と夕方に咳と喉頭を掻きむしり、暖かい部屋では悪化し、外気や動きで良くなる。

胸の弱さを感じさせる。この胸の弱さを持つレメディーは2つあり、簡単に見分けることはできない。

声が弱い、胸が弱い、息をするのが苦しい、話すのが苦しい、咳をするのが苦しいと感じるのは、胸の筋肉が弱っているからだと思う。

この2つのレメディとは、Argentum met.とStannum.である。

胸の筋肉がかなり弱い。患者はそのことをかなり気にしているが、それは結核では説明できないほどの弱さであり、胸の筋肉の弱さが感じられる。

麻痺性の胸の弱さ。もちろん、Antimonium tart.とは全く異なり、胸がひどく弱くなるが、このレメディでは、急性の症状であることを覚えておいてほしい。

長引く病訴や、長期にわたる病気に適しており、「胸のかなりの弱さ」とは、私が説明しようとしてきたことであり、また、どの患者が説明しようとしても失敗することが多いことを意味している。

「先生、胸がとても弱い感じがするんです」

さて、このレメディは心臓の乱れが多い。仰向けに寝ると動悸がする。

「胸が震えるような感覚」

震えるような、パタパタするような、あるいは震えるような感覚、患者によって表現は異なるが、胸が震えるような感覚である。

全身、手足の震えるような弱さ。全身の震えを伴う動悸は、このレメディでは強い。

「動悸が頻繁に起こる。妊娠中、動悸がする。夜に起きる動悸。頭痛に伴う動悸」

全身の衰弱を伴う。徐々に衰弱していく。全身の衰えから、歩く時に膝がぶつかる。動悸と全身の脱力感を伴う膝の震え。手足が硬くなる。

「眠っているかのような、手足のしびれ」

力の低下。多くの病訴は休息中に増加する。座っていると、背中や手足が痛むが、歩いていると良くなる。レメディで可能な神経的興奮すべてが、このレメディに現れる。

Antimonium Crudum(アンチモニュームクルダム/硫化アンチモン)

この物質のプルービング全体を調べると、症状全てが、胃に集まっているのに気がつき、驚くだろう;胃の中に、どんな病訴があっても、それを解消してくれる。

痛みで胃の調子を悪くなり、吐き気をもよおす。頭痛とともに、胃の調子が悪くなる;全ての病訴で胃が不調になり、逆に胃が不調になると全身が不調になる。胃を通じて現れる病訴は、この薬が必要な事が頻繁にある。

まず重要なのは、このレメディーを必要とするような体質を示す精神面の症状である.それは、生きたいという気持ちがないという、非常に深刻な心の状態を生み出す。患者に生きる意欲がないとか、生きているのが重荷だと思っている場合、それは深刻な症例であることは、医師にはよく知られている。患者が「先生、もう死ぬしかない」と言っているのを聞く。

このような症例は、私は好きでない;有機組織には、なかなか取り除けない根深い問題がある。何かに脅かされているようで、その時、患者が実際に死んでしまうのを見るのはよくあることである。

「生きる事を嫌悪する」

特に、腸チフスのような微熱、長引く熱、継続する熱に見られる。このレメディは、腸チフスの衰弱全てがあり、間欠性の熱や弛張性の熱だけでなく、継続的なタイプの熱もある。衰弱はArsenicumに似ているが、Ars.は圧倒的な死の恐怖があるのに対し、この薬は生きる事への嫌悪感があり、両者は袂を分かつ。Ars.は圧倒的な落ち着きのなさがあるが、この薬は滅多に落ち着きがないことはない。Ars.は強烈な喉の渇きがあるが、この薬は喉の渇きがない。

つまり、この2つのレメディーは、どちらも熱が続いている状態で、過度の疲労を抱えているにも関わらず、完全に異なる特徴を持っていることがわかる。このような腸チフスは、萎黄病になってしまう恐れのある、思春期前後の若い女性に時々見られる。彼らは人生に嫌悪感を抱いているが、それはヒステリックな人生への嫌悪感です。

激しい疲労感に襲われ、突然の脱力感と失神が起こる。これとは別の特徴を持つものが一般的で、同時に起きないが、しかし、それと交互に、あるいは時々しか存在せず、つまり、興奮しすぎて、激しく、神経質で、ヒステリックで、恍惚とした若い女の子たちや女性が、ステンドグラスから差し込む光や、夜の月の光のようなまろやかな光に、心を奪われる。

それは、「月明かりに照らされたセンチメンタルな気分」とテキストに書かれている事が、意味している事だ。

それはヒステリックな状態であり、感情の無秩序な爆発であり、病気の人や、一般的な神経系のバランスが取れていない人にのみ、喚起されるような感情である。

このような患者は、Ant.crud.の精神状態や体質を表しており、そのような精神状態とともに、身体的な状態は、いわば胃に打撃を与えるようだ。

このレメディーを貫く、覚えておくべき一般的な状態は、天候の変化によって症状が変化する痛風やリウマチの状態である; 寒くて湿った気候で悪化し、水浴で悪化し、熱い入浴で改善し、酸っぱいワインを飲むと悪化し、あらゆる種類の刺激物で悪化する。

「ワインで悪化する」という表現を使う場合、「ワインで悪化する」ということだけでなく、ワインで悪化する病訴の特徴も重要になる。

この患者は酔いやすいが、精神面の症状よりも身体的な症状の方が乱れている。痛風の症状は酸味のあるワインで悪化し、体のあらゆる痛みは、酸味のあるワインで悪化する。

この患者は、夜間に悪化し、湿った天候で悪化し、湿った寒さで悪化し、静かに横になると改善し、熱を加えると改善するが、熱しすぎたり、放射性の熱、暖かい部屋で更に悪化する。

症状の多くは、太陽光や火格子の熱で起きる。直火はAnt.crud.の患者に、全面的に対抗する。

百日咳の子供は、火の中を見るとより一層咳き込む。このようなことは奇妙な事であり、あまりにも奇妙なので、それを説明するための哲学的な仮説も、説明に向けての理論もないのだが、私たちが受け入れなければならない事実なのだ。

痛風の性質が突然変わってしまうので、外見上の症状はどこへ行ってしまったのかと思ってしまうが、一晩あるいは一日のうちに、突然患者が嘔吐し始め、痛風の症状が四肢に戻ってくるまで、何日も何週間も続く持続的な嘔吐が起こる。

この昔ながらの転移、場所を変えることがすぐにできるのは素晴らしいことだ。

この古風な転移が、いかに早く、あちこち場所を変えて現れるのは、素晴らしいことだ。四肢の痛風が急に収まり、胃の症状が出てくるので、胃の痛風と言ってもいいかもしれない。

このレメディにはカタルの症状がある;鼻、胃、直腸などのカタルで、酸っぱいワインを飲んだり、風邪をひいたりすると、これらの部位からの粘液がどんどん流れ出す。

カタルの苦しい特徴は、夜に鼻が詰まることだ。暖房の効き過ぎた部屋に入ると、すぐに鼻が詰まってしまう。

鼻風邪は、血行が悪く、体質が悪いため、慢性化する傾向がある。

慢性化すると、夜間に悪化し、頭痛を伴う。カタルが緩んで乾燥してくると、頭痛がひどくなる; 頭の神経痛、圧迫感のある痛み、嘔吐を伴う胃のひどい病気がある。

その人は、しばしば病気の頭痛の発作を起こし、家族からは胃の病気の頭痛と呼ばれるが、先に述べた状態は、風邪をひいた時に起こり、濃い分泌物が鼻の乾燥部分をふさぎ、空気を吸い込むと、鼻が火のように燃える。

これらの問題は、激しい嘔吐の後に治まることもあれば、そうでないこともあるが、頭痛が、何日も残って、嘔吐で解消されないこともあれば、長時間の嘔吐の後にのみ、解消されることもある。

頭痛が、嘔吐するとすぐによくなるレメディもあるが、このレメディでは、嘔吐が長く続き、緩んで疲れている。

頭痛は、動き回ると悪化、夜は横になると悪化、静かにしていると悪化、外気に触れると悪化、暖かい部屋にいると悪化、過熱すると悪化、放射性の熱や光で悪化する。 カタル、頭痛、胃の症状がすべて一緒になっているのがわかる。

患者が病気であるからこそ、症状を個別に捉えられず、その人全体に対して処方しなければならない。

粘膜に属するもう一つの特徴、そして重要な特徴がある;これらの膜は、乳白色の滲出物や堆積物を出す傾向があり、特に舌に顕著に見られる。

舌全体が乳白色の苔で覆われている。これは、このレメディが適応されるすべての病気で見られる。

子供の胃の病気、胃の熱、熱と多くの嘔吐を伴う病訴、神経系全体が酷く過敏で、腸チフスの胃の刺激では、舌が白く見える。わずかな刺激ででも、吐いてしまう。

あらゆる事が気に障るようだ。食べ物を嫌う。食べ物の事を考えたり、匂いで嫌な気分にな。これは Arsenicumのようだ。

夜寝る時に水風呂に入り、朝起きると一言もしゃべれず、無声状態。

これは、明らかに痛みを伴わない方法で起こる;朝、声を出そうとするまで、その存在に気づかない。喉頭の痙攣、喉のつかえを伴うこともある。風邪が、喉や気管に入って、気管支炎や肺炎になることもある。

乾いた、息苦しい、痙攣性の咳で、発作的に減少していく。

説明しよう;最初の発作は非常に激しいもので、体全体を痛めつけ、長期間或いは短期間続き、あまり酷くないものや、別のあまり酷くないものが後続する;おそらく十数回の発作の後、酷さは減少するが、最終的に、発作的ではない、乾いた、短い空咳になる。

この最初の咳が、気管支炎であれ、百日咳であれ、全身を揺さぶり、舌が白く、多かれ少なかれ、胃腸障害がある場合、Ant.crud.がレメディとなる。

症例の全体像が一気に変わるだろう。咳の激しさから、胸が痛んだり、だるくなったり、傷ついたりする状態が続く。

胃の症状は特に注意が必要だ。

常に吐き気がし、胃にしこりがあり、常に胃に負担がかかっているような、食べ過ぎたような感覚があり、それが起きるのは、全く食べていない時だ。

腹部は平らなのに、胃が膨張している感じがする。膨張した感じがして、胃の内容物を吐く;胃の内容物を空にした後、粘液を吐く;長時間の嘔吐、吐き気、胃に気持ち悪い負荷がかかり、それが延々と続くように感じられる。

嘔吐は解消されず、疲労感が増す。

肝臓またはその一部に、炎症や硬さがある。

胆嚢のあたりが痛い。肝臓部が酷く痛く、裂け流ような、引き裂かれるような痛みがあり、このような症状に伴い、黄疸が起きる。

腹部には、激しい腹痛、灼熱感、大きな膨張感などの症状が起きる。まるでネジで締め付けられているかのように、徐々に何かを押し付けて、緊張感を高めながら膨張しているように思える。

腸チフスの鼓膜の状態や、鼓腸の場合、夏の下痢の場合に、この状態が見られる。

胃の症状や白い舌を伴い、特に酸っぱい酒を飲んだり、水風呂に入ったりして、そのような障害が生じた場合、痛風の体質を持つ人では、指の関節の結節が痛みを伴わないが、胃腸が膨張して痛みを伴うようになる。

このレメディでは、何の変哲もない下痢だけでなく、塊状の下痢や液体状の下痢も起きる。

酸っぱいワインで下痢になる。腸を空にするのに時間がかかるようだ。慌てて便をすると、少しの塊と液体が出て、また急いで便をすると、更に塊と液体が出て、これが夏の下痢では続き、最後には腸が空っぽになり、酷いしぶり腹になる。

赤痢になる下痢;直腸と結腸に炎症が起き、苦しく、もっとしぶり腹になり、長時間きばり、大きな疲労感を伴う。

痛風体質の老齢者の厄介な痔。寒い日や雨の日、水風呂に入ると、いつもヒリヒリして炎症を起こし、愚かにも、酸っぱいワインを飲んだり、酸っぱい食べ物を食べると、いつも悪化する。

胃や腸、直腸、痔の不調は、酸っぱい酒や酸っぱい果物、水浴びや、雨天による消化不良の物などで、胃の調子が悪くなると悪化する。

特に女性の場合、骨盤内臓が大きく弛み、そのため、骨盤が引きずり落ちるような状態になる。

骨盤内の内容物が出てしまうか、落ちてくるかのよう。子宮脱があり、オリモノに似た分泌物が出る。

月経時の様々な不調。

過敏で痛みを伴う卵巣は、ヒステリックな女性や、片思いに悩む人、夢想家などに見られる。

この薬は、長引く病気に見られるような、大汗や、疲労時の汗、寝汗を作り出す。

わずかな労作からでも汗をかく。少しでも熱がこもると、汗でかなり蒸し暑くなり、そして風邪をひく。

皮膚は潰瘍化し、イボやタコができやすく、爪や髪の毛も悪くなる。

爪の下に、硬い角質のある突起ができ、非常に痛みを伴う。指先からは、小さな角のような突起物が現れる。

少しでも圧力がかかると、タコや痛みが生じる。また、労働者では、足の裏の皮膚が厚くなる異常な傾向が見られる。

これらの角質は敏感で、小さな角質の中心が多数あるため、歩くと非常に痛む。蓄積して硬くなる傾向はレメディに属す。

手にイボができる。髪の毛が不健康になる。皮膚に膿疱ができ、乳輪が赤くなる。

膿疱性発疹は、炎症を起こした基部が赤く、敏感になっている。

さあ、プルービングを勉強して、レメディの詳細を把握し、この枠組みに当てはめてみると、Ant.crudの事が、何となくわかって来たね。

Stramonium(ストロモニウム/シロバナチョウセンアサガオ)

Stram.を考えるとき、暴力的なイメージが頭に浮かぶ。

Stramoniumを必要とする患者、あるいはシロバナチョウセンアサガオの毒に犯された患者を見て、心身に起こっている途方もない混乱、大変動を疑わずにはいられない。

興奮、激怒、すべてが騒々しく、暴力的である;顔は荒々しく、不安を感じ、怖がっている;目はある一点に集中;顔は紅潮し、頭は熱く、四肢は冷たく、激しい熱が出て、激しい幻影を見る。不安になるとしばしば光から遠ざかり、明かりを消したがり、特に光が明るいと悪化する。

せん妄を伴う高熱;熱が非常に強いので、Belladonaと間違えられることがあるが、通常は継続的な熱であり、時々上がったり下がったりすることがあるが、一方 Bell.の激しい熱は常に上がったり下がったりする。

Stram.は、その暴力性においては、まるで地震のようである。心が騒ぐ;呪い、服を破り、暴力的な言葉を使い、逆上し、色情狂、露出。これらの症状は、継続的な熱、精神異常、脳うっ血において見られる。激しい腸チフスにも有効である。

以前から存在する躁状態に有効;躁病の発作は発作的に起こり、多かれ少なかれ突発的に現れるため、1回の発作ではBellのように見えるが、病歴によって区別される。Bell.は、最初の発作では緩和剤以上の効果はほとんどなく、2回目の発作では何の効果もないだろう。

せん妄が起きていないときは、患者は非常に苦しんでいるように見え、額にはしわが寄り、顔は蒼白で、病的で、やつれているように見える。頭痛では、この不安げな表情は、髄膜病変による強い苦痛を示している。

「せん妄まじりで、ぶつぶつ言う;暴力的、愚鈍、愉快、饒舌、支離滅裂なおしゃべりを、目を開けてする;鮮明;陽気で、痙攣しながら笑う;激怒、絶叫、暴れる;刺そうとしたり、噛もうとしたりする;最高の発想を伴う;性的興奮を伴う;犬に襲われているかのように恐る」。

自分の体の形成について奇妙な考えを持つ。例えば、形が悪い、伸びている、変形しているなど;自分の体の状態に関する奇妙な感情。あらゆる種類の錯覚や幻覚。これらの状態を区別する必要がある。錯覚とは、患者が真実ではないと分かっている視覚や心の中に現れるものである。

幻覚とは、真実であるかのように見える状態である。妄想とは、より進んだ状態で、患者がそれを真実だと思い込み、そこから推論できない状態のことだ。水の流れる音を聞くと恐怖と大きな不安に襲われる。

彼は動物、幽霊、天使、亡霊、悪魔などが見え、それらが現実ではないことを知っているが、後にそれを確信する。このような幻覚は、特に暗闇の中で見る。時に明るい光を嫌うことがあり、光を見ると痛いが、また、座り直し、直火を見入るが、そうすると、咳などの症状を引き起こすかもしれない。

「卑猥な歌を歌い、卑猥な言葉を口にする。
苦痛で気が狂いそうになり、ベッドから飛び出し、ベッドが自分の下から引きずり出されるかのように動く。
嗄れるか声が出なくなるまで叫ぶ。
熱が出て躁状態になり、昼夜問わず叫ぶ。
焦り、別の場所に行きたければ、全力で急ぐ」。

無愛想な表情で激しく笑う。

「子供は恐怖で目覚め、誰もわからず、怯えて叫び、近くの人にしがみつく」。

Hyosc.は、荒々しい狂人のような錯乱状態になるが、熱はほとんどない。Stram.ではかなりの熱がある。Bell.では午後と夕方、午後9時から午前3時までの間に発熱し、その後は上がったり、下がったりする。

全身の筋肉を巻き込んだ激しい痙攣、後弓反張、激しい歪み、四肢の収縮、舌を噛む、道管からの出血。痙攣時には冷や汗で覆われる;氷のように冷たい時もある;躁病における冷や汗;子の特徴は、Camphorにのみ匹敵する。

脊髄疾患を伴う長期にわたるヒステリックな痙攣で、恐怖により悪化する。神経質で興奮しやすい人が、恐怖によって痙攣を起こす。

産前産後の痙攣と狂気。敗血症の性質がある。鬱で元気がない状態がしばらく続く。自分が罪を犯して恵みの日を失ったと思っているが、まっすぐな人生を送ってきた。奇妙なことを想像したり、奇妙なことをしたりして、最後には激しい錯乱状態に陥る。大声で叫ぶ;人々に悔い改めるよう促す;顔は赤く、目がギラギラ光っている;支離滅裂な言葉で励ましたり祈ったりする;そんな状態がしばらく続くケース。このような場合、Stram.はVeratr.と比較されるべきだ。

脳充血では、せん妄は無意識のうちに治まり、患者は深い酩酊状態のように見え、瞳孔は拡張または収縮する(Bell.では拡張する)。

茫然自失、苦しい呼吸、下あごが下がっているのが特徴。腸チフスや低体温の熱病では、口やその他の道管から、血がにじみ出るような泡立ちが見られる。

喉と口は乾燥し、舌は乾燥して、口いっぱいに腫れ、尖っていて肉片のように赤く、口から出血し、歯に汚れが付着し、唇は乾燥してひび割れている。

下痢は多量で不随意である;腹部は太鼓腹で、不随意の排尿がある。

抑制された耳垂れからの脳底髄膜炎。旧学派では、このような場合の治療法はない。額にしわを寄せ、目はガラスのようにギラギラしていて、瞳孔が開き、熱はほとんどなく、頭蓋底にひどい痛みがあり、耳の周りが壊死したことがある。

太陽に当たって歩いたことにより、或いは太陽の熱から、激しい頭痛が起きる。終日悪化し、夜、横になると痛みが増すため、患者は立ち上がらなければならない。目は一点に集中し、ガラスのようになり、顔は紅潮しているが、後には青白くなり、目は部屋の隅をじっと見て、動かない;後頭部の痛み。

高度な炎症が最後まで続く。膿ができ、耐え難い痛みを伴う膿瘍(Hepar、Merc.、Sil.、Sulph.)。激しいカタル性の炎症、悪質な敗血症の状態。慢性的な膿瘍、癰(よう)、腫れ物、関節の膿瘍、左股関節は特別な場所である。股関節疾患の症例をしばしば中止することができ、膿がある場合や瘻孔が形成されている場合でも、非常に有用である。軟骨に膨らみ、化膿し、痛みがある。

Stram.は、精神的な症状を改善する作用の強いレメディーの中でも、特に優れている。Stram.は、昼間の講義についていくために、夜中まで勉強しなければならない学生の、勉強のしすぎによる目の問題や脳の炎症を治す。患者はほとんど盲目のようで、薄暗い場所では目に大きな痛みが起き、強い光の中では緩和される。精神症状、咳、頭痛などは光を浴びると悪化する。

「喉と粘膜の乾燥、どんな種類の飲み物でも効果がない。
喉に刺すような痛みがあり、飲み込みが困難で、顎下腺に痛みがあり、痙攣が起こり、特に喉の締め付けにより、液体が出る」。

水を飲み込もうとすると窒息する。恐水症にも効果がある。(Hyosc., Bell., Canth., Hydroph.)

光を見ると咳がひどくなるような、老齢者の肺の化膿した症例では、Stram.はしばしば大きな緩和剤となり、悪化させることはない。

尿が滞留し、力むと出なくなる。膀胱の力が弱くなった老人は、尿がゆっくり流れ、急ぐことができない。

心臓病で、胸が大きく締め付けられ、精神的にイライラし、自分の正体について妄想し、暗い所では眠れず、トンネルを通る電車の中では大きな不安に襲われ、脈は不規則で、心臓は弱々しい。

夢と波乱に満ちた眠り。

Nux Vomica(ナックスボミカ / マチン)

このレメディの随所に、この患者の顕著な過敏性が見られる。

敏感;騒音、光、わずかな空気の流れ、周囲の環境に過敏;食べ物に過剰に敏感;多くの種類の食べ物でかき乱され、強い食べ物でかき乱される;肉類で悪化し、刺激物、刺激的なもの、苦いもの、ジューシーなもの、自分を元気にしてくれるものを欲しがる。

薬に過敏に反応する。Nuxの患者が多い理由の1つは、昔の学派で摂取しすぎたためだ。患者が古い学派へ行って処方されていた場合、気を引き締めるために刺激物やトニック、ワインやあらゆる種類の刺激物を飲んでいた場合、解毒剤としてNuxを投与するまでは、信頼できる症状を得ることができず、患者を落ち着かせることができないことがある。

お茶、コーヒー、ワインを、過剰に取りすぎた場合に、よく効く。コーヒーを常飲している人は、騒音に敏感になったり、過敏になったりして、症状が見えなくなる;自分の症状をうまく出せない。このような患者は、Nuxで数日間よくなるだろう;症状のいくつかは消えてなくなり、落ち着く。

精神状態は様々だが、いずれも過敏で、イライラしたり、ドキドキしたり、敏感な状態を示す。

決して満足することがない。周囲の環境によって取り乱し、苛つきから、物を壊したり、叱ったりしたりする。衝動が強く現れることもある。女性は、夫を殺したいとか、子供を火にくべたいという衝動が起きる;その衝動は激しい気性と結びつき、矛盾や反論に我慢できない;椅子が邪魔になると、それを蹴り倒す;服を脱いでいる時に、服の一部がボタンに引っかかると、頭にきてそれを引き抜いてしまう。(Nit. ac.のよう)

抑えきれないほどイライラした状態;それは弱さであり、身体的な衰弱を伴う;バランスの欠如。例えば、ある社員は、疲れ果てるまで机に向かっており、多くの手紙を受け取り、非常に多くの問題を抱えている;山のように、些細な事に悩まされている;思考は、常に一つの事から別の事へと、急かされている。重い事柄よりも、どちらかというと小さな事柄の方が多い。細かいところまで記憶を呼び覚まさなければならない。家に帰っても、そのことを考える。夜、目が覚めてしまう。頭の中は、仕事の渦で混乱し、一日の仕事が押し寄せてきて、ついには精神疲労が起きる。

小さい事が気になると、怒って逃げ出したくなり、物を壊したり、叱ったり、家に帰ってから、家族や子供に八つ当たりしたりする。疲れて眠る;午前3時に目が覚め、仕事のことで頭がいっぱいになり、朝方まで眠れず、疲れて目が覚めてしまう。朝は遅くまで寝ていたい。

憂鬱、悲しい、でも粉々に飛び散ってしまいそうな感じが常にする、物をかき回したり、壊したりする;自分のやり方で物事を進めたがる。衝動に駆られて、狂気に近い行為、つまり他人を破壊する行為を行う。Natr.sul.は、自分自身を破壊したいという強い衝動がある。Arg.nitr.もそうで、特に高所から飛び降りることであるが、そのような場所に行くことは避けている。

外気や空気の流れに過敏;いつも寒気がし、風邪をひきやすく、その風邪は鼻に定着し、胸にまで及ぶ。

肌は接触や、通気に過敏。痛みやうずきが多い。わずかな刺激ですぐに汗をかく。精神疲労、疲労困憊、神経痛;精神異常の寸前で、これが痙攣にまで発展する。単一の筋肉や全身の筋肉の痙攣;筋肉の単攣縮;衰弱、震え、麻痺。この麻痺性の衰弱と、筋肉や神経の活動の乱れが顕著である。

Nuxに共通するもう一つの状態は、動きが逆向しいていることだ。胃の調子が悪い時、通常はそれほど苦労せずに、中の物を空にするが、Nuxでは、作用が逆方向に向かっているかのようで、腹部を無理やり開けるような、嘔吐と緊張が起きる;逆の動き;吐き気、嘔吐、緊張が続き、長時間の努力の後に、ようやく胃が空になる。

膀胱にも同じ状態が見られる。尿を絞りださねばならない。渋り腹、尿に駆り立てられる。膀胱が一杯になり、尿がもれるが、押し出すと、漏れはなくなる。

腸に関しては、かなり力んでいるにもかかわらず、わずかな量の便しか出ない。

下痢においては、便座に座って、完全に受動的な姿勢をとっている時は、少しだけ便が出て、その後、渋り腹となるため、力を入れずにはいられなくなり、力を入れると、戻されるような感覚が起きる;便が戻るよう;ある種の逆ぜん動。

便秘では、力めば力むほど、便が出にくくなる。下痢や赤痢では、力んでも楽にならないが、少しでも便が出るとすぐに楽になる。赤痢では、Merc.は絶え間ない衝動がある;Merc.cor.は、かなり大きな尿意を伴う、渋り腹がある。

様々な機能が逆に作用することは、このレメディの痙攣の性質を示している。痛みは直腸から放たれる;燃えるような痛み。

目、顔、頭の神経痛;神経痛性頭痛は、刺すような、引き裂くような痛み;それは泣いて、失神するくらいだ;焼けるような、刺すような痛み。頭や顔、四肢が痛く、それは刺すような、裂けるような痛みで、特に引くような痛み。筋肉が緊張しているような感覚。背中に引くような痛みがあり、それは、筋肉が緊張するよう、あるいは引っ張られるよう。

痛みは引っ張られるようで、筋肉の痙攣が起きる;背中に引くような痛み;首の後ろに引くような痛みがあり、頭を後ろに下げざるを得ない;引っ張られるような痛みが、背骨を降りる;腰痛。背中の痛みは、妊婦では、横になるとすぐに悪化し、まるで折れそうな感じがし(Bry.、Phos – 折れたようなはKali c.)起き上がって歩かなければならない。

皮膚の大きな痛みを伴う神経炎。腎臓と肝臓部の痛み。痛みのために寝返りが打てず、両手で体を持ち上げてから、寝返りを打つしかない。仙骨と腰の引きつるような痛み;赤痢に関し、仙骨に引くような痛みがある。腸の引き裂くような痛みと、あらゆる痛みで便意を起きる。あらゆる腹痛の特徴は、このようである。

四肢の引っ張られるような痛みで、ふくらはぎ、足、足指の痙攣が起きる。腹部の痙攣で便意が起きる;痙攣のような痛みの後に、便意を催す;月経痛で、便意を催す;食後の胃の痛みで、便意を催す。かなり力んでも便が出ないが、何度かすると、小さな便が出て楽になる。便は少量で、ぜん動運動が逆になっている。

刺激物に過敏。酔いを覚まそうとする男性の、定番レメディ;(アルコール中毒による)振戦せん妄にも用いられる。老齢の放蕩者は、過剰な性的興奮や、仕事の心配や悩みで、健康を損なう。30分働くとすぐ酒を飲みに出かけ、それを続け、最終的には、あきらめて家に帰って横にならなければならない。精神的におかしくなりかけており、苛つき、疲れきって、よく汗をかき、外気から悪化し、騒音や光に敏感;健康を損なっている。このような人は、Nuxを服用し、休息をとり、刺激物をとってはならない。

お茶やコーヒー、刺激物を飲みすぎる人は、昼夜を問わず起きている;神経が全て緊張している;飛ばなければならないような、もはや一緒にいられないような感じがする;筋肉や手が震える;寝床につく時や、睡眠中に、手足がピクピクと動く。

不安、絶望でいっぱい、心気症;印象に対して過敏;「感覚全てがこの状態;読書や会話に耐えられず、イライラして、一人になりたいと思う。」

誰もが、この人を不愉快にしたり、困らせるようなことをする。彼をなだめようとしても、怒らせるだけだ。彼はその日の仕事を恐れる。最終的には、こんな状態になってしまう「喧嘩する、非難する、叱る、嫉妬から侮辱する、みだらな表現を混ぜる;すぐに怒鳴ったり、大声で泣いたりする」。

異常な性欲のため、性的に衰弱し、健康を損なうまで堪能する;性的に疲労困憊し、インポテンツになる。頭では異常に興奮しているが、挿入すると緩む。自殺に駆られる。

Nuxは消化不良の老齢者で、痩せていて、空腹で、シワシワである;前かがみ;早老;いつも食べ物を選ぶが、ほとんど消化しない;肉が嫌いで、肉を食べると気持ちが悪くなる;刺激的な物、苦い物、トニックを欲しがる。胃が弱い;食後に胃が痛くなり、吐き気、嘔吐が起きる;胃が沈没する;シワがより、痩せる。

風邪を引きやすい;鼻風邪をひきやすい。

風邪は鼻、喉、胸、耳に溜まる。ほんの少しの刺激でも風邪をひく;汗をかきやすく、少しの空気の流れでも、鼻風邪を伴い、頭痛が起きる。暖房の効いた部屋にいて、平衡感覚が乱れると、鼻風邪をひく。

Cepaも、鼻風邪は、暖かい部屋で悪化する。夜、家の中で鼻づまりがひどくなる;特に外出時には鼻が完全に詰まった感じがするが、家の中では鼻が出る;薄い、水っぽい、分泌物が、日中に出る。

少しの通風にも敏感;鼻がかゆくなって、くしゃみが出る。この痒みは喉や気管にも及ぶ。咳;気道が燃えるよう;すべての粘膜が炎症状態;鼻声;声が出ない;喉の痛み;くすぐったい咳。乾いた、悩まされる咳が出て、胸が非常に痛く(Bry.のよう)、頭が2つに割れるような感じがする。

鼻風邪は胸にくる。熱と骨の痛みを伴う流行性感冒;衣服を重ね着しなければならない。唯一の救いは、異常に暖かくすること;だが、熱が出る前に暖かい部屋にいると、鼻風邪は悪化する。シーツの下の空気の動きから悪化;布団を持ち上げると、痛みや咳などが悪化する。

急激な発熱と発汗、またはOpiumのような熱い汗(しかしOpiumは熱い汗をかくと布団をはぎたくなるが、Nuxは布団を上げられない)。

寒気と熱;熱と汗が混ざり合う。寒気においては、手の指や手が冷たく、紫色;頭から足まで寒い;寒気は四肢や背中から始まり、全身に広がり、患者は全身を覆わなければならない。すぐに反応が起き、熱と汗が出るが、その全段階を通して、覆われている必要がある。喉の渇きは顕著な特徴ではないが、熱の中で見られることがある。

すべての発熱の段階において、黄疸が出る傾向がある。硬化物が黄色くなる。皮膚が非常に黄色くなる。老齢者の黄色の皮膚を伴う間欠熱。黄疸を伴う腹部の不調では、Bryに似ている。

Nuxは胃腸の不調に悩まされる。門脈系の停滞が起きる;門脈のうっ血;痔を伴う痔静脈のうっ血;便秘;赤痢;直腸の麻痺。

Puls.のような胃の症状;朝に悪化;朝の口臭もPuls.のようである。胃の調子が悪くなると、頭の中で石が頭頂を打つような破裂感が起こる。

麻痺の状態が多い。腸は興奮状態にあるが、それが過ぎ去ると、便が警告なしに直腸に留まる時が来る。これは膀胱にも及んで、排泄できない尿でいっぱいになる;大きな前立腺を持つ老齢者や淋病では、尿が漏れる。

四肢の麻痺;顔面の麻痺;片腕の麻痺;片手の麻痺;単一の筋肉の麻痺;顔面麻痺がNuxで治ることは珍しくない。麻痺の際の、突き刺さるような痛みは重要である。

顔のほてりを伴う多血症も起きることがある;顔が赤くなるくらいの興奮;苛立ちなどの精神状態を伴う、かなりの衰弱や疲労感。何も考えていないで、頑張らない時には、患者は元気なように見えるが、何かしようと思った途端、疲れてしまう。

発汗から起きる頭痛;ワインを飲む人の頭痛;夜遊びする人の頭痛、夜勤の頭痛。完全な静けさの中では、頭痛が最も緩和される。頭頂に石を押し付けられたような頭痛。

ほとんどの症状は、熱で良くなるが、頭は熱で悪化する。チーズを食べると、ニキビができる。強直性発作を伴う、非常に激しい痙攣;体の全筋肉が痙攣し、顔色は紫で、動くと息が切れる;痙攣中は、意識があるか、あるいは半意識で、恐ろしいほどの苦痛と体のひきつりを自覚している;わずかな隙間風でも悪化;足がくすぐったい;喉にほんの少し触れるだけで、咽頭炎を起こす。

これは、食欲不振に対するお決まりのレメディーとして投与される。食欲を増進させるが、患者にとっては、危険な働きをする。

「肉、いつもの飲食物、習慣的なタバコやコーヒー、水、エール、食べたばかりの食べ物への嫌悪感」

特に腹部の痛み;切るような痛みで、患者は二つに折り曲がり、過食から起きる吐き気を伴う;圧倒されるような痛み;腹部の痙攣性の痛みは、しばしば四肢まで広がるが、それよりも直腸に向かっていることがよくある;疝痛のような痛みで、便意や排尿を催す;特に直腸に痛みが走り、便意を催す場合に、腎疝痛が起きる。

腎疝痛は、尿管内の結石が、その刺激により、尿管の円形繊維を、痙攣させて掴むことで起こる;適切な薬でこの繊維を弛緩させ、後ろからの圧力で結石を一気に押し出す。

胆石の疝痛の場合も、正に同様である。緩和するレメディーや、同種のレメディーのいくつかは、結石を形成する傾向を克服する。健康な胆汁は嚢内の胆石を溶かし、健康な尿は腎臓の骨盤内の結石に同様のことをする。

著しく黄色い皮膚を伴う腹部の不調では、NuxはBry.に近い。Bry.は動くと悪化し、熱で改善しない。Nuxはその両方を持ち、門脈の鬱血や神経痛などにより適している;わずかな圧迫で悪化する(Coloc.はわずかな圧迫で改善し、Mag.ph.は圧迫と熱で改善する)。

Bry.は腹膜炎において、多くの適応を示し、足を引き上げて寝る。痔、門脈のうっ血、直腸の切れるような痛みで便意を催す。

Cupr.は、まるで前から後ろまで刺し貫かれたような、切れる痛みがある。

Nuxでは腹部が陥没するが、一方、Calc.とSepiaでは腹部が膨らむ。InulaはNuxに似ており、便意と尿意を伴う疝痛が起きる。

「牛乳が、胃を嫌う」
「食べると、頭が熱くなる」

コーヒーやアルコール、放蕩による悪影響。喉に痰が絡んだような感覚がある;食べると悪化する。Aloeは、ビールをやめると下痢になる。Nuxは、アルコール飲料を止めると下痢になる。

胃の中に、しこりがあるような感覚(Bry.)。慢性の症例では、Sepiabの方がより適し、Nuxを後続に使うが、Bry.と競い合う;これに、頭頂の圧迫感が加わると、典型的なNuxの状態になります。

結石の感覚は、食後1時間後に現れ、消化の試みは見られるが、Abies nig.ではすぐ現れる。Kreos.の痛みは、食後3時間経たないと始まらず、その後、食べ物を吐いてしまう。

Sulphurと密接な関係があり、Sulphurの過剰作用をしばしば解毒する。それは、Sulphurの体質的な作用を、底辺から解毒することはないが、Sulphurの誇張された作用や表面的な作用を取り除く。

月経が早く来すぎる;長すぎる;月経量が多い;より顕著に長引く;リネンを汚す程度の出血と滴下があり、時折、血塊を伴って開始する。一回の月経が次の月経まで長引く。これには精神状態を伴う;興奮しやすい;薬に対して過敏。

「月経が早すぎ、多すぎる;早く来すぎ、長すぎる;出血の色が暗い」

時折、激しい痛みが伴い、子宮が痙攣し、全身に広がり、熱や圧迫で改善され、わずかな空気の流れや寒さで悪化する;湯たんぽや衣類、熱で、痛みや痙攣が改善される。

Arnicaのような痛み、切迫感などを伴う陣痛。中のものが突き出るかように圧倒され、尿意に悩まされ、便意をもよおす。尿量は少なく、不規則なこともある。外陰部のかゆみが顕著。

ヒステリーの症状が多い。ヨーロッパ人は、ヒステリーの症状の時に、Nuxを必要とすることが多く、アメリカ人は、Ignatiaを必要とすることが多い。

厄介な喘息が起きる。胃腸の調子が悪いたびに、喘息になるという人に有効。Nuxを投与してから、1年間は問題ない。何か合わないものを食べると、喘息で一晩中寝られなくなる。彼らにはNuxが必要である。喘息は、咳を伴う;胸がガラガラと鳴る;胸が粘液でいっぱいになる;咳をしては吐き、吐き戻し、まるで新しい風邪をひいたかのように見える。

お腹を壊す度に、鼻風邪になる。ソーセージを食べる度に、鼻風邪になる患者がいる;彼女は、健康よりも、コーヒーやワイン、社交を優先するので、この人を治す術はない。彼女はステーキは食べられる;どんな肉も食べられない人もいる。胃が不調になった後に、胸まで響く鼻風邪になり、その後、喘息が現れる。

心臓や循環器系の、動悸や興奮。かなりの動悸。精神面でも身体面でも、朝に悪化。鼻風邪といくつかの頭の症状は、Merc.のように、床の暖かさで悪化するが、布団をはいでも悪化する;食事や動きで悪化する;頭は熱で悪化する。

左鼠蹊部に圧迫感と脱力感があり、赤ちゃんのヘルニアを治す(Lyc.は右側)。Arn.は、痛みなどを和らげる。Coniumも、鼠径部の行ってしまう感覚では、 Nux と競い合う。

寒気は、いくら布団をかけてもよくならない;Ign.の寒気は、布団をかけない方が良い。間欠熱では、寒さと熱が混在し、熱は短く乾燥していており、その後暑くなり、発汗と激しい熱が朝に悪化するが、寒気はいつでも起きる。

J.T.ケントのレパートリーについて

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J.T.ケントの「レパートリー」

 ケントは100年前に活躍し、ホメオパシー大きな影響を与えた治療家です。彼のマテリア•メディカとこのレパートリーを駆使して、クラシック•ホメオパスは適切なレメディーを探します。

 ホメオパシーのレパートリーとは、様々な人々によるプルービングによって、心身に症状が現れたものをキーワードにしたものです。健康な体に、特定の物質、植物、動物の希釈されたものを取ることで、様々な症状が起きてくるのを発見したのが200年前にホメオパシーの手法を発見し発展させたハーネマンです。それ以来、時代を経て、様々な国で、ホメオパス、医者、それに協力する人々によって、多くのプルービングがされて来ました。その症状は体の不調だけにとどまらず、考え、感情、夢、体の特定の部位、それが起きる時間など、ホリスティックに、細かく注意深く観察が、書き留められて来ました。それを度合いによって、つまりかなり多くの人々が同じ症状を訴える場合は太字、まあまあ多くは斜体、数人しかその症状がなかった場合は小文字、というふうに示してあります。ホメオパスは、それを1〜3に数値化し、突出した症状、変わった症状、一般的な症状を精神面と/あるいは身体面のいくつか症状をあげ、合計数値が大きいレメディーを候補に絞り、マテリア•メディカで確認し、レメディーを見つけます。

 近年ではコンピューターの発展により、この作業はプログラム化され、手作業による膨大な時間が省かれるようになりました。

 また、この100年の間に、新らたにプルービングもされ、過去に発表されているレパートリーやマテリア•メディカの間違いや追加も見つかり、さらに新しいレメディーも見つかっているため、ベルギーのFrederick Schroyensが中心になり、ケントのレパートリーをアップデートしたSynthesisが現在第9版が発行されています。

 これらはほとんどケントのクラシック•ホメオパシーを元にしてあるため、膨大な数の症状名をいきなり前準備なく探す前に、まずケントの分類名を覚えておくと作業が比較的簡単になります。そのためクラシック•ホメオパシーでは、まずケントを学ぶわけです。

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これはSynthesisの第7版です。

Sanguinaria(サンギナリア/赤根草)

 赤根は昔の家庭薬である。東方の農民の素晴らしい奥さんたちの多くは、冬を迎える前に、必ず家に赤根を準備する。寒い冬の日々に、鼻風邪が来たり、頭や喉や胸に「風邪」が起きたら、奥さんたちは赤根を準備し、それでお茶を作る。それは「風邪」の定番薬だ。奥さんたちはあらゆる不調と戦おうとして、それを与え、この残酷な姿でさえ、「風邪」を追い散らす事に疑いはない。というのは、そのプルービングは、胸部の問題や胸部に進む「風邪」との関連を示しているからだ。

 定期的に起きる頭痛、頭痛が7日に1回起きる;頭痛は起きがけの朝に始まるか、または頭痛で患者が目を覚ます。後頭部に始まり、上昇し、右目上と右こめかみに落ち着く。日中に悪化し、光で悪化するので、暗い部屋に追い込まれ、横にならねばならない。吐き気が起き、吐く物は胆汁、粘液、苦い物質と食べ物、その後、痛みが楽になる。頭痛は、ガスを上下に発すると、楽になる。寝ていると、掌と足の裏が熱くなり、患者が苦しんでいる場合、床から手足を出してしまい、この事は付け加えねばならない、顕著な特徴である。

 慢性の頭痛を、かなりの期間、何らかの方法で免れてきた人は、それ以来、寒さに対する敏感さが増し、「風邪」が鼻や喉や気管に落ち着き、赤むけた燃えるような痛みを伴い、その局部は、まるで火の上にあるように感じられる;痰はべとつき、粘り強い粘液;腹部の不調、多くのげっぷを伴い、げっぷは激しい咳が出た後、特に見られる。

 これは、あまり長く作用する薬ではない。定期的に来る、吐き気を伴う頭痛が、Sanguinariaによって中断した場合、抗乾癬のより深く作用する薬を与えなければ、頭痛は再発するか、或いは、更に悪い何かが起きるだろう。というのは、Sanguinariaは、症例の特質の中に深く入り込まないからだ。 Sanguinariaで頭痛がなくなり、上皮腫ができ、Phosphorusで治った患者の症例を覚えている。疾患の末期で、Phosphorusが与えられていれば、癌はできなかっただろうと確信している。というのはPhosphorusは患者の体質のレメディだったからだ。慢性の吐き気を伴う頭痛がなくなれば、患者は癆 (ろう)になる傾向がある。胸部の問題が起き、どんどん悪化する。癆を和らげる事ができるその力は、非常によく知ら れている。

 患者は気管のカタルを伴い、非常に衰弱する;寒さ、気候の変化すべて、湿った天気への変化、そよ風が吹く度に、衣服の変化に敏感に成る;常に新しい「風邪」をひく。胸の胸骨後部に、燃えるような痛みがある;ベとついた、粘りのある、糸をひく 痰;痙攣性の咳が出て、そして咳をする度に、げっぷをする;ガスの噴出;空噴出。胸内に焼けるような痛み、話すと咽頭内と気管が、ひどく痛む、そして咳がげっぷになる事に、掌と足の裏の熱を加われば、Sanguinariaは、患者を静め、問題を和らげる。このような症例の多くでは、Sulphurを与えるが、その破壊性に対してである。SulphurやSiliceaやGraphitesよりよく、 このようなろうを患った患者に合うレメディがある;Pulsatilla, Sanguinaria, Senecio gracilis、そしてCoccus cacti のようなレメディは、患者の苦しみを一時的に和らげ、静め、健康を増進させさえするため、深く作用するレメディの、中間のポテンシーが取れる。しかし、生命力が低い場合、もし体があまりにも崩壊し、修復できないならば、 深く作用するレメディは避けるべきだ。ハーネマンは、活力が不十分な症例におけるPhosphorusの使用に対して、警告している。Sanguinariaは、表面的なレメディで、すばらしく一時的に緩和させる。

 鼻と喉のカタル状態、特に風邪や、毒草からそうなったもの;またバラ風邪に。Sanguinariaの患者は、6月に「バラ風 邪」をひく。花と悪臭に敏感;花粉症を伴う問題。鼻の中や、喉の中が、焼けるような痛みを伴う花粉症の患者;まるで粘膜にひびが入って開くよう。声枯れを伴う咽頭内の乾燥と、燃えるような痛み;喘息を伴う胸部全域の乾燥と、燃えるような痛み;燃えるような掌と、足の裏と関連。検査で掌は乾燥し、しわがあり、触ると熱い事がわかる;足の裏も同様で、 皮膚が厚くなり硬くなっている。魚の目が燃えるように痛い;足の指が燃えるようで、患者は楽になるため、布団から足を突き出す。

 頭痛がある時は、一般的な、うっ血性の頭痛に見える;朝に始まるが、後方を上り、右目まで広がり、頭全体が熱く、痛い。

 Sulphurと Silicea、Sanguinariaは、毎週定期的に起きる頭痛がある。Arsenicumは、2週間毎に来る頭痛がある。2週間毎に来る大半の頭痛は、Arsenicumで治るか、或いは、健康を損なった体質では、非常に軽減する。慢性の頭痛の、治癒の試みは、老齢で 衰える前にしなければならない。

 「苦い嘔吐を伴う、頭内の脈拍;動きで悪化」。頭痛は、一般に動きにより悪化するが、Bryoniaほど顕著ではない。.Sanguinariaの頭痛は、午後に向かうか、、または、夜ひどくなる、非常にひどくなり、ベッドに行かねばならない;そして、頭が痛くなり、足音やきしりできわめて痛くなる。ひどい頭痛は、光や音や動きなどに妨害されやすい。

 「まるで、額が破裂するような頭痛で、寒気を伴い、胃が燃えるように痛い」「右目を頭痛が覆う」。これが特徴である。 「定期的に来る頭痛;朝に始まり、日中ひどくなり、晩まで続く;頭は、まるで破裂するかのようで、目が飛び出すように思える;頭中に、拍動性の刺すような痛みがあり、右が悪化、特に額と頭頂に;寒気や吐き気、食べ物や胆汁の嘔吐が続く;横になるか、じっと静かにしておかねばならない」。どの症例にも、この中のいくつかは見つからないが、これらはすべて、 Sanguinariaの頭痛への決定となる。

 あらゆる種類の神経痛;切れるような痛み、裂けるような痛み、引き裂くような痛み;まるで、筋肉が引き裂かれるよう、またはひっぱられるよう。裂けるような痛みがそこら中に起きる、神経痛、或いはリューマチ。頭蓋の周りの痛み、しか し肩と首のあたが、もっと特に痛い;首が凝る; 寝ていると回せない「腕が上がらない、しかし前後には揺らせる。痛みが首まで、さっと上がる;三角筋が痛む。右側を好むが、左も治す。右肩にリューマチ性の痛みがあり、腕が上がらない、首や首の後ろの筋肉がすべて含まれる;首の凝り。日中に痛みが起きたら、夜まで痛みが増す。 Sanguinariaについては、 不調は、夜に悪化する。

 風邪をひいて患者が来る;その患者は、腕が上がらない;体の横に垂れている;痛みは、夜ベッドに入って、悪化する、寝返りを打つと、悪化する(ひっくり返るのに、肩の筋肉を使うためだ)。おそらく痛みは、三角筋にあるが、含まれる組織を 推測する必要はない。

 これは、Ferrumと競い合う。赤い顔、非常に紅潮し、腕が上がらない、日中、悪化する痛みがある、それは夜ではない、 ゆっくりした動きで改善する人々は、皆Ferrumが必要だ。Sanguinariaは、動きでよくならない;腕を使うような動きで、悪 化する。Ferrumは、ゆっくりした動きで改善し、速い動きで悪化し、日中痛みが来る。Ferrumは、赤多く、血症の顔をしている一方、 Sanguinariaは、青白い顔をしている。 胸部の不調において、消耗熱の患者に見られるような、周囲を囲む赤い点が頬骨上にある。

 胃の障害や過食、しつこい食べ物、ワインを飲んでからの頭痛。年取った飲んだくれに、ほとんどNuxと同様に、使える。 ビールを飲んで、胃がおかしくなったり、消化が弱る人;さじ1杯の水さえ吐く。 食べ物も飲み物も、胃に留まらない。このような問題 に関連する頭痛。不調を伴う嘔吐と下痢。

 カタルの疾患は、際立っている。喉の慢性のカタル;喉の粘膜の、明らかなべとつき。鼻と咽頭は、粘液で充満。咳払いして、外に出す;乾燥し、燃えるような感覚があるが、新鮮な空気を吸う度に、その燃えるような感覚が、非常に目立つ。

 分泌物の刺激性は、もう一つの特色である。刺激性の粘液が、鼻の中にでき、喉をひりひりさせる。刺激性で熱い液体が、胃から、げっぷとして出て、喉と口の皮が剥がれる。下痢は、刺激性の水状の便を伴う;特に、嬰児に;臀部が、皮がむけ赤 い。この燃えるような痛みは、胃全体を回って広がる;老人の胃の問題で、胃腸に燃えるような痛み;燃えるような痛みを伴い、さじ1杯の水さえ吐く;老人の胃痛;消化不良;胃の障害全種。

まるで、何か熱い物に触ったように、舌は、赤く燃えるよう。咽頭と食道に、燃えるような痛み、口蓋の燃えるような痛み。 燃えるような痛みを伴う、扁桃腺。「喉に熱があり、冷たい空気の刺激で改善、喉が非常に乾燥し、まるでヒビ割れるよう」。 この、燃えるような皮を剥がれた感じは、粘液すべてに影響する。

 患者は、突然の寒気で、ベッドに潜り込む;肺炎の胸部の症状における、燃えるような痛み;さびのような痰;激しい咳;気管の分岐点が、激動しているように感じられる;まるで、ナイフが、その部分に当たっているかのよう;まるで、バラバラに引き裂かれたかのよう;そして、咳がたくさん出た後で、大きな音の空げっぷが出る。他のどのレメディも、このような事はない。

 「胃の燃えるような痛みを伴う、吐き気、唾をよく吐く事を伴う」。吐き気は嘔吐で楽にならない。吐き続け、ずっとむ かつく。火がついたように、燃えるような痛み。ひどく燃えるように痛いため、よく間違えてArsenicが与えられる。

 「苦い水、酸味のある、刺すような体液を吐く;栄養物を吐く;寄生虫を吐く;心配に先導され;頭痛と胃に燃えるような痛みを伴う;後で、頭痛が楽になる;衰弱と共に」。このような症状は、頭痛や、胃の不調、胸焼けに起きる。胸焼けは。酸性のげっぷや。酸性の嘔吐によって現れる。患者はよく「胸焼け」のことを話すが、それは酸性のげっぷの事なのか、 酸性の嘔吐の事かを、見出さねばならない。患者は、酸っぱい食べ物を「吐き出す」と言う。

 頭痛と多くの不調を伴い、 Sanguinariaは気絶する症状がある;空腹のようなのだが、食べ物に対してではない。倒れる、気絶、「使い切った」、空虚な感じ。「空腹の頭痛」を伴い、Phosphorusのようだ。Psorinumは「空腹の頭痛」にお いては、その他すべてに勝るが、Psorinumは食べたいのだが、十分食べられない。 Sanguinariaは空腹だが、食べ物に対してではない;食べ物の事を考えたり、食べ物の匂いを嫌う。Psorinumは貪欲に食べ、Phosphorusもそうである。 Sanguinariaにおいては、頭痛を伴う、偽の空腹である。「胃に燃えるような痛み;頭痛と寒気を伴う」。

 喘息;枯れ草喘息において、刺激のある体液をげっぷで出す。胃の不調に関連する喘息を、Sanguinariaは一時的に和らげる。 Nuxは、胃の問題からの喘息である事を忘れてはいけない。

 肝臓の問題;痛み、充満感。一般的に表現されるような、胆汁の問題。まるで、肝臓が多量の胆汁を作り出すようだが、胃十二指腸カタルがあり、そのために、胆汁が下降する代わりに、胃内に逆流し、苦い黄緑色の液体が出る;腐敗した胆汁として、噴出される。これは特別である。慢性のSanguinaria患者を見ると、1週間の間、胃が不調なのに気づくだろう; 非常に空虚な胆汁を吐き出す;酸っぱく熱いげっぷ;そして、一度に全部無くなり、ひどく氾濫する下痢が、突然来る。胆汁液、噴出する便。 Natrum sulphとSanguinaria、Pulsatilla、Lycopodiumは、この交互に来る下痢と便秘を治す。

 「子宮口が潰瘍化している;不快臭で腐食性の帯下」。「夕方に腸が膨張、ずっと開いている子宮口から、膣を通じて、ガスが発生する分泌物;同時に痛みが、うなじから頭へ放射線状に通過する」。

 「喉の慢性的な乾き、咽頭内が腫れたような感じ、乾燥し、皮がむけたような、燃えるような痛み、うずきを伴う、べ とついた粘液」。「百日咳;収縮した、痙攣が顎の下の喉を横切る;下痢を伴い、夜に咳が悪化」。下痢を伴い、咳が夜 悪化する事は、このレメディが表す特徴である。「患者が風邪をひいた時、百日咳後に起きる、深刻な咳で、百日咳の痙攣性の特徴がある」。大人が風邪をひき、百日咳のような痙攣性の咳をする。吐き気を伴うため、胃からの咳だと患者は言う。すべてにおいて、燃えるような痛みと、下痢がある。

「痛ましく乾燥した、痙攣性で、消耗性の咳、特に子供において;夜に向かって悪化、横になると悪化、寒い寝室に入ると悪化、気管に、皮が剥けた、燃えるような痛みがある」。気管が。非常に痛く思える、そして、実際に痛い;食べ物の塊が、食道を降りるのが、はっきりと感じられる;患者は、食べ物が通る部分を述べる事ができる。

Sabadilla(サバディラ)

 Sabadillaの患者は、ブルブル震え、冷たい空気や、寒い部屋、冷たい食べ物に敏感である。しっかり包まれていたい;おなかを暖めるため、熱い飲み物を飲みたい。カタルの状態になりやすく、この時、患者はは熱気を欲する。喉のカタルの状態は、熱い飲み物や食べ物を要求する。冷たい物を呑み込みにくい;痛みを増し、呑み込みにくくなる。

 対象によって、レメディを調べる事はよくある。このレメディは、左から右へ移動し、すぐにLachesis.に関連するよい処方である。SabadillaとLachesisの、喉の痛みや炎症状態は、左に始まり右に広がる。しかし、Lachesisの痛みは、暖かい物で悪化する:それは、発作的な状態を引き起こし、息が詰まるような感覚を伴い、そのため、冷たい飲み物を欲し、それで楽になり、簡単に呑み込み、喉の痛みが改善する。一方、Sabadillaは、外部も内部も熱で改善する。 

 鼻のカタル性の状態では、くしゃみが続く;鼻は、ひどく赤むけた感覚がある;燃えるように痛い;鼻が詰まる。分泌液は、サラサラした粘液が始めにあり、後で、べとついた粘液になる。鼻風邪の様相がすべてある。鼻風邪は、熱い空気を吸い込むと、改善する。患者は、開いた暖炉や、風量調節装置の前に座り、頭を近づけ、熱い空気を吸い込む。鼻のカタルの状態が長引く時に、特に有効である;普通のレメディに従わない、長引く鼻風邪;延々と続く鼻風邪で、花の匂いで、分泌液が増える。花の匂いの事を考える事からでさえ、くしゃみが出て、鼻水も増える。色々な事を考える事で、病状が悪化する。

 花粉症の患者の多くは、花の匂いや、干し草の野原の匂い、枯れた野菜のような物の匂いに、敏感;ある人は、果物の匂いに、非常に過敏なため、りんごを家から持ち出さねばならない。ラベンダーのように芳しい匂いを吸い込む事は、何人かの花粉症患者には、耐えられない事である;季節によって、このような病気がもたらされる。さてSabadillaは、環境や匂いに、そのように敏感である;喉と、鼻の後部のカタルが増える。くしゃみをし、鼻から粘液が流れ出る;潰瘍にさえなる。定期的な発病;6月の枯草熱;8月20日頃の、秋に来る花粉症。花粉症は、短期的に働くレメディで、緩和される簡単な物である事がよくある;2〜3日で発病を終えるだろう。しかし、治癒は何年もかかり、患者はその合間に、その症状によって、治療せねばならない。花粉症の症状がある時、他の症状がない;ある時は、あるグループが現われ、別の時には、別のグループが現われる。しかし、患者は病気で、すべての症状をまとめて集め、症例は、それに応じて扱われなければならない。

 この人の苛立たしさの多くは、架空のように思える。心は、変わった物で満ちている。人や自分自身に関した想像は、変わっている。体がしおれ、手足が曲がり、あごが長く、片方が他方より長いと想像する。そう感じ、目に見えるにも関わらず、そう信じてしまう。それは、自分が信じる感覚であり、妄想で、精神の錯乱である。「自分の体の状態についての、間違った印象」」「自分は病気だと想像する;部分的に歪んでいる、と想像する;腸内ガスで膨らんだだけなのに、妊娠していると想像する;ひどい喉の痛みのため、死に至るのではと想像する」。その想像は、事実に基づかない;何もそう見えていないのに、何かが見えたら、もっとひどく苦しむ。このような患者は、共感がない事がよくある;彼らは、本当にレメディをとるべきだ。Thujaは、自分の体の状態に、間違った印象を持っている;ガラスでできていると思う;透明という考えではなく、むしろ、自分が、粉々に壊れてしまうのではないかという、もろい恐怖のためである。固定観念のレメディが、2〜3ある;これらの考えは、宗教、政治、衣服、家族や人生の事に関連している事だろう。かつて、私の所に、ある精神異常の患者がいたんだが、その人は、ある特定の色を身につけている人が、乗っている車から、逃げ去ってしまうのだ、というのは、それは、悪魔が、自分に入り込む色だ、という固定観念が、あったからだ。男性におけるPulsatillaの精神状態は、女性は、自分の魂に損失を与える、というものだ;それは妄想であり、固定観念である。Iodineは、固定観念であふれている。Anacardiumは、悪魔が、片方の肩に座って、ささやき、一方、反対側の肩には、天使が座って、ささやき、自分は、その間で、何も言わないでいる。

 「間欠熱の間の妄想」「知的疲労は、頭痛を悪化させ、眠りを作り出す」。考えたり、瞑想したり、本を読むと眠気が来る。椅子に座って瞑想していると眠りに落ちるのは、Nux moschata と Phosphoric acid.である。

 目眩。夜、目眩で、目が覚める。外気で、目眩;あらゆる状況で。多くの頭痛。片側の頭痛。患者の眠気を誘う瞑想は、頭痛をもたらす。学童女子の頭痛。頭痛のため、学校から連れ戻さなければならない、虚弱な子供が、学校や自分自身について、おかしな想像をして、家に帰って来る。頭痛は、ぼおっとし、前面の副鼻腔、目の上方にある鼻風邪と関連している。充満感、破裂感、ぼおっとする、不快感、くしゃみ、歩いて悪化する。鼻風邪を伴う麻痺性の頭痛。朝、そのために、しょっちゅう起き上がり、午前中、それが増す。頭は、冷や汗で覆われる。症状の多く、特に、病状を伴って、額に冷や汗をかく事においては、Veratrumにそっくりである。

 花粉症が、痙攣性のくしゃみと、鼻水が流れる鼻風邪の場合;鼻が詰まる;鼻からの呼吸が苦しい;いびき;鼻の中が痒い;鼻から多量の出血;鮮やかな赤い血が鼻の奥から出て、皮を剥ぐ;ニンニクの匂いに、非常に敏感;前頭骨の深刻な痛みと、目蓋の赤みを伴う、鼻風邪;鼻から、多量の水っぽい分泌液が出る。

 ある花粉症で起きる、特殊な種類の痒みは、口蓋や軟口蓋の痒みで、楽になるため、患者は軟口蓋上で、舌を前後に引っ張らねばならず、鼻風邪やくしゃみなどを伴う。Wyethiaが、発病を短時間で終えるだろう。

 寒さに非常に苛つき、敏感であり、痒みが、喉頭と気管まで広がる場合は、Nux vomicaである。

 くしゃみと、多量の水っぽい鼻水を伴い、その分泌液が、上唇の上と、小鼻のまわりに、赤い筋を焼き付ける場合は、Arsenicumである。

 刺激性の多量の涙と、くしゃみを伴う鼻からの、多量の非刺激性の鼻水がある場合は、Euphrasiaである。

 目から、非刺激性の水っぽい分泌液が多量出て、鼻から、刺激性の水っぽい分泌液が多量に出る場合は、Allium cepaである。

 しかし、これらは、体質レメディではない;治癒せずに、ただ重症の発作の間に、緩和するだけである。この症状は、乾癬体質の結果であり、この体質は、抗乾癬によって、治療されなければならない。花粉症が、非常に深刻である事があるため、患者の中にある、乾癬の顕現にすぎないように見えるが、間違った治療で、抑えたり、止めたりしたら、1年中健康にならない。もし、そのままにしておいたら、年の残りは、健康である。しばしば、花粉症は冬を通して進み、体質強化によってのみ、それは軽減する事ができる。体質治療にしたがって、毎年の発病は軽くなり、治療の終わりには、患者は、気候に影響される事なく、生活する事ができるようになる。緩和しようと、山に登らなくていいのだ。どこかに行くのなら、影響が悪化する所に行くべきだ、そうすれば、その顕現がすべて明らかになるだろう。患者が治癒可能であれば、花粉症は治るだろが、もしそうでなく、患者の体質が非常に崩れていれば、治療不能で、花粉症は治らないだろう。

 発病の最も顕著な所は、鼻や喉、気管、喉頭の粘膜である。これらの部分の粘膜に急性の激しい炎症がある。

 熱い飲み物を、ひどく飲みたがる。食欲は目覚ましい;それは通常、妊婦によく見られる。彼女は、全然、おなかがすいていないと言う;食欲がなく、好き嫌いがある;だが、ある理由から、結局、食べる事になり、一口食べると、おいしく感じ、それで、食欲をそそられ、おいしい料理を作る。別の時には、食欲がなくなるだけでなく、食べ物に嫌気がさして、食べ物を嫌う。「食べ物すべてに、肉に、酸っぱい物に、コーヒーに、ニンニクに対する嫌悪感」「 病的な飢え、或は食べ物を嫌悪する」。

 蟯虫、寄生虫、あらゆるお腹の蠕虫や条虫における、定番の薬。注意深い医師はは、虫のために処方しているとは、決して思わない。その医師は、患者の症状全てを受け取り、それらが、レメディへと導いてくれる。ある時、あるご夫人の家で、まるで肛門を掻いているかのように、犬が後部をカーペットの上で引きずっているのを見た。その人が「先生、うちの犬にレメディをいただけませんか」と言った。私はその口に、Sabadillaを1回投薬した。後に、しばらくたってから、その女性に聞かれた「先生、犬にあげた薬は何ですか」と。私は、彼女に、どうしてそう尋ねるのか聞いた。「2〜3日してから、恐ろしく多くの寄生虫を排出したのは、どうしてですか」と彼女は言った。Sabadillaと Sinapis nigraは、蟯虫がいるケースによく適応する。しばしば、レメディは、患者を一般的に整えるために、元の状態に戻し、そして特別な部分も整えられる。

 女性の生殖器官。「回虫から好色になる」「子宮に、まるでナイフで切られたような、痛みがある」「生理がおくれすぎ、痛みのため、生理の2〜3日前に、圧迫される;減少;発作と驚きによって血が流れ、時には強く、時には弱く出る;血液は鮮やかな赤」。

 ヒステリーな患者;異様に、不均衡な心を伴った患者で、様々な神経質な症状が、同時に生じる。「ピクピク単収縮し、痙攣性の身震い、寄生虫からのカタレプシー」。完全に健康な胃腸や直腸には、寄生虫は適していないという事は本当だ。不健康な所にだけ、繁殖する。抗乾癬の薬を投与した後に、その存在を期待していなかった時でさえ、サナダムシを、瓶に入れて持って来る患者が、何度もいた。有機組織を健康状態に戻し、寄生虫を出す。細菌についても同様だ。それらは、病気の結果としてのみ存在する。病気が、初めに存在する事なくして、それらが、存在する事はわからない。寄生虫を無視して、症状の全体性から、レメディを選んべば、患者は健康を取り戻し、寄生虫に関する限り、症状なく進む。寄生虫は、小さくなってしぼみ、遂には外に出る。レメディを投与後6週間で、中で寄生虫が消えたケースは滅多にない。一方、もし暴力的な方法で、寄生虫を排出したならば、その患者は、何年も、厄介な症状を伴って行くかもしれず、どうして、その人の治療に失敗したのか、あなたはわからない。

 まず、患者のために処方しなさい。適切な体質の治療が、正常な状態に戻すまで、病気の結果は、どれも取り除いてはいけない。

Ruta Graveolens (ルータ/ヘンルータ)

Rutaは、よく見落とされる、もう一つのレメデイである。Rutaは、あまりよく知られていないので、見落とされ、Rhusか Argentum nitricumが与えられたり、症例に十分関連していない、他のレメデイが与えられたりする事がある。その症状の多くはレパートリーに分類されにくい。その特性の知識が得られるべきだ。Rhusに似ている病訴の分類に入り、寒さに敏感で、寒く湿気た天候から悪化し、寒さから悪化し、病訴は、局部の張り;局部を過度に張ったり、使いすぎてから起きる事が多く、主に、腱の特質の、腱膜線維部分である、白色線維、屈筋腱に起き、特に、力で過度に緊張させた屈筋腱に、限定される。Rhusにはこのような物があるが、Rutaに見られるような物は他のどれももってない。色々な外科の状態や、怪我からの骨膜の問題に、Rutaはよく適する。骨を覆ったり、脛骨を覆う薄い肉である骨膜の問題。傷の痛みはゆっくり消え、硬くなった部分を残し、骨膜が厚くなる節だらけの結節のある状態で、痛みが残り、ゆっくり回復する。骨膜内の塊が何ヶ月も何年もあり、棒や金槌で打ったり、向こうずねの骨をぶつけた結果、過敏で痛い結節ができる。農夫や木こり、機械工が、金槌や鉄の道具を持って、鉄の道具を、手の前方へ出すのに、握りしめたり、金てこを使ったりし て、掌に小さい節ができる;嚢包のように、硬くなった腱の組織の塊。骨膜や骨、腱や関節の辺りに、沈着物を形成す る傾向がある。特別な位置は手首であり、この部分に嚢包や小結節ができる。腱の過度の緊張と小結節ができやすい所は、腱に塊や房や小さい腫瘍ができる。屈折の収縮が徐々に増え、そのため手が永遠に屈折する;足が屈折し、そのため足の裏がますますくぼみ、過度の緊張と屈筋の激しさから、足の指が下に引っ張られる。

 目の筋肉が過度に緊張する。この筋肉は主に腱から成っている。使い過ぎになるまで、使い続ける。目の疲れに、頭痛が後続し、眼球や目の膜も影響を受け、そのため、使い過ぎの目は赤くなる。見ようとすると、目の中や上などあちこちが痛くな り、それは目を使う事から悪化する。細かい印刷物や、細かい縫い物を見て、悪化する。このような目の過労で、目が赤 くなり、痛くなり、一点に目を集中させる事ができなくなる。頭痛がこれに続く。ここでは、Argentum nitricumはRutaに 似ている。Arg. nit.とNatrum murは、最も頻繁に使われているレメデイだが、Onosmodiumは、疲れ目からの頭痛に頻繁に示されるレメディである。だが、これらは区別しやすい。Rutaは冷たい物から悪化し、暖かい物をすべて欲する。Arg.nit. は熱で悪化し、涼しい所にいたがる。患者をじっと考察するとよい。

 Rutaには、一般的な疲労がある。椅子から立ち上がる時、脚が動かず、患者はよろめき、椅子から立ち上がろうと何度も試みる。型にはまった人は、このためにPhosphorusとConiumを与える。RutaとPhosphorusはどちらも、氷のように冷たい水を、激しく抑えきれず欲求する。臀部と股のあちこちが弱いので、Phos.とCon.を比べるとよい。

 このレメデイは、精神面の症状を十分に起こしていない。それらは、ただ一般的で、他の多くのレメデイにも属している。 「否定し、喧嘩する傾向がある」「自分自身と他人に不満足」「精神面の落胆を伴う、不安と意気消沈」。これらの症状は、ただ一般的なだけで、1~2種類のグループに分けられるだけである。患者は苛ついているか、また反対に、よい性格でもありうる。このレメデイは、苛つきの中に分類される。「落胆」は、喜びの反対で、2グループのもう一方である。 「憂鬱は、夕方に向かう傾向がある」。ここにある唯一の事は、夕方に向かって悪化する事だ。事が起き、1~2のグループ に属す場合、それは穏やかな度合いにおいてのみ重要である。

 多くの病状は、横になると悪化し、特に神経に鋭い、刺すような、裂けるような痛みがある。Rutaは、痛みの薬であるが、 症状はゆっくり起こすため、慢性の特徴がある。老齢者の神経痛で、刺すような、裂けるような、燃えるような痛み で、特に、下肢や、目の周りの痛み、顔面神経痛が起きる。あらゆる痛みがあり、痛みを表すあらゆる形容詞で表される が、横になって悪化し、寒さから悪化する。座骨神経痛では、切り裂けるような、引き裂けるような痛みがある。座骨神経痛で、最も激しい形;痛みは背中に始まり、臀部と股を降りる;裂けるような痛み;日中は快適だが、夜横になると、すぐに悪化する。Gnaphaliumは、座骨神経痛のすばらしいレメデイで、また、横になる事から、この悪化がある。

 「目が、火の玉のように、熱く感じられる」。目が熱く感じられる場合の、ただの炎症のために、Rutaを使うのは、間違いである。EuphrasiaやBelladonnaやAconiteが、風邪から起きる単なる炎症や、症例が慢性の場合の抗乾癬に使われる。しかし、細かい仕事や、長い間の縫い物から、目を痛め、眼球が火のように感じられたら、この人は、Rutaが必要である。冷たい風にさらされた後に、涙が出て炎症を起こし、目が生の牛肉のように見えたら、Aconiteである。

 「目が燃え、うずき、疲れて感じられ、視野がぼやけ、夕方、目を使うと悪化する」。夕方の一般的な悪化の部分に入る。書き写す時、ここに、原稿がおかれており、コピーはそこにある場合、ここからそこへ絶えず視野を変える必要があ り、特に、もし暗い光の下で、書き写したら、頭痛が起きたら、それをRutaは治すだろう。このように、目を使い過ぎた後、もし、患者が冷たい風の中で、乗物に乗ったら、結果的に麻痺した衰弱が起これば、この事はRutaを更に深く示す。風にさらされたり、寒い中、乗物に乗って涙が出る。目の特定の筋肉の麻痺や、斜視さえ起き、目の調節のあらゆる障害がある。「内 側直筋上の力の喪失」「眼精疲労で、過労や細かい仕事から、目のあらゆる細胞が過敏になる;目の中や目の上に、熱が起き、うずく;夜、目が火の玉のように感じられる;視野がぼやける;文字がいっしょに動いて見える、涙が出るなど」。 電灯の下で書いたり、織工の細かい縫い物などから起きる、目の過労や、屈折異常による弱視では、1本の糸と他の糸を区別しにくくなり、全く読めなくなり、視野に霧がかかったようになり、離れた所では、完全に曖昧になる事を伴う。

 便秘は顕著な特徴で、排便時の直腸脱を伴う。「頻繁に排便に駆られるが、出ず、肛門脱を伴う」「産後の直腸突 起」。座っている時、直腸が痛い。潰瘍から直腸にひどい痛み。直腸の痔と狭窄に役立つレメディである。

 背中の症状。明確なリューマチのレメデイである。寒さに感受性があり、冷たく湿気た嵐のような天気で悪化するレメデイはすべて、リューマチのレメデイとして表されている。背中のリューマチの症状。「まるで、腰椎が傷つくような痛み」「転んだり、打ったりしてから、背中や尾てい骨が痛い、或いはまるで傷ついたよう」「ハムストリング筋が短く、弱く感じられ、階段の上り下りで、膝が笑う」「捻挫や脱臼の後に、足首が痛く、歩行不能」「特に、手首と足首の、捻挫の後の、不自由 さ」。捻挫したらすぐ、炎症状態にはArnicaが必要であろう、そしておそらくRhusが後続するだろう。しかし 捻挫の結果として、腱に小結節ができたら、Rutaが呼ばれる。Rutaは、単なる捻挫に、すばらしいレメデイであり、腱の痛みと衰弱がすべてある。ArnicaとRhus、Calcareaは、単なる捻挫以外、何も症状がない時、決まりきった方法で必要となる事がよくある。

 背中の捻挫の後の、下肢の麻痺性衰弱。

 晩に悪化する時には、憂鬱な気質になり、目の燃焼、光の周りの緑色のハロー、視野のぼやけ、目の痛み、右肩甲骨下の痛みが起きる。 Rhus.のように、極めて落ち着きがない。非常に落ち着きがないので、じっとしている事ができない、神経質な落ち着きのなさ。

 「転んだり、打ったりした時から、至る所が、傷ついた感じがし、手足の関節が悪化する」「捻挫、骨膜炎、丹毒といった、骨と骨膜の傷や、他の力学的な怪我」。

 Rutaは、Mercuryに関連し、また解毒する。

 皮疹は、痒みを伴い、Mezereumのように、掻いては、場所を変える。冷水を飲みたがり、下肢が弱るPhos.と比べるとよい。 リューマチでは、Phytolaccaと区別するとよい。RhusとSepiaとSiliceaとSulphurを比べるとよい。Rutaは、抗乾癬だが、SiliceaやSulphurほど深くない。