スイスのセラピストの街ヴィンタートゥール

 スイスに住んで、はや19年。チューリッヒ近郊のWinterthur(ヴィンタートゥール)という街に住んでいます。日本で例えると、東京の衛星都市の横浜みたいですね。スイスで5番目に大きい街なんですが、私の故郷の岡山に似ているなあ、とつくづく思います。自転車で回れ、都市機能はあり、自然も豊か。

 そして、なんといってもWinterthur(ヴィンタートゥール)は、スイスでセラピストが最も多い街なんです!ユング派心理療法、キネシオロジー、ホメオパシー、オステオパシー、クレニオセラピー、指圧、各種マッサージなどなど、より取り見取り。

 そして、住んでいる人々もセラピーにオープンで、気軽にセラピーに行きます。小さいお子さんを持つお母さん達は、特にセラピーを利用します。代替医療をカバーする追加の保険(追加料金を払います)に入っている人も多く、セラピーを気軽に利用しています。

 その保険がすべての資格を持つセラピストやセラピーに適要されるわけではないのですが、スイス人達は、そのセラピーやセラピストがよければ、保険が効かなくても、そこに通います。質や価値を大切にするスイス人らしいところです。

 私もこの2年ほど、代替医療をカバーする追加保険に入っています。追加料金を払って入ります。セラピー料金を全額自己負担で払った後に、保険会社にレシートや指定フォームを送ると、セラピー料金の半額くらい払い戻しが返って来ます。追加保険に入った頃は「どんなセラピーを受けようかなあ」とウキウキしてセラピーを調べていたものです。スイスはヨーロッパの他の国々に比べると、保険適応のセラピー枠が広いようです。本当にラッキーだと思います。

 でも全てのセラピーやセラピストに対して保険会社が払ってくれるわけでなく、セラピーによっては、支給0だったり、わずがしか出してくれない時もあり、私みたいに毎月セラピーを受けない人だと、1年の総額で計算すると、追加保険に入らず、直接全額払っても、あまり変わらないか、安くつくかもしれません。

 そして何より、自分の頭が計算づくになって嫌な気分になるので、やっぱりハートが繋がるご縁のあるセラピストさんに診てもらうのが一番かな、と最近は思ってます。