序論(J.T.ケント)

    この仕事を、ホメオパシーのマテリア•メディカの一般的なレパートリーとして専門家に捧げる。これは、あらゆる情報から作り上げられており、我々のマテリア・メディカの基本的な作業に置いて記録されている、有益な症状全て及び、我らが有能な治療家たちの注釈もまた編集されている。多くの未検証の症状は、その一貫性について決定的な疑いがあった場合のみ割愛されている。また一方で、レメディーの特質と一致すると観察された場合、臨床が行われてる。 

 レパートリーの意向は、至る所統一されており、それぞれの部門の決めかねない展開が入ることを認め、そうすることで、使う事によって、確認され検証されたレメディーを加えることができる。それは、あらゆる症例において一般性から特異性へと進めようと努めてきたもので、この遂行における目的はまず、発生時間や情況、最終的な広がりといった特異性が後続する症状を作り出すレメディーを全て含む、一般面のルーブリック全てを与えることだ。広がりに関してだが、そこからある特定の症状が広がる点は、その症状が見つかる点においてであって、それが広がる点ではないことを、ここに述べておく。

 先輩の治療家によく知られているように、一般面から特異性に症例を理解する手法が最も納得のいくものだ。ただ単に特異性からだけで理解されると、レメディーは見つからないのは確かで、頻繁に失敗する結果となるだろう。それは、一般面のリューブリックにおけるレメディーが向く特異な方向が、観察されていないという事実のためであり、ある特異な症状に関するレメディーに頼ることは、その症状があるかもしれず、まだ観察されていない他のレメディーを締め出すことになる。しかしながら、他の方向に、すなわち一般性から特異性に理解することで、一般面のルーブリックは、症状に関連したレメディー全てを含むだろうし、こうしたら特異性は中に含まれ、一般面のリューブリックを貫くレメディーが特異な症状を有するのがわかり、このことは処方すべき物を選択するのに役立つ。このように、このレパートリーの一つの焦点が、レメディーの一般面のグループを確立するのに役立ってきており、一般面のグループとルーブリックによって、レメディーの一般性としては理解されていないのだ。病理の名称が使われた場合、関連する状態のレメディーへとだけ導くことは、ルーブリックにおいて見つかるだろう。

     ボーニングハウセンの「治療学のポケットブック(Therapeutic Pocket Book)」を使ったことがある人にとっては、一般面から症例を理解することはおなじみの手法である。しかし若い人々のために、次の提案は役立つだろう:オルガノン (§§ 83-140), による症例をとった後に、精神面の症状と、患者自身が叙述した症状と状態を全て書き出し、これに対応する症状のレパートリーを探す。それから、叙述された血液や分泌液の色、全体を包括する体の悪化や改善、また外気を欲する、暑いか冷たい空気を欲する、休みたい、動きたい、それは単なる欲求か、あるいは改善をもたらす、といった身体面の症状を探す。全体的に改善して感じるか、悪化して感じるかは、同じ情況だけが痛い部分に影響を与えることよりも、ずっと重要で、これらは反対のことがよくあることを理解すべきである。そして、臓器や機能、感覚の症状を使って処方してさらに個人化し、常に細いことまで全て調べ終わるまで、それぞれの症状の起きる時間にまで重視するのだ。そして症状像を集合的にかつ個人化して調べ、最終的にその症例のレメディー、あるいは症例の症状に共通するいくつかのレメディーのマテリア•メディカを、全てのレメディーの中から、疑いなく最も類似しているのがわかるまで調べる。

 必要と思える所では、いつでも参照を交え、さらなる疑いは利用できるので加える。多忙な人の多くは、自然に探し出した一つと違う見出しのレメディーのグループを見つけるだろう。その時参照を交えていれば、常に将来のルーブリックを見つける助けとなるだろうし、交えた参照は全て筆者に送っていただければ、もっと完成した後続する版の助けになるだろう。治療家の皆さん、検証された臨床された症状を送ってください。そしてこの本に何か間違いが見つかればおっしゃってください。完全で正確なレパートリーにするためには、このようにするしかない。このレパートリーを使われる皆さん、まず初めから終わりまで一般面のルーブリックの見出しを読んで、基準になっている様式に慣れていただけますようにお願い申し上げる。どのレパートリーもそうだが、ずっと使いこなすで、手引きとなり手助けとなることだろう。  

J.T. ケント

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