この薬はAluminaのように、体のあらゆる部位の筋肉の麻痺性衰弱のような特殊なもの、一種の基調の欠如を作り出す。四肢が弱っている。この弱さは直腸と膀胱において特に感じられる。その内容物を排出するという直腸と大腸の能力欠乏から、便が詰め込まれる。膀胱もまたその作用が低下し、排尿が非常に難しい。排尿後、膀胱に半分残っている事がよくある。排尿はゆっくり始まり、患者が立ち上がって排尿すると、Hepar.のように尿が垂直に落ちる。この事から不活発な作用である事がわかる。この麻痺状態はまた、静脈にも広がり、血管運動麻痺を作り出す。
このレメディーを貫く別の特異な状態は、炎症を起こした表面がある所はどこでも硬化する傾向がある事である。癌では、最も自然な特徴として硬直する傾向があるため、その特徴にこの事を有するすべてのレメディーは、多かれ少なかれ癌疾患と関連している。潰瘍はAlumenに共通しており、この硬化は潰瘍下にあり、潰瘍は硬化した基盤と共にある。あるいは、小さいうろこが循環が弱い皮膚に現れることがあり、例えば軟骨部より大きく厚く硬化した塊ができる。この角質化した皮膚下で湿潤が起き、硬い皮膚が落ち続き、血管運動麻痺からの組織の衰弱のため、治癒が進まない事がそれに続く。上皮腫はそれ以上のものではなく、このレメディーでは、上皮腫や他の癌性疾患などの特徴がある。硬化の特別な形態以外に、硬がんとは何か。有機組織が生命の低いタイプ、組織の低い形成、組織の炎症、わずかな誘発が硬化する場合、これは、深く根付いた疾患まで、肺結核、ブライト病、糖尿病、癌などまでかかりやすい一種の体質である事がわかる。我々は境界線ギリギリにいて、何かが起こるだろう。このレメディーは、有機組織をこのような疾患状態に導き、低いタイプの組織形成が見つかり、これらの硬化の多くは結果的に癌ななるだろう。これは長く作用する抗乾癬のレメディーである。
この薬にはまた、子宮の頸部と乳腺の硬化の傾向もある。腺はゆっくりと炎症を起こし、普通の鬱血と硬さで止まらず、弾丸ほど硬くなる。この硬化は身体の様々な腺に及ぶが、特に扁桃腺で顕著である。風邪をひいて咽喉に落ち着く傾向があり、特に扁桃腺を選び、それが硬くなる人や、風邪をずっとひいていて、扁桃腺がずっと肥大していく人に、その硬化と浸潤という全行程に合うAlumenという薬があり、症状が合っている場合、同種の法則に従ってこれらの症例を治す。風邪をひく度に扁桃腺に来て、巨大に肥大し、非常に硬くなった扁桃腺で、成長する小さい子どもたちを治す。Alumenは同じ傾向があるBaryta carbの一つである。ある患者ではある種の体質があり、徹底的に調べるとBaryta carb.のようである。別の患者は別の体質かもしれず、注意深く調べるとAlumenにようである。別のはSulphuに見えるだろう。別のは注意深く見るとCalcarea carb.が見つかり、別のはCalcarea iodであるなど、それらのレメディーは、描かれた条件をもたらすことができる。体質の状態を描く症状を見つけることができれば、問題はない。症状がよく集まったら、その症例は治癒したも同様であり、その時レメディーを見つけるのは簡単である。
部分的にしか証明されていないという事実から、このレメディーは不完全である。 私は、部分的にしか証明されていないレメディーには関心がないが、それらが日常生活に適した数多くの顕著な特徴を有する場合、それらの事を知ることは大切である。このレメディーの精神的症状はごくわずかだ。精神状態が引き出されるためには、レメディーは敏感な人に、より高いポテンシーを与えて証明されるべきである。
頭の症状のいくつかは非常に印象的で貴重である。頭頂の燃焼を伴う痛み。痛みはまるで重力が頭蓋骨に押し込んでいるような感覚。諸君は、頭の上を手で押さえて、ベッドに寝ている女性を見るだろう、そして彼女はこう言うだろう「先生、火のようにちょうどここが燃えて、頭蓋骨が押しつぶされるよう押され、氷のように冷たい手ぬぐいでそこを強く押す時だけ、楽になるんです」と。患者は数分毎に手ぬぐいを替えて、冷たくして欲しがる。圧倒的な痛みが、その部分を押すことによって改善するのは、奇妙な事だ。この事はCactusにようで、頭頂の圧迫する痛みは, 圧迫で楽になる。その症状があるレメディーのリューブリックは小さく、そのためこのレメディーはそこに入る。いくつかの奇妙で稀で特異な症状があり、レメディーが不十分であり、患者の体質の状態を得るため、他のルートや脇道に沿って作業しなければならない。Alumen は、非常に厄介な慢性の被刺激性の膀胱と交互に起きる頭頂の、圧迫する痛みを治した。
「目眩:仰向けに寝て、胃のくぼみに弱さがあり、目を開けると改善し、右に回すと改善」。しかしこのレメディー別の特徴は、右に横たわると動悸が起こる事だ。動悸は一般的に左に横たわると悪化するので、非常に変わった物として、誰かに合うだろう。不規則に動いたり、拡大したり、無秩序な心臓は、空間が小さくなるので、一般的に左に横たわっている間悪化するが、右に横になった時に、これらの症状が悪化するのは、変で稀で奇妙である。この状態が患者に起きる場合、まさにその症状があるレメディーを見つける必要があり、その症例の残りの症状が、この独特の状態を作り出すレメディーに合っているのが見られる事が非常によくあるであろう。
これらの事に付け加えなければならないもう一つの特徴がある:それは、体中の筋肉が遅くて不活発である事で、筋肉が全て減速し、腕と脚が弱い感覚がする。
便秘では、排便に急ぐが何も出ない時があったり、排便したくない日が数日続くかもしれない。排便力がない。患者は長い間気張るが何も出ず、ついに何日もたってから便が出て、それは硬いボールのような塊や、大理石のような小さな球がすべて一緒に固まって合わさった大きな塊である。この事はAlumen体質の大変強い特徴である。「便は、あまり頻繁ではなく、より乾燥しより硬く、大きく黒く、羊の糞のようなに小さくバラバラで、排便後に楽にならない」。排便後もまだ直腸が一杯なような感じがする。この独特な特徴は、直腸の弱さや麻痺を伴う。すなわち、直腸はその内容物全てを排出するのに十分強くなく、したがって未処置の便の感覚がある。直腸に潰瘍があり、潰瘍から出血する。 痔核は潰瘍化しており、非常に痛みを伴うので、排便する度、排便後に長い間苦しみ、直腸に鈍い痛みがある。
カタルの状態がレメディーを通して優先している。眼からの慢性の黄色いかすかな分泌が出やすい老齢の瘰癧にかかった乾癬患者では、肥大した静脈を伴い、膣や男性では尿道から黄色い分泌液が慢性的に出て、慢性の痛みのない淋病がある。カタルの分泌に加えて、潰瘍化の傾向があり、そのため膣内には小さい潰瘍性の班があり、膣内や子宮頸部に小さいアフタ性の班がある。患者が慢性淋病を罹っている場合、膿のように分泌物が白くなる代わりに黄色いままで、尿道に沿って小さい硬化が起き、患者は医師の注意を「塊」に促す。尿道に沿って「小さな束」を伴った分泌液。これらは小さな潰瘍で、潰瘍の下には硬化が起きている。この状態があるならば、Alumenの淋病がある。これらの小さな潰瘍はそれぞれ狭窄の結果になるため、このレメディーが与えられない限り、患者に2〜3回狭窄が起きるだろう。カタルの状態および潰瘍における別の奇妙な特徴は、血管に影響を及ぼす傾向である。静脈は静脈瘤になり出血することがあり、そのため炎症やカタルが起きた部位から出血したり、潰瘍から出血したりすることがある。
頭については、何とも言いようなない、多くの神経痛があります。これらの頭の痛みは朝目を覚ますと起きる。目の症状は炎症性または鬱血性の特徴があり、潰瘍の傾向がある。膿疱性眼炎; 慢性的な痛みがある目。「ロウソクの光で物が二重に見える」「左側の鼻ポリープ。紅斑性狼瘡または鼻の癌。死体のように顔が青白く、唇が青い。舌癌」。わずかな成長、小さな硬化や浸潤を作り出す傾向があるかを見なさい。歯からの出血や、虫歯と歯茎が歯から離れ、歯が緩み、歯茎の壊血病の外観がある。「口は燃焼し、潰瘍化し、灰色で汚く、歯の周りはスポンジ状の皮膚で、壮大な肉に囲まれており、唾液は不快臭がある」。口には潰瘍と同じ一般的な特徴があり、口の乾燥、乾燥した舌と喉を伴い、氷のような冷水を大量に欲しがる。「口蓋垂は炎症を起こし大きくなる。 扁桃炎にかかりやすい」「食べたものはなんでも吐く」。それは特に潰瘍形成が鬱血しやすい状態を指しているため、後で「潰瘍」という言葉をつけることができる。
腹部の項で鼓腸が見つけかる。腸が働かず、痙攣作用が起き、その結果患者は痙攣や疝痛の痛みを患う。繰り抜くような、引きちぎるような、引き裂けるような痛み。腹部の収縮と臍の引き込み。あなたが白鉛で働く人々にその有毒な効果の鉛を比較すると、このレメディーの素晴らしい対応を見るだろうし、あなたはPlumbumとこのレメディーが互いに解毒することを観察しても驚かないだろう。それらはとても似ているので、そうなるのであり、同居できない。Alumenは鉛で働く人々の鉛疝痛を克服するための素晴らしいレメディーであり、感受性を取り除く。この感受性のためにその職業をあきらめなければならない多くの画家がいる。 Alumenはこの傾向を克服する事がよくあり、その仕事に戻してあげられる。
女性に関しては「子宮の重みが頸部を下へ押す。膣の顆粒。帯下が多量。衰弱。顔色が黄色い。子宮の硬化。硬性癌にさえなる。子宮の潰瘍」に注目する。女性がとても痛いのでセックスできないと言う事から、膣のこの状態の証言が得られる事がある。かなりの問題がある場合、自然の行為ができない事は、不思議ではない。
「声が完全に無くなる」。有機組織の低い状態からや、いつも風邪をひいて、声が慢性的に出なくなる。痰は、かなり黄色い粘液で、黄色い粘液の小さな蓄積を取り除こうと、始終喉をこする。「晩、横になった後で乾燥した咳が出る」「慢性化した朝の咳」。このレメディーで席はさほど重要ではない。見られるべき有機組織の一般的な状態である。この小さな潰瘍があると、そのためにある種の咳が出るので、医者にとって咳は病気の特徴を妨害しない。この患者は肺結核になるか、または病気の根本的な何かに影響を受けているかもしれない。
朝痰を吐く、胸部にカタルがあり、多量の粘着性の喀血で苦しみ、胸が非常に弱っているため、粘液をなかなか吐けない老齢者の治療に、Alumenは非常に役立ってきた。 これに関してはAntimonium tartaricumに似ている。
Aluminaとの関係のため、脊髄の症状がたくさんあるという事実が、さらなるプルービングで疑いなく増えるだろう。背骨が弱い事はよく知られており、背骨が冷たく、まるで背中に冷水をかけられたかのように感じられる。肩甲骨の劣角に沿ったライン上の背骨の痛み、この部位と肩の弱さ。Aluminaのように、手足の周りに紐やバンドでしめたような狭窄感がある。あたかもコードが上腕の周りにしっかりと締められているかのように感じる。物を落すのが見られるような指の不器用さ、夜間の下肢の痛み、倦怠感やしびれは、脊髄の症状の別の現れである。膝下の脚の周りに紐が巻きついたような感覚があり、歩行の圧力に足の裏が敏感で、暖かくしているのに、足がしびれて冷たい。膝まで脚が冷たい。これらはすべて、脊髄におけるレメディーの作用のさらなる証拠である。四肢が全て傷ついたように痛い。手足が全て麻痺し、這うようだったり、チクチクしたりする。
患者は夜、まるで血液が体を駆け巡るような感覚で、ずっと目を覚ましている。多くの病訴が睡眠中に起きる。悪夢。 患者は天候の変化に敏感で、寒さに大変過敏である。.