Hyoscyamus(ハイオサイマス/ヒヨス)

 Hyoscyamusは痙攣や収縮、震え、揺れ、筋肉の痙攣的動作に溢れている。精力的な人における痙攣は、非常に猛烈に起きる。全有機組織を含む痙攣は、無意識を伴い、 夜に起きる。月経中の女性に起きる痙攣は、単一の筋肉の痙攣や単一の筋肉の収縮は少ない。少しの痙攣と単攣縮。疾患の初期には、筋肉の痙攣と単攣縮という後者の形をとる。チフスの初 期の状態では、単攣縮を伴い非常に衰弱する。意識が強い場合は、自分自身でそれを感じ十分気が付くが、他の人にもそれがわかる。神経系にかなりの疲労が見られる。筋肉が痙攣して、ベッドに倒れ込む。筋肉がすべて震え、揺れ、有機組織中、異常に興奮した状態が続く。苛つきと興奮の状態。四肢が痙攣して震え、そのためぎこ ちなく動き、自動的な動きをする。舞踏病。腕の動きはぎこちなく、ベッドのシーツを摘む。せん妄状態で何かを摘む。せん妄や興奮が起きる持続性の発熱におい て、または神経や精神の異常な興奮を伴う精神異常の症例において、 徐々に弱さが増す;興奮と徐々に増す弱さ。完全に衰弱しているため、患者は顎が落ちるまでベッドに倒れる。つまり、筋肉の痙攣や揺れ、震え、弱さと痙 攣の動きがお互いに混り合うのが、この顕著な特徴のすべてである。嬰児が痙攣の状態になる。「突然地面に倒れ、泣いて痙攣。子供の痙攣、特に喧嘩から。食後の痙 攣」。子供が食後気分が悪くなり、吐き、痙攣状態になる。「金切り声を上げ、無意識になる」。寄生虫から痙攣状態になる、と古い本には書いてある;また 出産後すぐに母体が痙攣の状態になり、それは産後痙攣と呼ばれる。「睡眠中の痙攣。分娩中の息切れした発作と痙攣。足の指が発作的にひきつる」。

  精神面は Hyoscyamusの最も大きな部分である。受け身のせん妄、想像、錯覚、幻覚で見た事を話す;心を引き立てて話す、せん妄の兆候を伴って話す、その後 呆然となる。疾患を通してこれらは交互に現れる。そして睡眠中話したり、眠って泣き出したりする;話したり、むにゃむにゃと言ったり、自問自答する。そし て目が覚める期間があり、その間せん妄と錯覚と幻覚がすべて混じり合って起きる。幻覚状態かと思えば、次の瞬間は妄想状態になる。幻覚として見て いる時、患者はそう信じているという事である;それから幻覚は妄想になる。また、患者が見たり、知ったりする事は実際にはそうでなく、錯覚である。患者は幻覚 で溢れている。あらゆる種類の物を見る、幻覚で表現できない物を見る。人や自分に関したあらゆる種類の物を想像し、猜疑的になる。猜疑心は急性疾患を通し てある;それは精神錯乱における狂気の全面に適応する。妻が自分に毒をもろうとしているのではと疑う。皆を疑う。「毒をもられていると思って薬を取る事を 拒む。」「自分は後をつけられている想像する。人が皆自分に歯向かうと想像する。友人がもはや自分の友でないと想像する。想像上の人と話し続ける。」独り 言のように話すが、自分の側に誰かが座っていて、その人に話しかけていると本当に想像しているのだ。死んだ人に話しかけている事がある;自分から離れて 行った人と過ごした過去の出来事を思い出す。亡くなった姉妹、妻、夫を呼び出し、その人が現にいるかのように会話を始める。

 Hyoscyamusは この特別な精神状態において、もう一つ変わった点がある。壁に妙な紙が貼ってあり、横になってそれを見て、その形を列にする事ができそうだったら、(列 にすることに)昼夜忙しくし、列を作れるように明かりをほしがり、眠りにつくが、その事を夢でも見て、目を覚ましてまた続きをする;それは同じ考えであ る。物をミミズや害虫、大ネズミ、ネコ、ネズミだと想像する事があり、子供のようにそれらを連れて来て、おもちゃ箱の周りに持って来る – まさに子供のようだ。マインドがこのように働く;十人十色;おそらくこのように表現された個人は全く目にしないかもしれないが、マインドが浮かれてばかげた事 にふけるような事がわかるだろう。ある患者は南京虫のヒゲを持って壁を登り、そのヒゲをヒモで括り、最後のが括れないので、イライラしていた。

 Hyoscyamusはその人を改善した。テキストにはそのような表現は見つからないが、テキストに関連してよく似ている事を話そう。患者には交互の状態 がある。1分間夢中にしゃべっていると思えば、次の瞬間妄想や興奮でがみがみ小言を言っている;次の瞬間は意識朦朧としている。しばらく進行すると最終的 にチフスの状態になり、かなり深い昏睡状態になる。症例の初期には患者は目が覚め、正しく質問に答え、聞かれた事がわかっているようだ;しかし最後の答え が終わったとたん、熟睡しているように見える。そこで患者を揺さぶり起こし、別の質問をし、患者は答えまた熟睡する。目覚められなくなる完全な無意識にな る前まで、チフスの特質であるせん妄状態は更に深くなり、更に受け身になり、更にぼそぼそつぶやく;その状態で何日も何週間も横になり、更に衰弱する; このレメディが投与されない限り、深く昏睡して横になっているだろう。ベッドのシーツを摘み、つぶやきながら横になる。昏睡状態で、何もはっきり気が付かない状態が続い ても、受け身の動きをし、つぶやき、独り言を言い、たまにかん高い叫び声を上げる。何もないのにまるで何かが指にあるかのように、指を摘む。同様にベッ ド・シーツを摘む。パジャマを摘む、もしくは指にある物は何でも摘む。或いは、まるで蠅を握るように空気を摘む。この受け身のせん妄は、深い昏睡状態で死 んだように横たわるまで続く。精神状態では、何か乱暴さを呈する事があるが、しょっちゅうは起こらない。もっと受け身で、話したりおしゃべりしたり、片隅 に静かに座って早口にしゃべるか、横になるか、うろうろする。「普通の事や普通の義務を引き受ける」。それは、主婦が起き上がっていつもする家事をしたが る;樽屋が樽やその仕事に関する普通の物を作りたがる。頭で普通の職業の事を考え続ける、それについて話す、その日の事を続ける、それについて忙しくす る、それゆえ忙しい精神異常。またせん妄も忙しいタイプのせん妄である。

 さて、一般的な精神異常のタイプの度合いに関する考えを得るため、Stram.とBell.を比較せねばならない。Bell.の講義は聴いたね、それは 暴力的で、熱が最も強烈だ。更に多くの興奮がある。Stram.では精神異常に達した時、患者のせん妄や精神異常は、極端な暴力面で表現する事がわかるだ ろう。この三つはお互いにたいへん近く働くので、それらをいっしょに関連づける事で何かがもたらされる。Hyoscyamusの精神状態について考える と、精神異常において滅多に熱がない事がよくわかる。時には微熱がある事があるが、Hyoscyamusが熱病の状態に関して考えられた場合、熱の 激しさはBell.、Stram.、Hyoscyamusという順序になる。さて、Bell.はその精神状態の時、たいへん暑い。Stram.は最も暴力 的で活動的、殺人的な暴力だが、熱においては控えめに暑い。精神異常を伴いHyoscyamusの熱は低い、それほど暑くないか、全く暑くない事もある。せん妄 の激しさや狂気のような動きを考えた場合、順序が変わる。行為の暴力性に関する順序は、Stram.、Bell.、Hyoscyamusだ。最も似ているそれらの薬について考えると、リストの最下位にある事が見て わかる。それは受け身の薬として動き、上位二つはより活動的だ。 Hyoscyamusは受け身の熱狂がある。暴力的にはならない。それは患者が殺人的になる事があるだろうが、どちらかというと自殺志向のようである。患者が話した り、おしゃべりしたりする事もあれば、座って何も言わない事もある。「起きている時も寝ている時も、想像や幻覚で一杯。精神に宗教的な傾向がある」は異常に 敬虔な女性たちにあう;彼女たちは、恩恵の日々を罪で流してしまうような妄想をとる。自分は何かひどい事をしてしまった。「自分が殺人を犯した、自分が何 か恐ろしい事をしたと想像するだろう。彼女は自分に聖書を読み取るという約束を求められない」。彼女はこう言うだろう「聖書の言葉は私の事を意味して いない、私には合わない、誰か他の人の事を意味している」と。

 「自分は間違った場所にいると思う。家にいないと思う。今いない、または存在した事がない人を見る。一人残される事が不安。毒や咬まれる事が怖い」。こ の句は恐怖の意味の怖さと取られるが、先に述べたように猜疑心から来る;猜疑心またはこのような事を怖がると取れるだろう。患者はこのような事が実際起き ると想像し、そのため友人すべてを疑っている。

 精神異常や熱のせん妄において、レメディを貫くもう一つの点は、水への恐怖、流れる水への恐怖だ。もちろん狂水症で、顕著な特徴である水への恐怖のため その名前がついているが、いくつかのレメディもまた水を怖がる。「水のながれる音で不安。水への恐怖」。それはBell.、Hyoscyamus、 Canth.、そしてもちろんHydrophobinumのノゾーズの特徴だ。Stram.は水が怖い。Stram.は、きらめく物や火のように見えるガ ラスのように、水のような物は何でも怖い。液体に似ている物は何でも怖い、そのため液体の音も怖い。Hydrophobinumは「流れる水の音を聞い て、尿を無意識に漏らす。流れる水の音を聞いて、腸から無意識に分泌物が漏れる」症状を治した事がある。慢性下痢の症状があった時、それを治した事があ る。Hyoscyamus は「想像の質問に短いぶっきらぼうな答えをする」。誰かが質問したと想像し、それに答える;そのため、質問していない問いに答えるチフスの熱がある患者が いるだろう。誰か人が部屋にいて、自分に質問すると想像する。患者の答えしか聞こえないせん妄または精神異常。「ばかげた事を独りでぶつぶつ言う。突然 叫ぶ」。

 別の形のせん妄があり、これについては二つの面がある。裸で行きたがる;服を脱ぎたがる、この点は分析せねばならない。まず、諸君はこの事が理解できな いかもしれない。Hyoscyamusは全身の皮膚下に敏感な神経がはびこっているため、服が肌に触れる事に我慢できず、脱いでしまう。それは精神異常状 態において起きるし、妄想状態においても起きる事があり、自分が体をさらけ出しているという考えがない。全く恥ずかしくないように見えるが、恥ずかしくな いという考えがないし、異常な事をしているという考えもないが、皮膚の触覚過敏からそうするのだ。

 精神異常全面に適応するもう一つの面は、好色性で、時には激しく、非常に激しいので年取った医者以外は誰も、そのすざまじさと部屋にいる人に降り掛かる 恐ろしさという概念を形作る事ができない。女性、妻、娘にこの淫らさの状態が、このように形作られる;部屋に入って来る人みんなに自分の性器をさらけ出 す。このような激しい好色の発作で、ある女性は、部屋に入って来た医者に性器をさらけ出そうと腕で服をたくし上げた実例がある。

 「激しい性的興奮と女性における異常な性欲。わいせつな事。尿や便、牛の糞を例にあげて話す」そしてあらゆる物が精神異常やせん妄の状態でやって来るーそしてこれは単なる病いなのだ。

 「患者は暴力的で人を咬む。殴って咬む。ずっとため息をつき、焦って話す。色情狂で、嫉妬を伴う。好色狂。なまめかしい歌を歌う。ベッドに裸で横になる か、暑い夏の間は肌を覆う。」寒いからではなく、空想から。このような精神面を含む疾患は、失恋した若い女性に来るかもしれないし、自分の自信を置いてい た若い男性が、自分に取って全く無価値になってしまった結果に来るかもしれない。そのため精神異常になり、このような面を取る。

 持続性の熱、痙攣、精神異常から抜け出して来た患者の、目や目の筋肉の麻痺状態。「視覚障害。遠視。ある筋肉の引っ張られるような緊張と他の筋肉の麻痺。斜視」。これは最も頻繁に示されるレメディの一つである。脳疾患から起きる斜視は、一つのレメディで治る。

 Hyoscyamusの熱は、非常に多くの脳の問題があり、目の弱さ、目の障害、網膜のうっ血、視覚障害の傾向を後に残している。二重に見える。「視覚障 害。鳥目。目がゆがんでいる。内側直筋の痙攣性の動き」「瞳孔が広がり、光を感じない」。瞳孔は収縮する時もあるが、このチフスの初期の無意識状態におい ては、拡大されているようだ。そしてまた、疾患のこの低い形から回復後、まぶたの震え、まぶたの痙攣、目の筋肉の痙攣、そのため眼球は不安定。目の球体 のさまざまな筋肉の小さな発作から動く。これらの症状すべては、発熱に沿ってまたは発熱後のどちらかに起きる。子供がひきつけを起こす、または定期的にひ きつけを起こす、そのひきつけは1週間または10日の周期で、15回から50回ひきつけがあった事があり、それは Bell.かCuprumまたは他のレメディを投与されたひきつけであるかもしれない、そしてその後このような目の問題や斜視、視覚障害を起こす。「対象 が跳んで見える」読んでいる間文字が跳ぶ。痙攣性の疾患、定期的な疾患、神経の特質の発作性疾患は、さまざまな部位でレメディ全面に適応し 、特に咳や胃の問題、腸の状態に適応する。

   口は多くの症状を生み出す。「焼けた皮のように」口がたいへん乾燥する。舌は乾燥しているため、靴底の皮の味がする。「舌がとても乾燥して、口の中でガ タガタ言う。」と患者がいう事がある。口、喉、鼻粘膜がある所はどこでも、たいへんひどく乾燥。乾燥、ひび割れ、赤い、チフスの初期では出血するだろう。 2週目で3週目に入る頃、歯が黒い血で覆われ、唇がひび割れ出血する。「舌がひび割れ出血。もっと揺すったり、目を覚ますよう何度も呼ぶ以外は患者は無意 識」。そしてゆっくり震える舌を出すと、黒い血で覆われており、ひび割レ、乾燥している。微熱の時に「歯に汚物」。「舌を出そうとすると顔の筋肉がピクピク 動く」。Lach.のように震え、ひどい乾燥から歯に引っかかり、顎がだらりと下がり、口は大きく開いている。口全体が乾燥し、不快臭。発熱中は顎が鍵が かかったように固定され、動かしにくい事がある。「歯をしっかり合わせる。歯に脈打つ痛み。歯がぐいぐい痙攣し、拍動、裂けるような痛み。歯に汚物」。そして 睡眠中や発熱初期に歯ぎしりする。ひきつている間、ひきつりとひきつりの間、うっ血中、夜と昏睡状態に歯ぎしりする。「舌は赤色、茶色、乾燥、ひび割れ、 硬い。焼けた皮のように見える。舌は意志に従わない。舌を動かしにくい;硬直し突き出すのは非常に困難。話すとき舌を咬む」とテキストには書いてある。舌 が麻痺を起こす。「話しが減る。不明瞭な音を発する。恥ずかしそうに話す。話しにくい」。喉や舌の筋肉、呑み込む時使う筋肉、食道の筋肉、喉頭の筋肉が硬 直し麻痺し、そのため呑み込みにくい。「喉に入れた食べ物が鼻に上る」。液体が鼻から出るか、喉頭へ落ちる。「水を見たり、水の流れる音を聞いたり、水を 呑み込もうとしたりすると、食道に発作的な収縮が起きる」。

 この薬の次に重要な特徴は、胃腸の症状である。嘔吐。水を恐れる。抑えきれない喉の渇き。いわば胃から水を嫌う;水に対する精神面の恐怖。胃が膨張。胃 にひどい痛み。どうやら口の中と同様に胃が乾燥しているよう、というのはそれは併発するからだ。胃が燃えるように痛くうずく;炎症がなければ喀血する。 チクチクした痛み、疝痛、膨張。下腹部全体の膨張。「下腹部が驚くほど膨張し、ほとんど破裂しそう」。太鼓のような感じがし、鼓音がする。「ひどい痛み; 痛みのため下腹部にほとんど触れない。なんとかしてたいへんゆっくり、注意して以外は取り扱えれないし、回せない。 下腹部の切れるような痛み」。腸チフスの初期に、ひどい膨張を伴い、下腹部の腸全体が炎症。腸チフスで見られるような下腹部の点状出血。

 それから下痢が来る、持続性の微熱段階に見られるのとよく似ている。「腸から出血;パイエル板の潰瘍」と黄色いコーンミールのような粥状の便。 Hyoscyamusには、チフスで起きる粥のような粘度のドロドロの便がある。また水っぽくひどく臭い、血の混じった液体。だいたいの場合、便の通過は 無痛。「腸から無痛の分泌物。水っぽい粘液、無臭の時もあるが、普通は非常に臭い」。そしてもう一つは、患者は通過に気が付かない事だ。不随意。尿も便も 知らない間に出ている。水っぽい、血の混じった、或いはドロドロ。下痢と血の混じった便に襲われるヒステリーな女性と若い少女。子宮の弛緩と関連した腸の 弛緩状態。「妊娠中の下痢。腸チフス中の下痢。肛門括約筋の麻痺。分娩後の膀胱の麻痺、そのため放尿の欲望がなく、尿が膀胱に溜まる。分娩後の閉尿のお決 まりのレメディはCaust.である。Caust.はRhus.のように、筋肉と器官を引っ張る効果があるすばらしいレメディである。多くの例に見られる ように、女性が子供を外に押し出すという激しい努力で、骨盤の筋肉がすべて疲れ、緩み、麻痺する。

 そして、すでに述べたように、局部より一般的な状態に属するものが来る;激しい性欲である。以前全くその欲望がなかった少女の激しい性欲。脳の炎症の間だけ、それが現われて来る。

 「風邪をひいてから分娩のような痛み」。風邪が子宮に落ち着き、痛みのある生理をもたらす。Hyoscyamusは色々なこむら返りがある;手足の指のこ むら返り、そこここの筋肉の筋痙攣、一時的な麻痺など。抑圧された生理がある。生理や妊娠、出産に関わりのあるの多くの症状があり、それらはヒステリーな 性格だ。ヒステリーな特質に属する単攣縮、咳、便秘、下痢など。「産褥痙攣。痙攣が近づき激しくぐいと引っ張られる。流産後、明るい赤色の血液を大量に損 失。膀胱が内容物を排出しようとする欲望がない」。

   そして声、喉頭、呼吸、咳が来る。喉頭の収縮。喉頭と気管に多くの粘液、そのため話しと声を粗くする。乾燥したしわがれ声と炎症を起こした喉。話しにく い。ヒステリーの失声症。HyoscyamusとVeratrumは神経質でヒステリーな女性を治し、ずっと思慮があるように変える。

 「胸の痙攣から痙攣性の困難な呼吸。明らかに息が足りない;胸の中がガラガラ鳴る。」ヒステリーな咳。敏感でヒステリーな少女、或いは敏感な女性、脊柱 の刺激、発作性の咳、定期的に来る、興奮から来る。この患者が日中或は夜に、横になる時はいつも、喉頭の収縮、喉頭の痙攣、窒息感、空嘔吐、嘔吐を伴い発 作的な咳が起きる。「顔が赤く窒息」。脊柱疾患において、全身を苦しめる乾燥した切り刻むような窒息するような咳。「喉頭がくすぐったい。乾燥した切り刻む ような発作的な咳で、横になって悪化、座ると改善、悪化は夜、食後、飲んだ後、話した後、歌った後に起きる。乾いた、発作的な、しつこい咳」。しかし、その特 徴的な咳は、乾燥した激しい苦しい咳で、横になって悪化する。尾てい骨から脳までの脊柱に痛い部分がある若い女性や少女、椅子にもたれかかった時現れる痛い部 分。これらは喉頭に少し冷たさを取り、単に神経の発作からの時もある。背骨が曲がっている人が咳をして、脊柱が刺激される時もある。「咳の間、喉頭に痙 攣。真夜中以降、咳が悪化;眠りから覚まされる。冷たい空気或は飲食から咳。食後に咳。激しい発作的な咳。咳で疲労困憊する。咳は最も疲労困憊する。汗だ くになる。麻疹の後の咳。激しい発作的な咳」。咳が一番疲労する。患者が汗で覆われ、疲労困憊するまで咳が続く事があり、少し楽になろうと前かがみになる。; そしてへとへとに疲れるまで咳をする。「胸の筋肉の痙攣。首の片側の筋肉の収縮。痙攣を伴う脊柱の脊髄膜炎」。

 四肢の麻痺性衰弱。筋肉の痙攣。単攣縮。頻繁に起きる手足の筋肉の単攣縮。

 睡眠中に多くの疾患が起きる。眠りはこの神経質な患者に、ひどい試練である。眠れない事がよくある。また一方、深い眠り。「眠れないか、或は眠り続ける」。起き ているか眠るかどちらかで、ブツブツ寝言を言うかもしれない。「長く続く不眠。わいせつな夢。仰向けに寝て、突然起き上がり、また横になる」。それは、患 者が眠りから抜け出し、回りを見て、何てひどい夢を見ていたんだろうと思う;夢が現実に見える、という意味だ。患者は周りをすべて見回し、夢で見た事物が 何も見えないで、横になり、また眠りにつく。一晩中何かをし続ける。恐ろしさから飛び起きる、睡眠中の痙攣動作、泣き叫ぶ。歯ぎしり。睡眠中、笑う。この 薬に属する非常に多くの脳の問題と共に、夢や睡眠中の恐怖や妨害、単攣縮、震えが予測できるだろう。

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