J.T.ケントのレパートリーについて

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J.T.ケントの「レパートリー」

 ケントは100年前に活躍し、ホメオパシー大きな影響を与えた治療家です。彼のマテリア•メディカとこのレパートリーを駆使して、クラシック•ホメオパスは適切なレメディーを探します。

 ホメオパシーのレパートリーとは、様々な人々によるプルービングによって、心身に症状が現れたものをキーワードにしたものです。健康な体に、特定の物質、植物、動物の希釈されたものを取ることで、様々な症状が起きてくるのを発見したのが200年前にホメオパシーの手法を発見し発展させたハーネマンです。それ以来、時代を経て、様々な国で、ホメオパス、医者、それに協力する人々によって、多くのプルービングがされて来ました。その症状は体の不調だけにとどまらず、考え、感情、夢、体の特定の部位、それが起きる時間など、ホリスティックに、細かく注意深く観察が、書き留められて来ました。それを度合いによって、つまりかなり多くの人々が同じ症状を訴える場合は太字、まあまあ多くは斜体、数人しかその症状がなかった場合は小文字、というふうに示してあります。ホメオパスは、それを1〜3に数値化し、突出した症状、変わった症状、一般的な症状を精神面と/あるいは身体面のいくつか症状をあげ、合計数値が大きいレメディーを候補に絞り、マテリア•メディカで確認し、レメディーを見つけます。

 近年ではコンピューターの発展により、この作業はプログラム化され、手作業による膨大な時間が省かれるようになりました。

 また、この100年の間に、新らたにプルービングもされ、過去に発表されているレパートリーやマテリア•メディカの間違いや追加も見つかり、さらに新しいレメディーも見つかっているため、ベルギーのFrederick Schroyensが中心になり、ケントのレパートリーをアップデートしたSynthesisが現在第9版が発行されています。

 これらはほとんどケントのクラシック•ホメオパシーを元にしてあるため、膨大な数の症状名をいきなり前準備なく探す前に、まずケントの分類名を覚えておくと作業が比較的簡単になります。そのためクラシック•ホメオパシーでは、まずケントを学ぶわけです。

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これはSynthesisの第7版です。
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