Drosera Rotundifolia(ドロセラ /モウセンゴケ)

 この薬は主に百日咳に限られて使われて来たが、さらに広範囲に使える。攣縮の特質を調べると、疲労、締め付けるような痙攣があり、それは多くの病訴を通じて広 がり、もっと広がるレメディだと、我々は気が付かねばならない。てんかん型発作、長引く不眠、眠りから覚めた時の多量の発汗、落ち着きがなく不安。ずっと迫害を受けてきたという想像。急な発熱、夜が怖い。夜に多くの症状が起きる。不安、不眠、幽霊を怖がる。発作的な咳。一人でいるのが怖く、仲のいい友人のほとんどを 疑う。マインドの混乱と多くの目眩。体のそこここ、特に頭に電撃痛が起き、手で頭を支えねばならない。咳をする時、胸を支えねばならない。下腹部を圧迫せねば ならない。圧迫しうっ血した頭痛。発疹のような麻疹を伴い、体の色々な部分が痛烈に痒い。麻疹にかかっている間や痙攣中に、咳から眼球が突出し充血す る。目の中がチクチク痛い。 耳にバンバン、ドンドンという雑音がし、うなる。子供の耳痛。耳がチクチク痛い。さまざまな孔から出血し、発作的な咳につながる咳をする時は、特に鼻や喉、喉頭、 胸から出血する。顔は普通青白く、顔の脈拍を伴い沈み、体が冷たい、咳をしている時はそうでなく、顔が赤い、うっ血し、Bell.とCupr.のように紫色にな る。多くの疾患にチクチクした痛みが見つかる。それが肺、喉頭の身体面の状態や百日咳にも見られる場合、口の中が腐ったような味がするのはよくある症状だ。血の混じった唾液と口から出血。固形物を呑み込みにくい。喉、喉頭の締め付け、食道が圧縮するため、呑み込みにくい。ひきつる収縮はレメディに全体に見られる。何かにしがみつこうとしている手の引きつり。ほうきの柄を握る時。喉に燃えるような、削るような痛みがある。喉 にチクチクした痛み。喉が暗い赤色または紫色。Droseraには大きな価値のある医療的症状があると、私は信じている。喉頭に削るような痛みがあり、食後 に咳が出る。Droseraのプルービングにおいて は、飲んだ後に咳が出る。冷たい物を食べたり飲んだりした後に、咳が出る。この咳は喉頭のくすぐったさから、或は喉頭の収縮から来る。吐き気と嘔吐。朝に血や胆 汁を吐く、粘液を吐く、咳をして食べ物を吐く。むかついたり吐くまで咳が出る。みぞおちに締め付けられたような痛み。下腹部の横側に締め付けられたような 痛み。酸味の物を食べた後の疝痛。このレメディ見られるおそらく最も手に負えない刺激は、喉頭にあり、そこにはギュッと摑まれたような痛み、ひきつり、収縮、燃えるような痛みがある。しゃ がれ声、継続する刺激で咳が出る、喉頭の継続する刺激と削られるような痛み。喉頭に粘液の蓄積、喉頭の乾燥、喉頭蓋の痙攣。喉頭のくすぐり感から起こる、激し く発作的な咳。喉頭の激しいくすぐり感で咳が出る、眠りから覚まされる、百日咳のように2~3時間毎に強さを増して来る。その百日咳には非常に役に立って いる。喉頭に羽があるような感覚。喉頭の攣縮。咳をする時の体の攣縮。くすぐったさからや、喉頭内の粘液の蓄積から咳が出る。このような状態は喉頭の癆や 百日咳、喉頭炎、喉頭のカタルに見られる。

 胸部や咽頭の攣縮的な困難は、呼吸困難や窒息を引き起こす。話すときや咳をする時、胸の中で何かが呼吸を妨害している感覚がある。特に歩行中の呼吸困難。 音を発する事ができない。呼吸困難や窒息のような感覚。喉頭の攣縮から顔が紫色になる。胸部の圧縮。このような窒息の発作は咳を伴って来るか、横になった 時来る。話しや喉頭の収縮から喘息のような呼吸。深い音、声枯れの咳、粗い削るような咳、うるさい百日咳、攣縮性の百日咳。百日咳に伴い、胸部と喉や喉頭 の筋肉の激しい収縮。百日咳が2~3時間毎の発作で来るが、夜横になってからと朝方3時近くに激しく悪化する。苦痛の大部分は喉頭内のくすぐり感で、咳を 駆り立てる。喉頭のくすぐり感から発作性の乾燥した咳が出る。攣縮性の咳、背骨が刺激されて攣縮性の咳が出る。幼い少女は、激しい攣縮性の咳が肺病に変わる。明るい赤色または黒く凝固した血の痰を伴う咳。血を含む痰。こ のような攣縮性の咳は、麻疹にかかっている間または麻疹にかかった後で、よくやって来る。喉頭内の刺激が残る。麻疹のために最も頻繁に示されるレメディの一 つ。 Carbo veg.のよう。くしゃみや咳をす時、胸にチクチクした痛みがひどく起きる。楽になるために手で胸を押さえねばならない。咳の時に手で胸を抱えようとす る、咳は非常に激しい。胸の圧縮、胸に燃えるような感覚、胸にチクチクする痛み。攣縮性の咳を伴う慢性気管支炎にとても役立つレメディである。肺病におきる攣縮 性の咳と肺結核の一連の進行に、すばらしい緩和剤となる。このような胸の疾患において、まるで咳で傷ついたような肩の間の痛みや背中の痛みが起きる。手と足が冷たく、四肢が青 い。咳を伴う四肢のひきつり。咳が非常に激しくなって、患者は痙攣を起こす。このような攣縮性の咳に沿って、特に身体の状態においては熱病に襲われる。寒気や冷 気や片側の悪寒。百日咳を伴う寒気と熱。喉頭炎を伴う寒気と熱。真夜中以降、咳、熱共に悪化。額と四肢に冷や汗。発熱に続き、全身に多量の汗が出る。咳を伴い、全身に多量の発汗。咳の結果としてたいへん疲れる。 発熱を伴う百日咳。

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