どの薬も活動の領域があり、それによる特殊な本質が他の薬と異なり、それゆえ分類の病状に適し、他のには適さない。それはお互いに異なる人間の特徴のようであり、またお互いに違う病気の特徴のようでもある。またその速度や持続性、一時性または間欠性に関しレメディを調べる。突然非常に激しく、非常に速く来るレメディの症状は、短時間で一時的な発作として留まり、何も起きなかったよう去って行く。別の症状はゆっくり来て、深く働き、熱は出続けて持続的である。Ignatiaの病状はいかに飛び回り、間欠的で、すべて意外である事は周知の通りだ;Aconiteでは病状がいかに激しく来るか、そしてBelladonnaではいかに突然来るかも周知の通りだ。Bryoniaを調べると、それは非常に永続性のレメディである事がわかる;病状はゆっくり発展する、すなわち急性状態としてゆっくり、という事だ。その病状は持続的で弛張的で、たまに間欠的だ。それは激しくなるが、激しさはAconiteやBelladonnaの始まりのほてりほどではなく、そのため持続性の熱のタイプの疾患に一致する;徐々に深刻さを増し、関節を次々と含み、白い繊維状の組織がすべて炎症や痛みや苦痛の状態になるリューマチに。体中どこも炎症状態だがが、特に繊維組織、血漿薄膜、関節の靭帯、腱膜に多い。うっ血を伴う神経膜も影響され、徐々に深刻になる。
始めから特有な特徴を示し、Bryoniaの疾患と共に患者が悪化して行くのを見るかもしれない。患者は準備に4〜5日かかる。気分が悪く、無気力で、疲れ、話しかけられたくないし、動きたくなく、これは徐々に増す; 痛みは全身に飛び、線維を超えてあちこち移り、体を動かす度に痛みが増し、最後には固定した持続する痛みになる。部分的に熱くなり炎症を起こし、ついにリューマチで倒れる。病状は風邪をひいてから来るが、AconiteやBellのように最初の2〜3時間ではなく、露出した翌日に気分が悪くなり始め、くしゃみをし、鼻水が出て、胸がヒリヒリし、1日ぐらいたってから寒気が来て、肺炎や肋膜炎のような炎症異常で倒れる。その炎症の病状は、脳の薄膜の炎症も含み、細網まで広がる時もある;肋膜や腹膜や心臓を含む事が非常によくある;また臓器の炎症もある。このような状態が来た場合、非常に初期に痛みが始まる前でさえ動きを嫌い、患者はそれがどうしてかわからず、最終的に動かねばならない時、症状が悪化しているのが観察され、そのため動こうとほんのわずかに傾いて、怒って抵抗し、動くとひどい苦しみを呼び起こされ、体の痛み全てが現れる。こうして、よく知られているBryoniaの動きでの悪化が来る。この事はレメディを通じて走っている。
チフスの特徴がある病気、チフスの症状を示す病気、間欠性で始まり持続性の熱に突入した病気、肺炎、肋膜炎、肝炎、腺の炎症、腸炎など、この薬は非常に多くの病気に適応する。過敏で動きから悪化し、完全にじっとしていたがる事を伴う胃炎や腹膜炎、腸炎かもしれない。関節炎やリューマチの特徴があるかないか、 風邪からかそれとも露出からか、それとも怪我からか。Bryoniaは Arnicaがうまく行かなかった関節の怪我によく示される。
Bryoniaには、苛つきの極端な状態がある;質問に答えさせたり、考えさせたりする言葉はどれも患者を苛つかせる。話そうとする努力は恐ろしさえ伴う。病状の始まりに、2〜3日ブツブツ言っている患者の病床に行く;何かが 明らかにやって来ている;家族は扉の所であなたに会い、こう言う;「患者はほとんど意識がありません」と。あなたは患者を見ると、顔が膨らみ紫がかり、ぼうぜんとしているように見え、全身ある種の静脈鬱滞が現われており、特に顔のあたりに多い;顔つきはほとんど白痴のようだが、完全に話す事はでき、だが話す事は嫌い、話した事をすべて無視するように外から見える。この事は短時間に現われる;患者は朝、鈍いうっ血性の頭痛を伴って起き、頭の中が馬鹿な感じがする;頭が鈍いため働かない感じが徐々に増す;状態は深刻な病気の兆候である事もある。肺炎か肝炎か、緩慢で潜行性の炎症が体のどこかに来つつあるが、まだ居座っていない時、この状態は朝に始まる事がわかる。これはBryoniaの悪化における特異性であり、その病気は朝早く始まる事が多い。目が覚めて動き始める時、正常でない事に気づき、無意識に隣接した愚かな状態がある。1週間ブツブツ言っていた人や、10日間惨めな気持ちで朝起きていた人が、その晩か翌日医者へ送られる。2〜3日間この事が見られた場合、持続性の熱が観察される。或は夜寒気が来て、胸が非常に痛く、さび色の痰を吐き、短く乾燥した咳をし、後でBryoniaについて述べられた他の症状が出て来て、病気が胸に向かって行く事を示す;或は状態うっ血性の鈍い頭痛が徐々に増す。脳がうっ血している場合、この事は見られるだろう。Bryoniaの病気は、その形成において静脈性である人や、風邪をひいた時、カタル性のうっ血を伴い倒れる人のように、多血症の対象を選び出す事がよくある。カタル性の熱はBryoniaでカバーできる。このように精神の不活発な状態は Bryoniaの状態であり、Coffea, Nux vomica, Ignatiaのような興奮状態でなく不活発で、動きで悪化し、話しかけられて悪化する;ベッドで静かに横になりたい;ひどい苛つきで、NuxやChamomillaで見られるほど極端である。また急性の病状もあり、怒りや興奮、妨害、論争から悪化する。Bryoniaでは、始まりの不活発性に続いて、後に完全にぼっとする状態になり、チフスでそのようになるように全く無意識になる。患者は部分的無意識状態から、水頭症の子供のように完全無意識状態になりうる。
リューマチの病状や、肺炎やチフスの病状では、ぼうっとした状態から目覚めた時、混乱してイメージが見え、自分は家から遠く離れた所にいて、家に連れて帰って欲しいと思う。ごまかして「家へ帰りたい」としか言わない事もある。幻覚が浅いタイプ;Bell.やStram.のような激しい狂気じみた興奮ではなく、真反対;邪魔されない限り話し、とりとめがなく、あまり話さない。邪魔をすると、嘘をついて「あっちへ行け、家へ帰してくれ」と言い、一人にさせたら完全に静かな状態に戻り、ほとんど話さなくなる。「仕事について訳のわからない事を話したり、しゃべりまくり、午後3時以降悪化する」。普通は午後9時頃に幻覚が始まり、熱があるかのように一晩中起きているのがわかるだろう。急性の精神状態は朝起きがけにその症状があるのがわかるだろうが、熱のある状態が進んで患者を占領したら、症状は午後9時に悪化が起きるだろう;寒気がある人は午後9時にそうなる;熱がある人は午後9時に熱が来る。精神面の症状が真っ先にある場合、それは夜に増して広がる。午後3時に悪化がある。Bell.は3時に始まり夜中に向かって進むが、Bryonia は午後9時に始まり一晩中進む。Chamomillaの患者の悪化は、極端に苛つき、午前9時である。病床に行って、BryoniaとChamはどちらも活気があるので、どちらか区別する事がほとんどできない時もあるが、Cham.の赤ちゃんは午前9時に悪化し、Bryoniaの赤ちゃんは午後9時に悪化する。
Bryoniaには、1ダース以上のレメディに本当に当てはまるキーノートがある。「何か欲しいが、それが何かわからない」。これはBryoniaの非常に重要な症状である。 残りの症状が一致すれば、それはBryoniaしか呼び出さない症状である。子守りの腕に抱かれた子供の所へ行くと、その子は次から次へとおもちゃを欲しがっている;その子に欲しいおもちゃをあげると、それはいらないとあなたに投げ返すだろう。その症例をじっくり見ると、それは Kreosoteでカバーされるかもしれない;別の子は何を与えても全く満足せず、欲しがった物をすべて拒む;その症例をじっくり見ると、それはChamomillaでカバーされるかもしれない。
「手に入る事ができない物を欲しがり、与えられると欲しくない」「極度の恐怖;恐れ」「全身にある不安が何かをずっとさせ続ける」。それが症例を一貫性がないように見せる事があるため、考慮に値する特徴がある。それは全身に広がる不安のためである。BryoniaにおいてはArsenicのように、不安と不安定な感じが来て、それが患者を動かすが動きで悪化するのだが、非常に不安定で心配なので動かねばならない。痛みが非常に激しいのでじっとしていられないが、動くと痛みから金切り声を上げる。ゆえに本当に矛盾しているのではなく、単にひどい痛みのためなのだ。動きは自分を悪化させる事を知っているにも関わらず、痛みがとても激しくて、じっとしている事ができない。 症例の初期にはじっとしている事ができ、じっとしているとよくなり、精神状態はじっとしている事でよくなり、不安な落ち着きのなさは動きで増加する事がわかったが、最終的に反応が来てやむをえず動かされる。その症例を表面的に見て、その患者は Rhus tox.のように動きで改善すると思うだろうが、Rhusでは患者は動き、動くと弱り、座ると痛みがまた来始める事がわかる。この2つに相違点があるが、よく似ているので注意深く調べなければならない。Bryoniaが冷たい空気や冷たい物で改善するのは一般的だ。さて患者は動いて暖かくなり、痛みが悪化するが、熱から好転するBryoniaのリューマチの病状があり、この状況において患者は動き続ける事から改善する。それは別の形の安堵であり、別の形のモダリティである。Bryoniaは熱から楽になるより大きな要素があるのか、冷たさから楽になるより大きな要素があるのか、どちらだろうと時々私は不思議に思う。うっ血の特徴をもつ頭の病状のほとんどは、冷たい物や冷たい空気などからよくなる。だがBryoniaの頭の病状のいくつかは、熱い物で改善し、これらは脳のうっ血が伴う事はないように思える。それゆえBryoniaは相反するモダリティがあるが、その相反するすべての状態においても、なお基本的な本質が全体に走り、それが十分見つかる。
湿った気候でBryoniaは非常に頻繁に示されるレメディの一つであるが、気温が低く、澄んだ天気ではAconiteがBryoniaよりも示されるだろう。更に南では、病状は炎症状態においてGelsemiumの体質的な状態を取る。はるか北方では、突然の激しい冷たさがAconiteのような激しい風邪をもたらすのは周知の事だが、ここのようにかなり南の国では Bryonia のような潜行性の病状がある。マテリア・メディカとの関連において、このような大気の変化を十分考慮に入れるべきである。
Bryoniaの精神状態は普通冷たい空気で楽になり、窓を開けたがる。不安や心の混乱、恐怖などは冷たくなる事で改善する。部屋がとても暖かくなってから、ストーブの熱から、熱くなってから、暖かいカバーから、うっ血した頭の充満感が心に影響し、幻覚状態が増す事があるだろう。子供で、もし部屋が息詰り、楽にするため窓を開れば、その子は静かに眠るだろう。Bryonia、Apis、Pulsatillaなど多くのレメディがここに来る。部屋に入ると子供が幻覚状態で激しく怒ってゴロゴロ寝返りを打ち、母親は寒いので部屋を暖かくしようとしている。「どうして、ここはこんなに息苦しい事か!」とあなたは言って窓を開けると、子供が眠りにつくのを見落としてはいけない;その安堵は何かによって起きたからだ。患者に何かが起きる可能性はなく、あなたは部屋を去る前にその意味を解くべきである。何がそうさせたかについて、じっと考えなさい。
「死の恐怖」。多くの恐怖、不安、回復への絶望感、ひどい落胆。心身共に静けさを欲し、じっとしていたい。部屋を暗くしたい事はよくある。興奮してから病状が来る。Bryoniaの患者はほとんどいつも訪問客が来て悪化する。「不機嫌」。悪化させるので Bryoniaの患者に逆らってはいけない。「禁欲からの悪影響」「悔しさから病気になる」これはは通常頭痛である。口論や議論、或は言い返す事ができない人との誤解の2〜3時間後に来る激しいうっ血性の頭痛は、Staph.でカバーされるが、Bryoniaもそれがある。Staph. は苛つき、激しく神経質で興奮した人々で、激しい口論や議論に陥る事に合う。もし頭痛が来たら、そのような患者はBryoniaが必要かもしれない。もし慢性の状態だったら患者は「先生、何かについて人と口論したら、神経質な興奮と共にダウンして、眠れなくなり、頭痛がするんです」と言うだろう。その症例について長く調べる必要はない。十中八九 Staph.が合うだろうから。
Bryoniaは目眩が起きる;目眩は暖かい部屋で悪化する。私の話しが進むうちに、すべてが神経質な特質で、神経質な興奮、通常身体的な状態で、患者は暖かい部屋から悪化、服を着すぎて悪化、ベッドの暖かさから悪化、窓を開けたい、新鮮で冷たい空気をすいたい事に気づくだろう。普通の人以上に、息苦しい部屋で苦しむ。Bryoniaの対象の人は、教会、オペラ、閉じこもった暖かい部屋を条件づけ、Lycopodiumのようだ。教会へ行く度に気絶する少女はIgnatiaで楽になる。
さて頭の勉強を始めよう。ほとんどすべての急性の病状を伴って頭の痛みがあるため、頭の病状はレメディの顕著な特徴として見られる。頭痛は炎症したうっ血性の病状と関連する。精神の鈍さと心の混乱は、うっ血性の頭痛と破裂しそうな頭痛と共に語られる。頭はたいへん充満しており、手で押さえるか、縛りたいと思う;頭蓋全体をきつく圧迫すると気持ちよくなる。頭痛は暖かい部屋で悪化し、通常は熱で悪化する。表面的な神経痛は局部的な熱から楽になる事があるが、暖かい部屋や閉め切った部屋は、Bryoniaの頭痛には非常に辛い。頭痛はまるで頭蓋が割れて開くかのよう;痛みは動く度に悪化し、目のウィンクさえそうで、動きは話す事と、考える努力に必要であり、そのためひどい頭痛を伴って、心身のすべての努力が不可能になる。 完璧に静けさを保たねばならない。暗い部屋で横になったり、完全に静かにしている事で、幾分楽になる事がある。光は悪化させる;一瞬考えたら、動きを含めた部屋の光と影への適応が見えるだろう;光が悪化させると言うが、これさえ調節の筋肉によりもたらされた動きである。非常に一般的にBryoniaの頭痛は、他の病状、肺や気管のうっ血、体の他の部分のうっ血の前を走る;朝、頭痛で目が覚める;鼻風邪にかかったら、朝頭痛があり、1日中くしゃみをし始めるか、体の他の部分に問題があり、症状が進行する前に、目の上か後頭部、または両方ののうっ血性の頭痛を伴って目が覚める;まるで頭が破裂しそうに思える;圧迫から改善し、部屋の暖かさから悪化し、あらゆる動きで悪化する。目の上の頭痛は、ナイフで突き刺されるような事もあり、動き始めに悪化する。目が覚めた時、目を動かしてそれに気が付き、眼球の痛みを伴い、そこら中傷ついたような感じを伴う。腕と手を使う様々な種類の仕事で、腕を使って働く時の腕の動きは、一般的に上半身、特に頭の病状を伴うので、ヘリングの時代の古いキーノートの一つは「アイロンをかけてからの病状」であった。ご承知の通りアイロンは暖かい部屋で通常行なわれ、腕の動きを含み、このようにBryoniaの最も顕著な二つの特徴がもたらされたため、このキーノートはもはや抽象的な供述ではない;一般的な本質からかけ離れて考えないで、それを引き出す役目を果たしただけである。割れるような激しい頭痛;激しいうっ血性の頭痛;まるで額からすべてが飛び出すかのような激しいうっ血性の頭痛。額に圧迫感のある痛み、充満感と重さが額にあり、まるで脳が押し出されたかのよう。頭のこのような充満あるいはうっ血は、心の不活発さとして表現された事を伴い、顔つきは幾分酔っているように気づかれる事がよくある。患者は馬鹿に見える。顕著なBryoniaの状態ではうっ血を伴い 顔はシミがあり、紫色である。目は赤くうっ血している;物憂げで、動きたくない、話したくない、何もしたいくない、というのはこれらはすべて動きであり、努力であり、それは彼を悪化させるからだ。これはまたBellにおいてもそうである事がわかるだろう;このようなうっ血と圧迫のすべてがある;しかし、Bryoniaは緩慢で、不活発、受け身、その接近と進行は潜行性であるが、一方Bell.の精神面の症状と関連する事すべて、活動によって特徴付けられる事を覚えておこう。頭痛を伴い多かれ少なかれ燃焼があり、脈打つ事もある。鼓動は動くまで滅多に感じない。頭痛の間、階段を上る、歩く、ベッドでゴロゴロ寝返りを打つようなどんな動きの後でも、激しい鼓動を感じる;じっといている瞬間を保ちながら、まるで頭蓋が押し開けらるように、破裂するような、押されるような痛みに落ち着く;Bryoniaの頭痛に関連した多くの別の痛みがある;テキストにはこう表現されている;「裂けるような縫われるような痛み」「撃たれるような痛み」鋭い痛み。圧迫する痛みのいくつかは、まるで大きな重力が頭にかかっているように表現されているが、同じ考えが広がっている;それは内部の圧迫である;脳の循環の不活発さ、まるで体内の血液がすべて頭の中で打ち寄せているかのような閉塞。「頭が縫われるように痛い」「割れるような頭痛」「血液が頭まで押し寄せる」。卒中の恐れがある。「顔が汗をかいて、冷水で洗ってからの頭痛」。これは、発汗の抑圧から風邪をひく事である。「いつも咳き込む時、頭に動きは圧迫のようだ」。肺炎や気管支炎の多くの症例において、実はいかなる炎症やうっ血の状態においても、頭痛が非常にひどいので、咳が出そうだとわかると頭を摑むのを大変よく見るだろう。咳をする動きから痛みが来るため頭を持つ。多くのレメディにはこの事があるが、動きから悪化、衝撃からの悪化、どんな努力からも悪化というBryoniaの一般的な悪化と一致している。「頭痛は広がり、ちょっとした動きで、或は食後に悪化する」。食後に悪化はBryoniaの一般的な状態と一致している。患者自身はすべての病状において食後に気分が悪くなる。どんな問題でも構わず、食後に悪化する;咳が食後悪化し、痛風は食べる事によって増加する。Bryoniaの患者は最終的には全部要約して「いつも食後に悪くなるんです」と言うので、それが一般性となる。頭痛は鼻血とよくいっしょに来る。「便秘が伴う頑固な頭痛」。静脈性の不活発な体質で、不活発な心臓や悪い循環を伴うが、明らかに多血で、明らかに頑丈なのだが、気候の変化から痛風が悪化しやすい時に、Bryoniaは特に適する。
ふけがよく出る;頭蓋が過敏でひどく痛く、頭蓋をちょっと触られるだけで悪化し、まるで引っ張られるように感じる;女性は常に髪を下ろしておかねばならない。Bryoniaにおける頭痛は、リューマチの発作のように、自由に汗がかけたら楽になる。Bryoniaは多くの病状において、発汗が自由に一般的になるとすぐに改善する。
目のカタルの状態がBryoniaに見られる;他の症状がない場合、それは炎症のレメディとしてはあまり考えられないが、目の症状が赤く、炎症を起こしており、充血し、熱があり、静脈が膨れ、熱や刺激的にヒリヒリし、頭痛を伴い、鼻風邪もあり、気道や気管支に問題があるなどが、目の症状に見られるだろう。目の中が痛く、眼球はほとんど触れず、接触に敏感でまるで傷ついているようで、咳や圧迫から痛みが増す。風邪と頭痛を伴う胸部の病状と共にそのような状態が来る。「目を動かすと目が痛い」「目の中が圧迫し、痛烈に痛い」「特に新生児の目と唇の炎症」。痛風がある特定の場所に残り、すぐ目が影響を受け、目蓋が腫上がり、角膜が生牛肉のように見え、非常に炎症を起こしており、赤く血液がにじみ出ている場合、Bryoniaを考えなさい。年取って痛風になりやすい患者が、2〜3日前関節にリューマチになり、今は目が痛く炎症しているのを見出すだろう。「風邪でリューマチ性虹彩炎になる」。目のリュウマチ性炎症、つまり多かれ少なかれ痛風の疾患を伴う炎症状態と赤みを伴う充血,。昔は「 関節炎で目が痛い」と表現されていたのだが、それは痛風の体質において目が痛いという意味だ。
Bryoniaの多くの病状は鼻から始まる;くしゃみ、鼻風邪、鼻水、赤い目、涙、初日に鼻・目・頭が痛い;そして後鼻孔に降り、喉、咽頭、声枯れと共に、そして気管支が続き、もし検査していなければ肺炎や胸膜炎へと進み、そのため病気は呼吸器の始まりや鼻から、肺組織へと移動する。これは Bryoniaの病状の領域である。すべて動きから悪化し、すべての部分が燃焼とうっ血に非常になりやすい;多かれ少なかれ熱があり、高熱の事もある;患者自身はちょっとした動きで悪化し、じっとしていたい;心は鈍く、圧迫するうっ血性の頭痛;痛み、凝り、傷ついた感じはそこら中にあり、夜9時に悪化する事がよくある;眠りにつてから、或は朝起きがけに心の鈍さが増す。咳は激しく、全身を揺らし、頭痛が増し、気道から多量の粘液の分泌を伴う。
「しょっ中くしゃみが出る」「咳の間にくしゃみが出る」「臭覚がない」。このようなうっ血か、鼻風邪を伴い鼻血が出る。生理中に鼻血が出る、頭のうっ血が生理中にある。鼻血は貧血のケースに、生理の出血に代わって現れる。生理の出血が風邪から突然中断したら、鼻血が出る。鼻の中が乾燥。
顔の表情は重要である;酔ったようにぼーっとし、紫で、膨張した顔つきは、水腫のような膨張でなく、水腫のような顔である事もあるけれども、血行の停滞から膨らんでおり、押してもくぼまない;腫れて膨らみ、紫で、まるで酔っぱらっているかのように、心が 間抜けな状態になる。患者はあなたを見て、あなたが何をしているか、何を言うか不思議に思う;知性が麻酔のようにぼーっとする;目は知性的にあなたを見ない。間欠熱か頭のうっ血と共に、或は肺炎か何か他の呼吸器系の疾患と共に、患者がBryoniaのいくつかの病状と一致する場合、患者が起きた時、彼の酔ったような表情に家族は気づくだろう、そして患者は、考えたり何かするのに、こんなに努力しなければならないと言い、頭はひどく痛み、動きで悪化する。或は顔は赤く燃えていて「顔や首に赤い点がる」「熱く膨れた赤い顔」。
大人と同様に子供も、徐々に脳の問題が増え、瞳孔が広がり、酔ったような顔つきで、下顎がずっと動き続ける。うっ血性の発作において顎の動きはBryoniaの顕著な特徴である。 Bryoniaにそれが見つかるけれども、今の事に触れると、歯ぎしりではなくて、咬むように顎を横に動かすが、歯は噛み合わせに来ておらず、日夜ずっと続ける。非常に多くのレメディには歯ぎしりがある。顕著なうっ血、知性がぼうっとし、激しい悪寒、うっ血性の寒気を伴って、患者はぼうっと、半分しか意識がない状態で横になり、歯ぎしりはしないが、何時間も顎を前後にしきりに動かしている事を伴って間欠熱が出た場合、Bryoniaが適する事がよくある。子供の脳疾患において、まるで患者が咬んでいるかのように口をずっと動かす;それは歯がない子供に起きる;だが咬む動きを続ける。
膨らみ腫れた状態の唇と顔の下部に関して、不活発な循環と静脈のうっ血或は静止状態がBryoniaに見られ、長く酔ったような様子を作り出す;Baptisiaほど顕著ではなく、Baptisiaほど低い状態で、進んだぼうっとした状態は伴わない。唇のひどい乾燥;唇はからからに乾燥している。「子供は唇をほじる」「唇は割れて出血している」。唇はからからに乾燥し、血が出ている。それは口全体が乾燥し茶色になりひび割れ、殻からに乾燥し出血するチフスの状態に見られるようだ;乾燥した茶色い舌。歯の上に煤色苔がある。Arum triphyllumでは、鼻と唇を顕著にほじる;患者はほじり続け、鼻の穴に指をつっこむ。
Bryoniaは歯痛があり、暖かさから悪化する。「食べている時、裂けるような、縫われるような歯痛」は暖かい飲み物から、暖かい食べ物から、暖かい部屋で、口の中に冷たい食ベ物が欲しい、冷たい空気の中にいたい、だが動きで悪化する。「歯痛は冷水で、或は痛い方に寝て改善」。痛い歯を強く押す事で改善する。「歯痛は喫煙で悪化」。いかに冷たさで改善し、熱で悪化するかがわかるだろう;一般的な状態として患者に影響を与えるこのようなモダリティを繰り返さねばならないし、患者の症状はほとんどすべて熱から悪化するなどを見なければならない。調べているそれぞれの場所で圧迫したらよくなると患者は言い続け、最終的にそれは一般なのだという結果に来る。同じ症状のレメディが2つあるかもしれないが、それらはあらゆる相反する事から悪化させる。このようにモダリティがレメディを示し禁ずるのを見る。モダリティが時々強い一般性を構成するので、これがそのモダリティによるレメディの学習である。
Bryoniaが味覚を失う事を知っても驚かないだろう。ゆえに彼は何も自然に味わえない鼻風邪があるのだ。精神面の不活発性があるだけでなく、感覚が落ち状態全体が無感覚である。「味が単調で味気なく糊のよう」。知性が非常に影響を受けているので、どこにいるかさえわからず、家から遠く離れていると思い、舌ももはや知性的でない;そのため苦い物が酸っぱい味に思えたりする;感覚が彼を惑わす。「舌は白い苔に分厚く覆われている」。チフスや脳のうっ血、喉の痛み、肺炎、呼吸器系の疾患すべて、リューマチ性疾患において、舌は厚く覆われている。「乾燥し、出血し、かさぶたに覆われている」。乾燥しひび割れ出血している舌はチフス性の熱に見られる。冷たい物をとると口が乾燥する。Bryoniaの患者がひどく喉が乾くのは非常に共通している;大きく間隔を空けて大量の水を飲む傾向がある。しかしこの乾燥した茶色い舌を伴い、水の味がわからなくなり飲みたがらない;口が乾燥しNux moshata のように喉が乾かない。「アフタ」「口がひどく臭い」
Bryoniaは何とも言いようのない喉の痛みがあり、縫われるような痛みを伴い、乾燥し、喉が干上がった様相で、長い間隔で大量の水を欲しがる。「喉にアフタを形成する体質的傾向がある」、喉に小さく白い斑点がある。
そして胃に関連する好き嫌いの欲求に来るが、それらは非常に曲解している。食べると悪化する。胃は消化能力を失い、そのためあらゆる食物を嫌う。「すぐ食べ物が欲しくなり、出されるとそれを拒む」。患者は変わりやすく、何が欲しいかわからない。胃で嫌悪する物を頭で切望する。それを見ると欲しくなくなる。患者の知性は混乱状態である。酸味を切望する。「日夜非常に喉が乾いている」」冷水を欲する。。「長い間隔で大量の水を欲しがる」。多くのレメディがずっと水をすすりたがる。Bryoniaでは大量の水で喉の渇きがすぐ癒される。Arsenic では飲み物で楽にならず、少しづつ頻繁に欲しがる。
Bryoniaの胃の病状は暖かい飲み物で楽になり、それは特異性になる、というのは患者は冷たい飲み物を欲するのに、胃は暖かい飲み物からよくなるからだ。 熱において、また頭の病状や熱のある状態で、冷たい物を欲しがり、それで咳が出たり、咳がひどくなったりする事がよくあるが、患者が切望しない熱い飲み物が胃腸の病状を楽にする。寒気のある時、Bryoniaは氷のように冷たい水を欲しがる事がよくあり、それでものすごく寒くなり、熱いお湯で楽になる。「冷たく酸っぱい飲み物を欲する」。しつこく油っぽい食べ物、油分が多く含まれた物をすべて嫌う。「悪くない物を欲しがる」。
患者が体質レメディをとっている時、患者の体質レメディに合わないと知られている特定の種類の食べ物について、ある注意が必要だ。Bryoniaの患者はザワークラウトや野菜サラダやチキンサラダなどから気分が悪くなる事がよくあるので、体質の状態にBryoniaの一服を投与した後、驚く必要はない。患者が入って来て、この内の何かを食べてからとても病気になった、と言う。Pulsの影響を受けている人に注意するのはいい事だ。レメディの働きを乱す事が非常に頻繁にあるため、脂っこい食べ物を避ける。Lyc下にいる患者に「このレメディをとっている間、牡蠣を食べないようにしなさい」と言うのは結構だ。この薬は、ある特定の食物に胃が反する状態を作り出す事で知られている;ある特定のレメディは、酸やレモンなどに激しく反する関係がある。あなたが事実を特に述べないで、「 酢やレモンに触ってはいけない;この薬をとっている間レモンジュースを飲んではいけない」と言わなければ、レメディは損なわれ、どうしてそうなのかと不思議に思うだろう。薬はその働きをやめる事がよくあり、患者は胃腸が無秩序な状態になり、長期間働くはずの薬がその働きを止め、何が問題なのかわからない。ホメオパシーは一般的にレメディに反し、患者に反するような物、或は特別な体質に同意しない物を排除するだろう。鉄則を保持する事は正しい実践ではない;鉄則は、レメディを投与する時、レメディが患者に似ている事と、患者がそのレメディに同意している事を確かめる事だけである。Rhus tox.の影響を受けており、ある特定の時間まではうまくいている患者が、入浴後Rhusの状態の形をとって症状が返って来る事は珍しい事ではない。レメディの働きがちょうどそこで止まる。患者はもちろん入浴せねばならないが、Rhusの体質の症例の中には、患者をRhus.の影響下におくために、普通の入浴をやめなけばならない事がある。Calcareaも同様で、入浴がその働きを止める事がよくある。レメディに一致している患者に供給する事と治療の重要性を印象づけるため、こう述べているだけだ;原理に一致するのであって、規則によるのではない;患者のための食べ物リストは一つだけではいけない;あらゆる人のリストは一つだけではいけない。ホメオパシーには何もない。
特異で特別な事すべてにおいて患者自身が、食べてから悪化する;咳は食後に悪化、頭の病状や頭痛は食後に悪化、呼吸は食後に悪化。胃は食後風と共に膨らむが、特に牡蠣を食べた後そうなる。牡蠣は決りとして、消化に危険な物ではないが、牡蠣で中毒を起こす人もいる。「飲食後に悪化」」。百日咳の一つのケースである場合、咳は悪化し、発作は食後少したってから更に激しくなり、症状全てが悪化し、消化が終わり胃が空になった時、ずっと楽になる。Bryoniaの患者は普通は飲んでから楽になるが、熱くなった時に冷水を飲み、リューマチの症状がすべて悪化し、咳は悪化し、頭痛も悪化する。熱くなった時冷たい水を飲んでから、激しい頭痛が来るだろう。頭痛が進み、飲む前より10倍ひどい拍動性の破裂するような痛みになる。
Bryonia の患者はしゃっくりやおくび、吐き気、嘔吐になりやすく、そのため胃の障害は一般的なものである。苦いおくび、苦い吐き気。胆汁を吐く。食後にこれらすべてが増える。胃の障害から、風邪をひいてから、熱くなりすぎてから、熱くなりすぎて冷水を飲んでから生じる、非常に多くの症状が胃腸にある。混乱した胃;胃が過敏なため、食べると必ず痛みがあり、それは胃腸全体を含む炎症状態にまで進み、圧迫に敏感で、胃腸炎と診断されえ、痛みと圧痛、縫われるような燃えるような痛みを伴い、すべては動きで悪化する;吐き気と嘔吐、下痢、鼓腸で、動くと痛みが増すため動けない。
胃腸の痛みを除いて、Bryoniaの痛みは圧迫から改善する。このような炎症状態を伴うBryoniaの患者は、ベッドで 膝を立てて完全に静かに横になっているのをよく見かける;下腹部の筋肉をリラックスさせるため手足を曲げて横になっている;話しかけられたくないし、考えたくない;あらゆる動きが痛く、熱が上がり、熱;高熱を伴って寒気が交互に引き起こす事がよくある。
Bryoniaの患者は完全に静かに横になる時、吐き気からかなり解放される事があるが、枕から頭を上げたとたん、ひどい病気が帰って来るので起き上がって座れない。吐き気のためベッドに起き上がれず、もし何とか起き上がったら 、胃の燃えるように痛みを伴って、吐き気がそれまで以上に来る。動く度に、腐敗した粘液とドロドロした物を少し飲み込む。
どんな痛みも胃腸で感じられるが、特に縫われるような燃えるような痛みで、まるで胃が破裂するよう、まるで腸が破裂するよう。腹膜滲出液。ひどく痛い。みぞおちが敏感で、腹全体が過敏。これは通常熱で楽になる、患者自身は涼しい部屋で横になりたがるのだが。 部屋の熱は堪え難いが、熱を当てるのは喜んでする。胸に刺激や動きがある度に、このような痛みを増すため、Bryoniaの患者が深く呼吸しないで短く呼吸しているのに気づくだろう。もはや我慢できなくなるまで続け、長く息をしてうめく。胃腸の炎症疾患と胃の障害、少女が生理を抑圧してからの胃腸疾患、胃炎、胃腸炎。
Bryoniaは肝臓の炎症と多くの肝臓の症状がある。肝臓、特に右葉は季肋部の中に積み荷のように横たわり、圧迫への痛みと圧痛を伴い動けない。動く度に、接触の度に、深い呼吸の度に、腹部内臓のように、この臓器も痛くなる。呼吸は短く速く、深い呼吸がそれに続くと肝臓を通じて痛みが起きる;燃えるようで縫われるような痛み。これと共に胃の障害、吐き気、むかつきがあり、動きで悪化する;胆汁を吐き出す。縫われるような痛み、つつくような痛み、燃えるような痛みが肝臓にある。「右季肋部に一時的な縫われるような痛み」、これは肝臓内にある。咳をすると、まるで肝臓か右季肋部が破裂しそうに感じられる。咳をすると深刻な痛みがある。
Bryoniaは便と直腸につながる多くの症状を備えている。便秘があり赤痢がある。その部分に関連した多くの症状と同じくらい、発病はこのような状態が多い。便秘において、便は乾燥し硬く、まるで焦げたようである。排便の欲望がないが、何日もたってから、焦げたような小さな硬い粒が出て来る。湿気が全くなく、硬い便には粘液が全くない事がよくある。存在しうる粘液は別に分泌される。便が焼けたように見える小さな硬い部分から構成されている事があり、時には乏しく、再びかなり多くなり、まるで糞の塊のあたりに横たわっていたのは、かなり多くの粘液であったかのように、粘液の通路を通るだろう。最も慢性の便秘においてBryoniaは適している事がある。下痢もあり朝患者はベッドから飛び出す;つまりベッドに入いるとすぐ、吐き気を催し、膨張し、疝痛で膨らみ、急いで便を出しに行く;或は起きて動いてからほんのしばらくたってから、腸が膨らみ疝痛を起こし、急いで便を出しに行かねばならない。便通は膨大で頻繁な事もあり、患者が終わるやいなや、完全に疲労困憊し、死んだように横たわり、汗まみれになる;非常に途方も無く疲労し、次回はほとんど血管に到着できず、そして溢れ出る、多量の、胆汁色の便が来る。横になっている間、ほんの少し動くと、急いで便を出しに行かねばならない。Bryoniaは想像しうるすべての疝痛とテネスムスを伴い、下腹部に痛みを伴う赤痢を治す;血の混じった、粘液の分泌物を伴う。便秘はきばっても効果がない事がよくある。患者は便意があり、結果が出るまでに4〜5回トイレに行く事になる。きばって押し出そうとするようだが、便は直腸に留まっているようだ;不活性で押し出す事ができない。患者は普通、力が十分にあり、かなりよく通過するのだが、今は非常に乾燥している。Bryoniaは別のジレンマもある。黄色いコーンミールのようで、このような便はチフス患者に見られ、黄色くドロドロに形が崩れた便である。これは粘液とドロドロした物と混ざったり、血が混ざったりする事がある。これはチフスの状態なのか慢性下痢の形なのかを知る事は、治療家に役立つ事かもしれない。Bryoniaは、このように黄色く、ドロドロした分泌物があり、頻繁で1日4〜5回来るが、朝により頻繁に来る慢性の下痢の多くの症例を治して来た。朝に4〜5回便があり24時間ずっと満足するか、午後1〜2回だけあり、朝5〜6回ある;ベッドで静かにしていて心地よい時は、あまり便意がないため、夜は全く便がない;動く度、足を動かす度に便意が増す。そのため日中だけの下痢として考える人もおり、それはPetroleumと関連するだろう;しかしPetroleumでは、夜どれだけ動いても構わなくて便はないだろうが、このような便が日中にあるだろう。ここにあげる。「.下痢は腐敗しており、古いチーズのような臭いがする」「非常に不快な臭いがする」「茶色で薄く粉便の便」。慢性のBryoniaの患者がダイエットし、薄い液体しか取らず、固形を避けるなどしても、食べ物は翌朝に通過し、ほとんど消化されていない事がある;消化不良の便。「便意があり多量のペースト状の物を排出」「睡眠中に便がもれる」「通過の度に肛門が燃えるよう」。これは特に夜動くとなるが、動きは日中の方がもっと普通で、動きの度に便意がもたらされる。
このレメディには多くの尿の症状がある;腎臓の炎症状態;ピンクの尿の沈殿物、尿酸血漿;多尿。自分を持ち上げようと力を入れたり、変わった動きをする度に、腎臓に痛みがあり、充血した長く続く痛みが持ち上がる。腎臓の問題を伴う痛風体質のため、熱くなりすぎたりがんばりすぎた後で、背中が痛くなる。 「排尿に圧迫感があり、不随意に尿が出る」「放尿しない時尿道が焼けるように痛い」は放尿で楽になる。
女性の生殖器に非常に興味深い多くの症状がある。生理痛、月経困難症;生理期間中に卵巣の痛み。どの生理も、接触に過敏な卵巣の顕著なうっ血と関連する。 生理が来る度に、出血が増すにつれ鼠蹊の両側に痛みがあり、下腹部を横切って出会い、生理中腹部全体が痛くなると、患者は言うだろう。子宮は痛く、下腹部は圧痛がある。だいたい子宮本体か底部に燃えるような痛みがある。Bryoniaの患者は貧血になりやすいか、ちょっとした怒りで出血が抑圧される。生理の2〜3日前にアイロンがけや洗濯のようながんばりから熱くなり過ぎたならば、それは抑圧され、次回は今まで以上にたいへんな事になる。若い多血症の女性で、激しくがんばった後、その病状はそのように来る。激しいがんばりで尿が乏しくなる。腹部に痛みがあるが出血が来ないか、或はかなり何日も延びる;多血症の少女の乏しい尿と生理の抑圧。
がんばり過ぎと加熱から、流産の恐れがある。生理中にある乳房の炎症と母乳の流れが止まる。Bryonia を調べなければならない。授乳熱と乳房の腫れではBryoniaを調べねばならない。分娩中、女性は加熱し、自然に汗をかく;分娩の寸前に、もし看護婦も医者も見ていなくて、患者に布をもっとかけた場合や、部屋を十分暖かくしている場合、突然汗の抑圧があり、授乳熱や他の熱の症状をもたらし、それにはBryoniaが必要である。ちょっとした動きで悪化した場合、腹膜炎の恐れがあり、そのような原因から、淋菌性疾患、年よりのリューマチ疾患、痛い。 発汗の抑圧よりむしろ敗血症のためであれば、非常に一般的により深く働くレメディが要求される。乳房の炎症で最も顕著な事の一つは、乳房が石のように硬くなり、固く重い。Bryoniaは他の時に乳房の炎症に適する事がよくある;生理より前に乳房が重く固くなる。
そしてまた気道に来る、前にそれとなく述べただけだが、ここでは我々前にとてつもなく大きい研究がある。 Bryoniaの状態は、非常に通例として風邪で始まる; まず声がなくなり、気管が赤向け、胸がひどく痛む;乾燥した空咳で、まるで胸が咳から破裂しそうだ。Bryoniaの患者は起き上がり、頭をかかえたり、胸を押さえたりする; 咳き込む時両手で胸を押し、咳をするとまるで胸がバラバラに飛んで行きそうな感じがする;両方の胸が痛いが、主に右側が痛い。状態が肺炎の時、Bryoniaは右側を好む。患者がまず風邪尾をひき、風邪が気道を降り、胸に枯れたヒリヒリした感じを伴い咳をする;咳は全身を揺らし、ひどく寒気がする。今やベッドに寝込み、医者が診ると炎症状態が見え、その意味はわかっており、肺炎の診断を確認する。患者は手足を動かす事ができない;痛みは主に右肺にあり、やむを得ず右向きか仰向けに寝て、動きを恐れる。胸膜が含まれている事もあり、鋭い痛みがある;呼吸の度に強烈な痛みがあり、胸膜は胃炎もしくは単なる肺炎である。しかし、呼吸が引き起こす動きを軽減するため、Bryoniaは疾患のある方、痛い方に横になるのを我々は見る;もし患者が手をじっとさせていられなければ、時々痛い方の下に手を置いているだろう。Bryoniaと共に、痰は赤い色合いで、さび色で、もしこの症状があり右側が影響を受けていれば、なおさら強くBryoniaである。幾分Bryoniaのように見える薬が2〜3ある;たとえば高熱を伴う症例で、激しい熱、ひどい興奮、病気が来る迅速さを考え、左側を含み、器に鮮やかな赤い血から成る痰を見ると、 Aconiteがそのレメディであろう。もし肝臓が含まれ、横が充満し、肝臓中に縫われるような痛みがあり、顔が黄色ければ、 そのような事がるのでBryoniaが示される事は不可能ではないが、非常に深刻な痛みを伴い、前から後ろに右肩甲骨を通して行き続けるのであれば、Chelidoniumの方がBryoniaよりも似てる。 この病状は無期限に続くかもしれないが、呼吸器官に関するBryoniaの研究はすばらしいものである。最終的に声が出なくなるこのような風邪と共に、喉頭に来て、くすぐったく咳がずっと出る。歌手は声が枯れて出なくなる。気管にすごい痛み;気管がひりひり痛み、緊張があり、窒息さえあり、Phosphorusのよう。Bryoniaの呼吸はハアハアと浅くて非常に速く、少し短く速い呼吸で、深い呼吸は痛みを増すという事情のため、Bryoniaの患者は深く息をしたがり、深い呼吸を欲し、深呼吸を必要とするが、それで自分を傷つける。「ずっとため息をつく傾向がある」が、 それで自分を傷つけるのでできない。呼吸が短く、窒息、喘息。熱くなり過ぎでから喘息の発作が起きる。喘息は暖かい部屋で悪化し、涼しい空気を吸いたがる。「乾いた、発作的な咳、百日咳、全身を揺らせる」。咳で不随意にベッドで飛び跳ねされられ、呼吸困難を伴う痛い咳、全身を揺らせる咳が出る。吐き出すのは辛く難しい。「夕方と夜に咳をし、それは乾いた咳である」。
復習するとBryoniaの残りの多くは繰り返しになる。テキストをただ注意深く読み、述べられている事を応用すれば、レメディの一般的特徴と観念がわかりそのイメージが見え、テキストを全部持っていれば自分で記入できるだろう。