アセンション

セラピスト、ヒーラー、スピリチュアルな方達が、ここ数年頻繁に、アセンションという言葉を使われていますね。

アセンションというのは、魂の成長に伴い、次の次元にシフトすると言う意味で、最近使われている言葉です。

バシャールも、よく使っていて、地球が次の次元に移ると言うことを、何度も述べています。と同時に、日常も実は、瞬間瞬間シフトしているのだそうです。

いわゆるヒラーたちが言うところのアセンションは。その時期が来たらきっとそういう事が起きるのだろう、とは思っていました。

敏感な方や、霊能者には、それを感じられ、私のようなそうでない人には、気がつく事なく、いつの間にかそうなっている世界に入るのだろうな、と。

友人のセラピストも、「気をつけていないと、アセンションはわからないらいしいよ。」と教えれくれたのですが、私は神を信じているので、神がアセンションしてくださるから、無理に注意を払わなくてもいいや、と思っていたのです。

ところが。

2019年3月に主人が病気になり、その原因をキネシオロジーで見ていくと、私が原因の一つであることがわかりました。それを紐解いていくうちに、病状が一部解放され、症状が外へと向かいました。ホメオパシーで治癒の方向と言われるものがあるのですが、まさにそれでした。ホメオパシーにおいて、治癒に向かうと、症状が中心から外へ、上から下へ、心から体へ、重要な臓器から重要でない臓器へ移行すると、発見されています。

その年の10月、突然、在スイス日本大使館から私に電話が入り、あちらからメールを送ろうとしても、送れない、メールアドレスの確認をしたい、とのことでした。

アドレスを登録して、もう14年になるのに。

その係りの方がおっしゃったアドレスは、聞いたこともないようなドメインで、名前の部分も変な、アルファベットの羅列。

私は大使館には、大手ドメインと自分の名前を使っているので、どちらかが間違えたとしても、間違えようのないわけです。

しかも数年前までは、大使館からメールが来ていましたし。

その時「アセンションした」と思ったのです。違う面に移動したと。

そして、2020年の2月に、また不思議な事が。。。

アパートの鍵を忘れてしまい、今までは、家族の誰かが帰って来たりで、大丈夫だったのですが、今回、初めて管理人さんに「うちの鍵を貸して欲しい」と頼みに行ったのです。

ところが、その鍵が、鍵穴に入らない。

そうこうする間に、息子が帰って来て、彼の鍵で開けられ、入る事ができました。

管理人さんも不思議がり、「ドアの鍵を付け替えたの」と聞かれたのですが、全くそういうことはありません。

これもアセンションしたサインに違いない、と思いました。

そういえば、その昔インドの霊性修行道場から、3ヶ月後に、当時住んでいた台北に帰って帰ってくると、同じ台北なのに、人間関係がガラーっと変わってしまって、これは何?と思ったことを思い出しました。しかも全く会ったことがない人々ばかり。

同じに見える世界だけど、何かが違う。

それは自分自身が、少し変わり、集合意識で作られているこの世は、そのまま同じように見えるけど、以前の私が共にしていた世界と少し違うのです。

どちらにしても、私の魂に必要な環境にいることは、確かです。

Sanguinaria(サンギナリア)

ジェームズ・タイラー・ケント博士による
「ホメオパシーのマテリア・メディカに関する講義」(1911年)より和訳します。

ホメオパシーは、宇宙指数になる程、希釈し振盪した物質が、
どのような症状を作り出すかを証明し、
それを、その症状を持つ人に与えることで、体自身が情報を得て、
自ずと治癒に向わせる、というメソッドの代替医療です。

マテリア・メディカでは、その症状の記録が書いてあります。

内容はこちらに移動しました。

https://ameblo.jp/ehkomerlo/entry-12870040616.html

Sabadilla(サバディラ)

ジェームズ・タイラー・ケント博士による
「ホメオパシーのマテリア・メディカに関する講義」(1911年)より和訳します。

ホメオパシーは、宇宙指数になる程、希釈し振盪した物質が、
どのような症状を作り出すかを証明し、
それを、その症状を持つ人に与えることで、体自身が情報を得て、
自ずと治癒に向わせる、というメソッドの代替医療です。

マテリア・メディカでは、その症状の記録が書いてあります。

内容はこちらに移動しました。

Ruta Graveolens (ルータ/ヘンルータ)

ジェームズ・タイラー・ケント博士による
「ホメオパシーのマテリア・メディカに関する講義」(1911年)より和訳します。

ホメオパシーは、宇宙指数になる程、希釈し振盪した物質が、
どのような症状を作り出すかを証明し、
それを、その症状を持つ人に与えることで、体自身が情報を得て、
自ずと治癒に向わせる、というメソッドの代替医療です。

マテリア・メディカでは、その症状の記録が書いてあります。

内容はこちらに移動しました。

https://ameblo.jp/ehkomerlo/entry-12873737118.html

Psorinum(ソライナム、乾癬)

 PsorinumはSulphurと関連しており、非常に似ている。患者は洗浄が嫌いである。よく洗ってあるのに、全身の皮膚、特に顔の肌が不潔に見える。まるで汚れがついているかのように、くすんで、汚く、不潔に見える。皮膚は荒れており、デコボコで、すぐヒビが割れ、亀裂から出血している。荒れて、うろこ状になる。きれいに洗えない。手の皮膚は荒れ、すぐあかぎれになる。分厚く、うろこ状になり、すぐヒビ割れする。小さなうろこ状の発疹が破れる。洗っていないように見える。患者はいつも手が汚く見える。皮膚の多くの病訴は、入浴や寝床の暖かさから悪化する。暖かくなると皮膚が痒くなる。ウールを身につけると痒くなる。寝床が暖かくなると痒くなり、表皮が剥げるまで、その部分を掻いて、かさぶたになる。治り始めると痒くなり、掻きたくてたまらなくなる。脚と腕を、表皮がなくなるまで掻いて、かさぶたになる。発疹がないのに、寝床の暖かさから、激しく痒くなる。皮膚は不健康で、汚く見え、薄汚れ、毛細血管と肥大した静脈で、覆われている。これは、発疹が現れる前の状態である。掻いてかさぶたができ、それから発疹が起きる。丘疹やニキビ、かさぶた、おでき、小水疱、発疹は、水っぽい湿気が滲み出る。しばらくして、発疹がなくなったら、かさぶたになり、小水疱が混じる。皮膚が分厚くなり、固くなり、新しい群れが、古いかさぶたの下にでき、表皮が剥げたようにヒリヒリし、痒く、チクチクし、這うようで、血が出る。

 頭皮や顔の発疹。かさぶたが頭皮を覆い、髪の毛が抜け、滲出液がかさぶたを持ち上げ、新しい小水疱を露出する。それは皮を剥いだ牛肉のようで、ヒリヒリする。そのため、子どもはそこから指を離せず、夜に悪化し、暖かい部屋で悪化し、暖かい物や空気を通さない物は何でも、当たると悪化し、涼しい空気で改善し、覆うと悪化する。この事はPsorinumの外気で悪化するという、一般的な状態に反する。外気を嫌う。

 発疹が出続け、広がり、元の皮膚が盛り上がり、分厚くなって、固くなり、どんどん弱まり、赤くなる。滲出液は、死肉や腐敗した肉のような不快臭があり、滲み出る液体からの悪臭で、吐き気がする。

 前述のような、特徴的な不快臭は、Psorinumを貫く。強烈な臭いの悪臭、悪臭のある息、分泌液と皮膚から出る滲出液は、死肉のような臭いがし、便も非常に臭いので、家中に、下痢の悪臭が広がる。夏の疾患である小児コレラは、汗が臭く、帯下は、異常な不快臭を漂わせる。おくびは、まるで固ゆでの卵を食べたかのような臭いで、それが腐っていて、他の人にもそのように臭う。便はガスが出、おくびは、腐った卵のような味がし、見るからに不快で、臭いは薬が必要な人の物である。

皮膚は、どんどん分厚くなり、出血し、発疹が他の部分にも広がる。唇の発疹や性器上の発疹は、非常に不快な臭いで、痛く、肛門の辺りは、表皮が剥ける。外陰部に潰瘍ができ、非常に不快な臭いである。脚の潰瘍、脛骨上の潰瘍、手の甲の潰瘍、足の甲の潰瘍、耳の後ろや上の潰瘍、頭皮上の潰瘍、頬骨上の潰瘍、小鼻や鼻の上、目蓋の潰瘍。油っぽい皮膚。発疹は、鼻や口や目蓋や目の、粘膜の赤味を伴う。目蓋は、分厚くなり、めくれ、眼瞼外反のよう。粘液の肉芽組織や、硬化が起き、そのため、軟骨のようになる。角膜の潰瘍;涙目;目蓋がめくれ、目蓋は、まつ毛がなくなる。赤い目で、恐ろしく見え、顔に発疹ができ、赤い皮膚から、黄色いべとついた分泌液が、滲み出る。浸出液は、初期には白っぽく薄いか 白っぽくべとついている。古い発疹においては、かさぶたの下に潰瘍が起き、べとついた、黄色い膿状の分泌液がでる。黄緑色の分泌液が、目や鼻から出る。鼻から、ひどい不快臭のある分泌液が出る。鼻から、ベトついた分泌液が出る。Merc.やSil., Calc. p., Hep.のように、不快な臭い。目の中に、悪臭を放つ膿が溜まる。

 べとついた、黄色い分泌液を伴う、鼻風邪。いつも、風邪をひいている。鼻風邪では、鼻が乾燥し、切れる時もあれば、鼻水が出る時もあり、ティシュペーパーを、ずっと使い、ずっと鼻をかまねばならない。鼻風邪の初期では、ずっと鼻をかみ続けるが、分泌液がなく、楽にならない。この状態は、非常に顕著なので、秋に発生する継続性の花粉症だ、と思う人もいる。これは、花粉症に親密に関連し、秋に鼻が詰まり、目と鼻にカタルの状態が起きる。花粉症は、レメディーを合わせるのに大変困難な状態の一つである。それは、花粉症が消える前に、作り上げられるべき、軽度の体質に属する。それは1年に1度起きる乾癬の表現であり、乾癬マヤズムが変わらねばならない。数年内に、大部分の対象は変化するが、一つの季節では起きないので、がっかりしないように。カタルの状態における花粉法は、微熱が不適切に扱われた時に、戻ってくる事がよくある。

 乾癬患者自身は、衰弱している。少し歩いただけで、家へ帰りたがる。外気で悪化する。外気中で息ができない。立っている間、息ができない。家へ帰りたがり、そして、横になれば呼吸できる。患者が家へ帰って、横になったら、呼吸できても、喘息や心性呼吸困難が起きる。通常、この状態は、きちんと座わる事や、外気で改善する。Psorinumでは、あまりないのだが、暖かい所にいたがり、横になって一人でいたがる。

 Psorinumは、その機能すべてにおいて、スローダウン、不全麻痺の衰弱の状態になる。発熱後、回復せず、消化が遅く、便は普通だが、押し出すのに力がいる。膀胱は、尿が一杯にたまっているが、排出が遅く、幾分残っているように感じ、便や尿をなくす事が、全くできず、4〜5回トイレに戻らねばならない。便は柔らかく、完全に正常であるが、1回便座に座るだけでは、出す事ができない。

 乾癬患者は腸チフスにかかり、チフスは止まっているか、または、その経緯をたどって、回復期にある。熱は和らいでいるが、患者は食欲がなく、健康は回復しておらず,横になりたがり,動きたくない。まっすぐ座ると悪化し、仰向けに寝て、厄介な呼吸をし、腕を脇から外転させて横になり、寝床を横切って寝ると、呼吸が楽になり、胸が適切に機能する。非常に疲れ,非常に弱っている。Psorinumの一服で反応が起き、発汗がおさまり、食欲が増し、呼吸がよくなる。

 Psorinumの入り組んだ症状は、レメディーで向上できるが、それは短期間であり、その後、症状は変わり、別のレメディーを選ばねばならない。それは弱い反応の状態である。

 精神面の症状は、ある強い特徴を示す。悲しみ、失望、頭上の雲から、刺す光りが見えない。自分の周りは、すべて暗闇である。自分は仕事に失敗して、貧しい家に移るとか、恩恵の日から離れて、罪を背負うと思う。日中に、固定観念が起き、夜はその夢を見る。圧倒する悲しみ、失意のまま、家族の中で、喜びが見出せない。これらの事は、激しく感じられる。仕事は成功しているのに、まるで貧しい家へ移るかのように感じる。喜びもなく、利益にも気づかない。極めて苛立ち,一人になりたがる。洗いたくない。不安だらけで,自殺さえ考える。自分の病気の回復を、諦めている。

 発疹がないのに夜、継続性の痒みで 絶望に陥る。 布団をはぎ、その後に凍える。布団をかけたら、痒くなる。寒さに敏感であるが,皮膚は、熱で悪化する。まるで、皮膚の中に、虫がいるかのように、まるで、蟻が這って表面を走るかのように、ヒリヒリし,痒く,蟻走感があり、特に、外気中に出ると、すぐに目眩がする、衰弱した人に合う。目が回り、家に帰りたがり、息が切れるのでは、と恐れる。

 老齢者の、慢性周期性の、空腹を伴う頭痛、そして、その空腹感は、頭痛の間中、続く事がよくあり、夜、何か食べたくて、起き上がらなければならない。食べる事によって、頭痛が増す事もある。食べなかったら,頭痛が起きる。激しい血流が頭に流れ込み,顔が熱くなり、汗で髪の毛が濡れ、お腹が空く。1,2、3週間毎に、再発生の頭痛が起きる。頭上を空気が流れる度に,カタルが緩み,頭痛が起きる。風邪をひくと、鼻風邪か、または頭痛が起きる。頭痛は激しく、ズキズキし、まるで、小さい金槌で突かれるかのようで、顔は赤く、熱く、時折の発汗で、頭が鬱血する。冬に、乾燥した咳をする空腹の頭痛。乾燥し、しつこく、激しい咳が出るが,痰はない。咳が消えると,周期性の頭痛が起きる。このように、症状は交互に起きる。頭痛がなくなったら、咳が出るか、あるいは、冬は、痰が頭痛と交互に出る。

 頭皮は冷たく,夏でも、毛皮の帽子をかぶり、頭を覆わないと、悪化する(Sil.)、髪を切って、前部が悪化 (Bell., Glon., Sep.)。Heparもまた、寒さから悪化する。

 冬に、湿疹や乾癬になる。乾燥した寒い気候や、冷たく湿気た気候、冷水で洗って、皿洗いから、湿疹が悪化する。

 「髪が乾燥し、光沢がなく、もつれやすく、互いにひっつき,常に櫛でとかねばならない」。

 慢性の悪臭のある耳漏、べとつき、化膿した,悪臭のある、黄色い分泌液が、耳から出る。臭い肉のような臭いがし、分泌液が出続け、耳の周りや、後ろに、発疹がある。猩紅熱からの分泌液。中耳の膿瘍、中耳炎、鼓膜の破裂、このような膿瘍から、長引く分泌液、悪臭のある分泌液。「頭痛を伴う耳漏がある。薄く、膿があり、腐敗した肉のような、恐ろしい不快臭がし、非常に臭く、化膿しており、茶色で、左耳から不快臭があり、ほぼ4年続いている」。耳漏は、水っぽく、不快臭のある下痢を伴う。耳の中に、ふけがあり、耳の後ろに、湿気たふけがある。

 歯。慢性歯周炎。歯が緩み、歯茎が沈み、海綿状で,血が出やすく、湿気ており、青く,歯が抜ける。舌の周りの潰瘍。嬰児に見られる潰瘍、アフタ、鵝口瘡、潰瘍のある口の痛み、喉の痛み、喉の,慢性化した潰瘍。慢性で分厚くなったり、伸びた口蓋垂。扁桃腺や耳下腺、顎下腺の肥大。それらは硬くなり、触ると感じやすく、風邪をひいてからの腫れ。首の腺が痛む。

  慢性腹部疾患で、便障害を伴う。患者は、柔らかい便を押し出す(Nux moshata., Alumina)。慢性の下痢は恐ろしく臭く、昼夜、頻繁に、便が出る(Sulphur,のよう、最も似ているレメディー)。正常な便を出すまでに、数回トイレに行かねばならない)。

 慢性嘔吐:胃潰瘍、胃の膨張は、関連している事がよくある。いつも、酸っぱいおくびが出る、酸性の胃。喀血や血便。この事は、変な事ではない、というのは、Psorinumは、出血の傾向があるからだ。特に子宮からの出血がある。 あらゆる種類の、月経不調,特に、月経が長引く。流産を経験し、胎盤が出たが、数日毎に、鮮血と血餅が出たり、何日も何週間も、鮮血が少し滲み出たりする。回復する度に、新たに流血が始まる。永遠に、回復する傾向がない。この状態に合うレメディーは2つあり、SulphurとPsorinumである。.弛緩と、準退縮の、顕著な状態。子宮が、普通の大きさに戻らず、このような、出血の傾向がある。無力症の状態。

 「柔らかい便で、排出しにくい」この事を忘れてはいけない。頑固な便秘。直腸からの出血。小児コレラの初期に、便がひどく臭く、消化不良である事がよくあり、嘔吐や長引く衰弱があり、子供自体が、臭い臭いがする。子供が汚く、鼻が沈没し (Ant. t.)、くぼんだ顔つきをしている。Psorinumは、反応を起こさせ,治すか、或いは、たった一つのレメディーが、完全に治癒する状態まで持って来る。それはHeparの酸っぱさではない。洗っても子供は酸っぱいミルクのように、とても酸っぱい臭いがし、おむつも、尿も,便も,汗も酸っぱい。これがHeparの、一般的な強い特徴である。便が、腐った卵のような臭いがし、痰やガスも、同様である。便の臭さはひどいが、Baptほど広がらず、Baptの便ははべとついた粘土状だが、Psorinumの便は、水っぽく,茶色で,ほとばしり、血が混じっているかもしれない。早朝,急を要する慢性の下痢。熱いガスが肛門から出て,腐った卵のような臭いがするのはArn.とStaphである。不随意に、便が夜に出る。(Chinaは黒く水っぽい便が多量に夜と食後に出る)。Psorinumにおいては、Sulphurの急を要するものと、OleanとAloeの腸内ガス、そしてAluminaやChinaやNux moschのように、柔らかい便を排出しにくいものが、見つかる。

 Psorinumの症例の中には、衰弱が起きる事がある。生殖器の虚弱。女性においては、性交を嫌らう事は異常な事ではないが、男性は、性交を嫌がる不調にはあまりならないものだ。だが、男女とも実際嫌悪があったり、楽しめない状態がある。その行いを演じる事ができるが、勃起に至るのも難しくないので、インポテンツではないが、楽しめない。インポテンツは、その後起きる。「勃起しない。その部分はたるみ、活気がない」「セックスを嫌がる。インポテンツ。性交中に射精が欠乏」「前立腺の体液が排尿前に出る」。

 老齢者の慢性尿道炎の膿が、「最後の一滴」に出て、性器はたるんで、冷たく、よく選ばれたレメディーを投与後、白か黄色の膿が出る(Sepia, Sulphur, Alumina, Psorinum.)。生殖器に通常、不快な臭いがある状態であったら、他の何よりもPsorinumが示される。悪臭は、吐き気がするほど臭く、甘い特徴があれば、Thuyaであり、いぼが、包皮を巻き戻す事によって露出し、洗っても、甘い臭いがする。

 Psorinumは、多くの心臓疾患を治癒する。ちょっとした労作で、動悸が起き、横になると改善する。縫われるような痛みは、横になる事で改善する。どちらか一方に、心雑音がする。僧帽弁に雑音がある。リューマチから起きる心膜炎。一般的な弱さ、くすんだ顔、ぼーっとした様相を伴う、心臓の症状。弱く,不規則で速い脈。

 しかし、モダリティを記録しなさい。外気で悪化、きちんと座って悪化、机に向かって座って悪化し、横になって、胸と呼吸器を休めたがる。喘息性呼吸困難は、横になって改善し、腕を体に近づけると悪化する。このような症状は、わずかなレメディーにしか見られず、Psorinumほど顕著でない。

 弱った状態。間欠性の、腸チフスの、風邪からの発熱。患者はとても熱いので、布団の中の手は、蒸し風呂に入っているかのように感じられ、熱気の感覚のため、患者は、後ろにそる。それはBelladonnaの乾燥した熱さでなく、激しい。それは蒸気である。発熱中、ゆだるような汗で、覆われる。頭と体は熱く、布団の中は、熱気か蒸気がある。(Opiumもそうだが、頭への激しい鬱血、卒中の状態における)間欠的に、呼吸が困難になる。家に帰りたがる。弱って疲労困憊し、手と膝を使って、階段を這い上がる。寒気は、それほど目立たないが、熱気は激しく,大汗をかく。 患者は、ほぼ意識朦朧とし、困惑し、うろたえ、質問に答えられない。顔は赤く膨れ斑点がある。「ちょっとした労作から、汗は多量に出て,冷たく、べとつく」。これは、弱って、動けない状態から起きる、別の形である。チフスの後、寝床で寝返りを打ったら、汗をかき、ちょっとした労作の後に、汗をかき、汗は冷たい。寝汗がひどい。布団の中が、ものすごい熱気の場合で、肺結核で寝汗をかき、熱い汗を多量にかき、精神面の状態はまるで放心状態のよう。

 消耗症で、皮膚がしなび、皮膚が汚く、洗ってもきれいにならない。腸から不快臭のある分泌液が出て、ひどく衰弱し、顔の産毛が増え(Nat-mur., Psor., Sulph Calc.)、洗っているのに、ひどく臭く、大食いだが、細い。 強烈な臭いを発する悪臭だったら、Psorinumを考えるといい。

Staphysagria(スタフィサグリア、ヒエンソウ)

 

ジェームズ・タイラー・ケント博士による
「ホメオパシーのマテリア・メディカに関する講義」(1911年)より和訳します。
ホメオパシーは、宇宙指数になる程、希釈し振盪した物質が、
どのような症状を作り出すかを証明し
それを、その症状を持つ人に与えることで、体自身が情報を得て、
自ずと治癒に向わせる、というメソッドの代替医療です。
マテリア・メディカでは、その症状の記録が書いてあります。
内容はこちらに移動しました。

https://ameblo.jp/ehkomerlo/entry-12858192595.html

Silicea (シリカ/二酸化ケイ素)

ジェームズ・タイラー・ケント博士による
「ホメオパシーのマテリア・メディカに関する講義」(1911年)より和訳します。

ホメオパシーは、宇宙指数になる程、希釈し振盪した物質が、
どのような症状を作り出すかを証明し、
それを、その症状を持つ人に与えることで、体自身が情報を得て、
自ずと治癒に向わせる、というメソッドの代替医療です。

マテリア・メディカでは、その症状の記録が書いてあります。

内容はこちらに移動しました。

https://ameblo.jp/ehkomerlo/entry-12861181154.html
https://ameblo.jp/ehkomerlo/entry-12862124564.html

Aloe (アロエ)

 AloeはかなりAesculusに似ており、静脈が特に鬱血し、全身がこわばり,充満を引き起こすが、最大の障害は、門脈系静脈にあり、肝臓・下腹部・直腸・小腸の部位が非常に膨れることである。これは痔に関する。下腹部が痛み、Nux vomicaのように、排便したくなり、臍の周りに、切れるような、さし込む痛みが起きる。直腸まで撃つように降りる臍の周りの痛みは、ナイフで切ったかのようだ。赤痢や下痢の問題。下痢では、さらさらした黄色く、不快臭のある、皮膚を剥ぐような便が、溢れ出て、それは火のように燃え、肛門は痛い。患者は便を押さえにくく、すぐ便が出てしまうので、括約筋から目が離せない。急に便が出るかもしれないので、ほんの少しの放屁もできない。Aloeは下痢と共に、下腹部がガスで膨れ、それで充満感ときつさが感じられ、しょっちゅう排便に行かねばならない。歩き始めた途端、不随意に粘液や便の小さい黄色いしずくが、カーペットに落ちる。母親が小さい子を叱る事もあるが、これは仕方ない事で、不随意に出るため、便を押さえる事ができない。括約筋が制御欠陥。この状態は必ずしも下痢に限定されるとは限らない。なぜなら、子供たちは不随意に,小さく硬い、大理石のような、バラバラの便を落としてしまう時があるからである。子供は排便した事さえ知らない。直腸付近の肛門の突出が緩み、出血がたまる。一口食べる度に、排便したくなり、水を飲むと、急いで排便しに行く事がよくある。季節外れの牡蠣を食べてから、下痢が起きる。テキストのLyc.の項に、牡蠣からの中毒が書かれているので、諸君は Lycopodiumを与えようという気になるかもしれない。旬の牡蠣から中毒にかかったのが Lyc.で、季節外れの牡蠣はAloeだと言って、諸君は正当化するかどうかわからないが、暑い時期や繁殖期の牡蠣には、重大な中毒効果があり、他の時期には見られない。非常に多くの人々が吐き気を起こし、腹が膨れ、激しい下痢になり、牡蠣を食べた後、数日間はすべて吐き出す。今、その症状群がある場合、 Lycopodiumはそれを治し、牡蠣から病気になる傾向を取り除くだろう。しかし、病人が、暑い季節に牡蠣を食べてから、コレラのような疾患になったことがわかったら、 Aloeがそのレメディーであることがわかるだろう。

 このレメディーは十分に証明されていないため、私は初めの頃、臨床的に使用されているものを参照した。静脈の状態においては、他のどのレメディーよりもSulphurが近く関連している。 Kali biとSulphurとAloeを、合わせて調べたら、諸君は胃と腸との素晴らしい関係に驚く事だろう。

 私たちが気づいた数少ない精神的症状には「彼女は1週間で死ぬことを知っていた」「人生は重荷である」「動く事を嫌う」がある。区別できるものはほとんどなく、多くのレメディーに共通するものも、ほんのわずかだ。Aloeの患者は痛みの影響で、過剰に興奮気味で、痛みは一般的に下腹部に起きる。下腹部に疝痛のような痛みや、ガスの痛みがあり、そのため絶望し、その疝痛の発作中,過剰に苛つき興奮する。ある意味で目立つ小さな症状として「人を憎み、誰をも嫌がる」がある。

 腸障害の間に起きる頭の鬱血は、門脈系に見られる、一種の静脈鬱滞である。「額を横切る頭痛」「頭痛は暑さで悪化し、冷たい物を当てる事で改善する」。暑さから悪化し、寒さで楽になるのは、Aloeに共通している。寒い部屋にいたがり、暑くほてりを感じ、皮膚は暑く乾燥している事がよくあり、夜寝床で布団をはぎ、四肢が燃えるようで、手が暑く,足は冷たいか,あるいは手が冷たく,足が熱く、これらは交互に起きる。 頭は熱く、そこに何か冷たい物を当てたがる。これは表面の熱さから起き,発熱ではない。表面が熱い感覚がし、体の表面が鬱血し,充満感がしたり、体中の静脈が充満し、鬱血している感じがしたりする。このレメディーでは出血がよく起き、鼻や腸、膀胱から、静脈の漏れがある。一般的に出血する。静脈は静脈瘤になり、皮膚は熱くなる。 体の穴には多量の熱があり、目、口、喉が熱く燃える。肛門のあたりに、乾燥、灼熱、表皮剥離感が起きる。

 飲食の項で「夕食後すぐに腹部がゴロゴロ鳴る」が見つかる。下痢がない時や、便秘がある時でさえ、食べたり飲んだりすると、腸の中に疝痛の痛みが起きる。

、  このレメディーはビールを飲む老人の病訴に役立つ。ビールを飲んで下痢になる。ビールを飲むたびに下痢になる人は、 Aloeがその症状に合う事に気づくだろうが、Kali bi.が合う時もあり。この2つのレメディーは胃腸の症状に関し、非常に似ている。「胃の圧迫を伴うおくび」。毛細血管と静脈の鬱血の傾向の別の例がここにある。「喀血」と腸からの血液。

 肝臓部に燃焼感や熱など、多くの痛みがある。ほとんどの場合、右下肋部において、膨張と充満が見られる。これは卓越した肝臓の薬である。Sulphurほどは深く作用しない。Sulphurが後続せねばならない場合、Aloeは緩和剤として役立つ事が、よく見られる。Sulph. ac.やKali bi. やSepiaは、Aloeに後続する薬で、それを補完し、作用を完了する。肝臓部に大きな充満、膨張、縫うような痛みがあり、乾燥した暑く燃えるような皮膚、体温の上昇がない場合、これらの肝臓の問題において、Aloeはよいスタートを切るだろう。Aloeはいくぶん熱があるが、このような皮膚の熱さの感覚や乾燥感は、発熱なく起き、乾癬患者に見られるようなものだ。Aloeは、いくぶんかの範囲で発疹を起こすかどうかを立証するための、 このプルービングは十分に広範ではなかったが、もしそれが証明できれば、抗乾癬薬の中に置けるだろう。これはSulphurのように、深く長期に作用する体質的なレメディーではないが、AconiteやBelladonnaのように、短期間に作用するものでもない。病訴は中程度の速さでだけ起きる。それはBryoniaと非常によく関連しているかもしれない。Bryoniaは、Sulphurほど、生命物質には深く関わっていない。

 おそらく、腹部状態の、最も顕著な特徴の一つは、充満感、膨張そしてゴロゴロという音だ。それは、まるで腹部が破裂するようで、ゴロゴロという音がとても大きいので、部屋の誰かに聞こえるかのようだ。腹鳴が続く。ゴロゴロという大きな音を立てながら、水が栓から出て来るかのように、便が音を立てて出て来る。初期の著者のテキストでは、便が出る間、ゴロゴロ、パチパチと、かなりのガスを伴っており、飛び散るようだと述べられている。腹部は大量のガスが出た後でさえも、変わらず膨らんでいるように見える。楽にならない。痛みは、特に腹部を横切り、臀部辺りに感じられる。腹部が横行結腸を横切り、また上行・下行結腸を横切って破裂するかのようなひどい膨張で、 痛み、ゴボゴボ、ゴロゴロという音がし、重く、外に向かう圧迫感を感じる。「上腹部や臍の周りに、ねじれるような、握られるような痛みで、強いて抱き寄せるように座ると楽になる」「まるで下痢が起こるかのような腹部の衰弱感」。衰弱が非常に大きい時があるので、患者は余儀なく下痢で寝ること事になり、疲労困憊するほどなので、それをPodophyllumと間違える事がよくある。Pod.は大きく膨張し、激しくほとばしり、かなり腸内ガスがあり、腸内でゴロゴロと大きな音がし、朝4時に症状が起きる。AloeはここでもSulph.のようで、下痢で、早朝目が覚め、飛び出し、両足を冷やすために、布団から足を出す時もあり、足の裏が燃えるようで、布団をはぐ。腹部が握られるようで、腹部が衰弱した感じがする。「腹全体、特に側部および臍の両側の痛み」腹部が敏感なので、快適な姿勢が見つからない。「風邪をひいた後、朝晩繰り返し鈍い腹痛がおきる」。

 さて、ここに女性の状態に関し、下痢ではない腹部の症状がある。「まるで恥骨結合と尾骨の間に、栓が詰まっているかのように感じる」「立っていると股間や腰に、分娩のような痛みがある」。満腹感、体表の熱、朝の下痢傾向、子宮脱、結節性恥骨と尾骨の間に挟まれた栓の感覚と関連している場合、Aloeは、長期間にわたる子宮脱を治してきた。子宮の外へ向かう圧迫はその感覚を引き起こす。 まるで骨盤のすべての部分が押し出されるように引きずる。骨盤内や膣内の狭い所を通るような感覚。

 「排便を急くが、熱いおならが出るだけで、楽にはなるが、またすぐに行きたくなる」。患者が排便に行くよう強いられるが、便座に座ると風が通過するだけである。このような問題で苦しむ老齢者、便秘で苦しむ人、何日も便が出ないが、ほんの少しだけ、日中は何度か感じられる人、排便に行かねばならないが、ほんの少し風が通るだけの人にも、これは役立つ。Natrum sulph.は通常、まさに、この状態に打ち勝つ。「塊状で水分の多い便」。これはAloeの強い特徴である。水っぽい便と混じった硬い塊、 塊は水や液体の便の中にあり、大理石や羊の糞のように見える小さな硬い塊。便秘において便は塊が多く、大理石のようである。これらの小さな結節は便意なく、長時間直腸内に留まり、最終的に無意識のうち出てしまい,服の中で見つかる。肛門内の感覚が完全に喪失、麻酔。便が通過中でも感じがしない。

 多くのAloeの問題は、炎症性の直腸、および結腸下部の鋭い炎症状態を伴う、赤痢的な特徴であり、血が混じった分泌液や、黄色のゼリー様の粘液がある。Aloe患者はこのような大量のカタルや、ゼリー様の粘液だけを出すだろう。ブドウの房のような痔核のためにAloeをお忘れなく。「肛門のかゆみと燃えは、睡眠を妨げる」。患者はあえて肛門の中に指を入れる。痒みはそれほど激しく、患者はそのままにしておけず、そうすれば気を散らせるかのようだ。Aloeの共通の特徴は、軟膏で燃焼が増加する事だ。軟膏を塗布した後に、潰瘍の周りの皮膚が燃え上がる。Sulphur患者もまた、何を付けても我慢できない。それは患者に有毒であり、発疹が噴き出る。

 粘膜が炎症を起こしている所はどこでも、厚いゼリー状粘液の粘液の沈殿物が形成される。潰瘍化した斑点またはアフタの斑点、または炎症を起こした表面がある場合、厚いゼリー状の粘液の塊は、時には皮のように厚く剥がれる。時には、直腸の下部がこの状態にあり、塊状の便がゼリー状になっていると言うだろう。Graphitesの塊状の便は、凝固した卵の白味に、埋め込まれているかのように見える。Aloe患者は、便が出る前に、直腸の下部を占めていた、ティーカップ1杯分の厚いゼリー状の粘液の塊を、はき出すことがある。この症状を示した直腸狭窄の症例を、Aloeが治した。狭窄が、ほとんどすべての便が、肛門へ落ちていく事を防いでいたが、直腸が1日3〜4倍塞ぎ、余儀なく、患者に、大量のゼリー状の粘液を出させていた。なんとか通した便は、そのはパイプ軸より、かろうじて大きかった。我々の薬は狭窄を治せないと言われて来たが、狭窄を治す時もある。それらが患者を治すことができれば、いかに自然が炎症組織全体を受け入れて、管が正常になることか、すばらしいことだ。尿道の狭窄や、直腸の狭窄において、このような事が何度も見られている。

Ammonium Muriaticum (塩化アンモニウム)

 まるで血管の中が沸騰しているような感じが、しょっちゅうある。寒さに敏感。外気中で多くの病訴が増す。ほてりが起き、最終的に発汗する。裂けるような痛みがあり、広範囲にわたって、ヒリヒリした痛みがはびこる。粘膜の、燃えるような、肌を削ぐような痛み。引っ張られるような、靭帯が短くなったような感覚。これは長く作用するレメディーである。信憑性が高い周知の精神面の症状が2〜3ある。ある特定の人に対し、不安や焦燥感、毛嫌いする。頭の神経痛とリウマチ性の痛み。頭の中に裂くような痛みがある。こめかみに縫われるような、裂けるような痛みがある。頭皮や他の部分が痒い。麻疹のように全身に発疹が出る。そのため症状が合えば、莢膜白内障を治す。目の前に黄色い点が見える。黄昏時やぼんやりとした光の中では、目蓋と眼球が燃えるように痛い。明るい光の中では目の前に霧がかかる。冷たい空気の中を歩くと、耳が燃えるように痛い。聞こえにくい。右耳や喉、喉頭のカタル。

 かなりくしゃみが出て、水っぽく燃焼感のある分泌液が出るのだが、鼻が詰まる。喉頭部が燃焼する鼻風邪。鼻風邪に対する伝統医学の外用薬として使われてきた。喉の痛みや、喉頭の炎症が起きる時がある。この疾患では、昔はサルアンモニアの大きな塊ができる結晶のいくつかを、普通のジャックナイフで水の中に削り取ったものだ。症状にかかわらず、皆同じことをした。そのいくつかは、発熱の有無にかかわらず、このような悪い風邪を速やかに治癒した。それは今では見過ごされているレメディーである。その症状は注意深く調べる必要がある。

 その病訴の多くは、顔がひどく蒼白である。顔の骨を裂くような痛み。縫われるような痛みを伴う、顎下腺や耳下腺の腫れ。Am.c.のように、口と唇が燃え流ようで、肌を削ぐ。舌が腫れる。これは、なんとも言いようのない喉の痛みに、非常に役立つレメディーであるが、特に顕著な燃えるような、かなりネバネバするような粘液が起き、首や首の腺が脈打ち、ひどく腫れ、青白い顔をし、喉の中が縫われるように痛く、喉の渇きを伴ったり、伴わなかったりし、腫れた所にひどい痛みがある。

 食べると、食べ物のおくびが出たり、嘔吐したりする。満腹感を伴う空腹は、腸内ガスの状態である。空腹感、胃と脾臓の中の消耗、下腹部に燃えるような、縫うような、裂けるような痛みがある。腸内ガスで膨張する。腸の中でかなりゴロゴロ音がする。鼠蹊部がかなり痛い。月経中、腹部と背中の痛み。腹部が太く、緩み、重く、下肢が細い。排便中および直後の、直腸や肛門の表皮剥離や燃焼。会陰の縫うような、裂けるような痛み。硬くポロポロの便で、排出が非常に難しく、腹筋を使わねばならない。このようなアンモニアの塩は全て、痛みを伴う痔になる。便が擦り落とされたようで、血が混じり、水っぽく、また、午前中に緑色の粘り気の便が出る場合、これはその下痢を治すことができる。Am. cのような月経中の下痢と嘔吐。それは拡大した前立腺や、拡大した子宮も治癒している。

 毎月、月経が遅すぎに来て、背中や腹部に痛みがある。Am. c. のように出血は黒く、血餅を伴う。月経中に、コレラのような症状を伴い、腸または直腸からの出血がある事がしばしばある。

 大量の子宮出血。 痛みのない白い帯下。腹部や月経の症状全てを伴い、ゴロゴロという音や疝痛を伴う多量の腸内ガスが起きる。

 これらの症状は特に、青白く病的で、弱い女性に起こる。

 喉頭や気管支につながるカタルの問題では、縫うような、裂けるような、燃えるような痛みを伴う。喉頭内の燃焼を伴う声枯れや声の喪失。喉頭から白い粘液を絶えずかき集める。腕を使ったり、手作業をしている時に、呼吸が困難になる。外気または冷たい空気中で、胸が重くなる。喉頭がずっとくすぐったい、乾燥した咳。毎日繰り返えし起きる窒息感のある咳。毎日乾いた咳と速い脈拍を伴う、肺結核に向かっているか細い人。

 腰の線での激しい腰痛は、夜悪化する。肩の間が寒い。

 縫うような、引っ張られるような、四肢が裂けるような痛み。四肢が引っ張られるよう。下肢の筋肉や腱の緊張。歩いている時に、太ももの後部に緊張がある。夜寝床の中で足が冷たくなる。夜の後半に汗を多量にかく。火照りと発熱。

 もし読者の皆さんがプルービングを行い、慎重に研究すれば、指摘された方向にこのレメディーを使用することができ、言及されていない使用法を見出すはずだ。

セラピー&瞑想

 「病は気から」。身体的な疾患だけでなく、心の問題が身体に影響することは昔から言われています。お医者さんの中には心に響く言葉がけをしてくださる方がいて、身体の症状が良くなった例があります。目が見えにくくなっていた女性(20代)が、眼科に行って検査後、お医者さんに最近悩みがあったかと聞かれ、はっと彼との問題を思い出し、それを話すと症状が改善した。背骨が痛く、どの治療を受けても変化しなかった女性(60代)に、お医者さんが「お子さんにだけ人生をかけてこられたようだが、これからは自分の人生を生きるようにしてはどうか」と言われ、痛みが和らいだ。そういうお医者さんに出会えたら幸運ですよね。また治療しようがないケースには精神面の問題があるとみなすお医者さんも増えているように思えます。

 最近では鬱、引きこもりなど、心の問題が現代社会の大きなテーマとなっています。まず保険が効くのであれば、と精神科を考えますよね。ただ精神科ではカウンセリングはなく、症状に応じたお薬を出してくれるそうです。また、お医者さんが一人の患者さんに割ける時間は限られていて、心行くまで話を聞いてもらえないかもしれませんね。

 臨床心理士や心理療法士によるカウンセリングが、徐々に注目され始めていますが、保険は適用されないようです。これについてはスイスでは、健康保険で適用されることが多いと思います。子供の心理相談、言語発達の相談などは、学校を通じ、無料で行われています。また、チューリッヒでユング派心理療法分析家の資格を習得され、スイスにお住まいの日本人カウンセラーも多々いらっしゃり、これについては、スイスの追加保険(健康保険以外の追加の保険)が適用されます。

 日本の象徴、英国の象徴として、今の世界の現状をまるで象徴しているかのように、雅子皇后陛下も、ウィリアム王子やヘンリー王子も、大きなショック、ストレス、落ち込みから、ご自分を解放するためカウンセリングやセラピーを受けてこられ、自分自身を生きることに光を見つけてこられたことは、心の問題で苦しんでいる多くの人々を、陰ながらも励ます存在になっていらっしゃるのではないでしょうか。

 自己負担にはなるのですが、心身の健康と人生そのものを考えれば、カウンセリングやセラピーを受けられることは、切にお勧めします。それは悩みを抱えているご本人だけでなく、その周囲のご家族、ご友人も、少しでも気が楽になり、幸せになる機会を与えてくれます。カウンセラーやセラピストは、時間を十分とって聞いてくれます。頑張ってきた自分へのご褒美として、セラピーやカウンセリングを受けてみるのはいかがでしょうか。それによってお金が減るのではなく、心身の健康という財産が蓄えられ、愛という利子が付いてきます。本当の意味での豊かさにつながることでしょう。

 瞑想も大変心の問題に役立ちます。心が鎮まり、気が満ち、愛が溢れてきます。ただ、体に不調があると瞑想しにくいように、心に悩みがあると瞑想に入りにくいと思いませんか。悩みがある時ほど、マインドがどんどん話を続け、心が静かになりにくくネガティブな方向に行ってしまう経験をしたことがありませんか。身体に不調があると医者に行くように、心に不調があるとその専門家に行って調整してもらうのは、本当にお勧めです。心の調整は、自分でするより、誰かと一緒に取り組む方が、鏡のような効果が出てきます。そうしながら瞑想を続けると効果が見えてくることでしょう。

 さて、カウンセリングとセラピーがどう違うのでしょうか。カウンセリングは受動的にクライアントさんの話を聞いていきます。誰にも言えなかったことを聞いてもらえて、本当に気が楽になることでしょう。本人に気づきが起きると、問題が解決されます。また、カウンセラーさんから、いいアドバイスがもらえることもあるでしょう。

 ただ、脳にその感情や思考パターンが残っていたり、インナーチャイルドがしっかりしがみついていると、繰り返し今までと同じ行動パターン、思考パターンに入り込んでしまうことが多いと思います。セラピーの場合、何らかのテクニックで、そのパターンから脳を解放するお手伝いをしてくれます。そのテクニックはアロマだったり、キネシオロジーだったり、音叉だったり、リンパポイントのマッサージや経絡、神経血管ポイントの調整、またホメオパシーだったりするかもしれません。

 癌もしかりです。薬の他に、または投薬の前に、カウンセリングやセラピーなどで、感情やストレスの解放をすることは、食べ物に気をつけるのと同じくらい大切なことで、それによって大きく癌の症状が変わることは、「ニュー•ジャーマン•メディシン」という手法を作り出したドイツ人医師ハマー博士も述べています。博士は多くの疾患が、ショックな経験から起きることを、臨床の場で発見していきました。そして、博士は、患者さんのショックを解放することで、健康が回復されることを目撃してきました。そこから生まれたのが「ニュー•ジャーマン•メディシン」というメソッドです。

セラピー&瞑想。ぜひ、お勧めします。


PAGE TOP